【お盆渋滞も覚悟】関西からご来光富士山登山に行ってきた

2009年以来、4年ぶり3度目の富士山へ行ってきた。

場所との相性ってあるのだろうか。

宗谷岬・納沙布岬・富士山・剣山(徳島)などなど、複数回行っても晴れないところがある。今年は晴れ運が強い気が(勝手にw)するので、チャンスかなと思い行くことにした。

今年の富士山登山の目標は3つだけ

  • 晴れた頂上に立つ
  • 晴れた日にお鉢めぐりをする(富士山頂はぐるっと一周できる)
  • 富士山頂郵便局で証明書を買う&自分の手ではがきを出す

3は期間限定での開局(2018年の場合は7/11-8/19まで、要確認)なので、今後の予定からして、さっさと出発しないと今年は行けないことになる。

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ラパン号で富士山に向け出発!

そんなわけで、8/8出発、8/9に頂上に立つ、というプランで家を出発した。予報では天気もよさそうだ。

静岡・山梨までは、名神~東名で行くのが一般的なのかもしれないが、渋滞を考慮して、100キロほど距離は増えるが名神→中央道・長野経由で向かうことにした。

滋賀の多賀SAで念願の肉巻きおにぎりを買い食いしつつ、山陽→中国→名神はトラックの後ろについてのんびり走っていたのだけど、このペースだと一体いつ到着するんやろうか、ということにようやく気付くわたしw。

ラパン号にちょっと頑張って走ってもらうことにした。お昼12時前に出発したというのに、北麓駐車場に着いたのは19時。富士山遠いわ(笑)。家から600キロ弱。

中央道からだと、河口湖ICで降りて車で5分くらいのところに富士山北麓駐車場がある。

周りには案内も出ているし、マイカー規制のある富士スバルライン近くには警備員さんも立っているので、訊いたら教えてもらえると思う。

わたしが利用した時で1回1,000円。1,400台駐車可能の大きな駐車場だ。毎年当てはまるのか不明だが、ピーク時でも満車になることはなかったとか。

詳しくは、こちらのページを。(2020年は富士山には登れない)

5合目までのシャトルバスの本数は思ったより多い

シャトルバスはわたしの調べ方が悪かったようで、北麓駐車場から5合目のバスは夜の23時まで30分おきに出発しているようで一安心(朝は6時からだったと思う)。

着替えて仮眠を取って、21時か22時のバスで5合目まで行こうと思ったけれどまぁ、寝れんよね。

コーフンしてるから、仕方ない。本当はダメだけどね。周りにもいっぱい「ダメ!弾丸登山」って書いてるけどね。

眠れないので出発してしまおう・5合目へ

そんなわけで20時のシャトルバス(往復2,000円ほど・片道約40分)にて5合目へ向かうことに。

到着した5合目のレストハウスには思ったより人は少なかった。

5合目でもトイレ使用料が必要になる。自販機のペットボトルも普通の値段ではなくなる。

高度に慣れるためも含めお店を物色していると、かわいいフラッグを発見した(@500)。

もちろん買いである(^ω^)。

あと、はがきを購入。富士山頂郵便局から出す人の住所だけ書いておいた。

21:15 河口湖口5合目を出発

行動食を少しだけお腹に入れて21:15歩き始めることにした。

高山病になりませんように。

まだバスで5合目に到着してから40分もたってないので、とりあえずゆっくりゆっくり歩いて行く。

寝てない自分のこともわかっているので、とにかく今回の目標はコースタイム(CT)を気にしないで、山頂に立つことだけを考えた。

CTもしくはそれ以上かけて、ゆっくり歩くこと。頂上までたった6キロだけど、なめちゃだめなのが富士山なのだ。

6合目まで40分かけて

6合目までのCTは45分。

(案内には1.6キロ49分と書いているが、わたしの登山地図のCTということで)

5合目から6合目まではなだらかな道が続く。

亀さんかというくらいゆっくり歩いて、多分後ろから来たすべての人に抜かれた気がするが気にしない(笑)。それでもかかった時間は40分。もっとゆっくり歩かなくては。

9日は晴れ一時雲か霧かぁ。大丈夫。きっと晴れるはず。

わたしが登り始めたのが、河口湖口・富士スバルライン5合目

吉田口登山口からの道と6合目で合流していて、一般的に吉田ルートと呼ばれている。ここが一番メジャーな富士山の登山道だろう。

7合目着は23時15分

ちょうど2時間(CT1時間55分)。

よしよし、いい感じだ(^ω^)。

7合目にはいくつか山小屋がある。山小屋と山小屋には距離があって標高差があるのに、どこもかしこも7合目なのでちょっとがっかりするw。

6~7合目ではまだまだ序盤。

こんなにゆっくり歩いているのに、6合目までで抜かれた人を全員抜かした感じだったw。

みんなペースが速すぎる気がするが?

すぐにゼーゼー言って立ち止まっている。7合目~8合目は岩場で歩きにくく、8合目からが本番なのに。そんなに急がなくてもいいのに(^ω^)。

お腹が空いてきたので、軽食休憩。

15分ほどのち、8合目へ向けて出発

7合目過ぎからはゴツゴツした岩場になってくるので、軍手をして歩いていく。が。もうちょっとで8合目という3,000mの東洋館で、激しい睡魔に襲われる(´д`)。

時間は0時半を過ぎたころ。建物の表も座りやすい場所だったので、ありったけの服を着て体育座りでしばし眠りにつく体勢に。

そんなわけで、この辺で1時間ほど大休憩。

少しはすっきりしたかな?

8合目まで行けば、一つの難は乗り切るからと言い聞かせるけど、眠さも相まってか、足を上げて岩場を歩くのが面倒くさくて仕方がない(笑)。

しんどい、ではなく、面倒くさい、だ。歩いていて初めてそんなこと思った。睡魔恐るべし。

本8合目の胸突江戸屋に3時着

ここまで5時間45分(CT4時間半)。

山小屋が見えるたびにサボっている割りには、まずまずいい感じだ。

リラックマ・ウサビッチ・ドラえもん・ピカチュウなどなど今年は薄手の着ぐるみ?来ている若者が多い。こういうので富士山に登るのが今流行ってるのかな。

再び歩き始めると、少し渋滞ができ始めたけれど、早く行く人は横から抜いていくので思ったほどひどくもなかった。

そして、意外と列に続いて歩くのも悪くない。その中に紛れて一緒に歩いて行ける。

ヘッドライトをぴっかりつけて歩いていたけど、徐々に自分の足元がライトに頼らなくても見えるようになってきた。

もうすぐ、夜が明けるね。

日の出は4時45分くらいだろうか。

そのまま歩けば頂上まで着けたと思うけど、頂上手前200mのところにいいスペースがあったのでそこで待機することにした。

ご来光は見れても見れなくても、どっちでもよかったけど、人間欲張りなもので見れるとなったらゆっくりみたいなと(^ω^)。

空がどんどん焼けてきた

あれ、でも雲が多いからかな?丸っこい太陽らしきものはうっすら確認できるけど、ご来光は見えないのかも・・・もうすぐ5時だ。

20分以上待っているけど、もう進もうかな。ま、でもこの朝焼けが見れただけでもよかったよ。そんな感じで、ブログに載せようと今フラッグを入れつつ携帯で写真を撮っていると

「(写真を撮りやすいように、旗を)持っていましょうか」と愛知のお姉さんが声をかけてくれた。

こういうのうれしいよね。そんなことをしていると、上の方から「うぉぉー」という声が聞こえてきた。

富士山で見る、待望のご来光!

うそっ!

ぴかぴかの太陽が姿を現した。

太陽って、おでこがぴっかり光っているんだ。

線香花火の、玉みたいなの。

思っても見なかったご来光に、自分でも驚くくらい感動した。今までにも、他の場所で何度も見たことあるご来光。こんなの知らない。

あんまりにも神々しくて。

ええもん見れた。うん、今年見れて本当によかったと思った(^ω^)。

さぁ。あと200メートルで頂上だ

富士山頂は、人でごった返していた。

5時20分着(約8時間で到着)

この人の山を見ると、頂上でご来光を見なくてよかったと少し思ったりした(笑)。

ぐるっと周って富士山頂郵便局に行くとしよう。

念願の富士山頂郵便局到着

3度目だが一度も訪れたことがなかったのだ(9月に登ったのですでに閉局していた、台風の強風と雨でお鉢巡りをやめた、という理由)。

吉田ルートの上から周る方向にもよるけど、20分くらいだろうか。

今年は御殿場口から上がったところに開局している(バスツアーの人は、基本的にお鉢巡りをする時間は設けられてない=郵便局にも行けないことが多いのでどうしても行きたい方は注意だ)。

さすがに頂上は寒い。

防寒セットをすべて身に着けても、寒くて手が震える。うまく書けないけど5枚ばかり葉書を書いた。住所だけ5合目で書いていて本当によかった。

登山証明書を2種類ゲット

下の2つは2つで1セットだ。あと3Dタイプのものもあったので購入。

2種類で1,500円するけど、全部切手付で自分宛に出せるのもうれしい。

ちゃんと我が家に配達されますように(^ω^)。世界遺産に登録された今年限りの記念のスタンプも郵便局に置いてあった。

自衛隊の人が「最強伝説」って書いた旗をもって写真を撮っていた。

晴天のお鉢巡りをしよう

富士山ってなだらかな形をしているから、頂上がぽつっとあって・・、というイメージを持ちがちだが、実際は意外と広い。

ちなみに写真で写っている左奥の一番高いところが3,776m・剣ヶ峰という富士山の最高地点だ。

目視で行列ができているのが確認できるし、前に行っているから今日は行かないでおく。

そんなわけで、通りがかったお父さんにこの写真を撮ってもらい、思い残すことは今日はない!はず。

ぐるっとお鉢巡りをしたいだけだったのに。巻き道はなかった。仕方なく登り、剣ヶ峰付近を通過。写真を撮るのに大行列ができていた。

のんびり歩いて行く。

満足できたし、そろそろ下りるとしよう。

8時15分、富士山を下って行く

CTで下りは約4時間。

さらば富士山。今日晴れた富士山に登れて大満足である。

下山道は6合目あたりまで、ブルドーザーが走る道を下る、下り一辺倒なのでとにかく足が飽きないかそれだけが心配。

下り始めてしばらくすると、ガスが出始めた。

こうなるとズリズリ滑る下山道に、何にも見えない景色とまぁ・・・飽きるよね(^ω^)。

前回は初めてだったから大丈夫だったんだと認識。もう面白くなくて、本当に辛くて辛くて仕方がなかった(笑)。次歩くなら、御殿場or須走コースを選択肢しよう。

※下り7合目・6合目には売店がないので、 飲み物は8合目までで購入しておいたほうがよいかと。

さぼりつつ、何とか7合目まで下りきる。やっと少し道が変わってほっとする。

6合目までくればこっちのもんだ。

河口湖口5合目着

CTきっちりかけて辿り着いた5合目は、やっぱり祭りだった。人多すぎだ(わたしもその1人だが)。

世界遺産に登録され、ところどころに警備員さんが立っていたり、6~8合目のトイレ利用料が100円→200円へ、頂上200→300円にUPはしていたり、案内標識が増えていたりと、変化していたことがいくつかあった。

北麓駐車場へ戻るまで我慢できず、5合目でコーラを買ってぐびり。

はぁぁぁ、最高っ٩( ‘ω’ )و

ちょうどバスが来ていたので飛び乗り、座るともうおやすみ3秒の爆睡。

北麓駐車場へ戻ってきた。

下りは砂埃まみれになるので、手洗い場で顔を洗わせてもらった。真っ黒くろすけだ。また鼻毛が伸びるやんw。

さて、お昼ご飯を食べて兵庫に帰ろう

温泉に入りたかったけど、入ると二度と起き上がれない気がしたので、とりあえず吉田うどん(衝撃だったわ!)を食べて、山中湖あたりを走り

いい景色やぁ、と思っていると

東京まで近い!ことがわかった。

箱根とか行けそうな距離案内だったもの。富士山しか目に入っていなかったけれど、今更ながらこんなところまで来てたのだね。周りたいけど、予定があるのでゆっくりもできない。

帰りは東名を通って帰ろうとしたのが大間違い。

世の中を知った、とどろき2013の夏。お盆休み始まってたぜ!!w

愛知に住むばんちゃんを呼び出してご飯でも食べようかと思ったけど無理やな(と思ったら、テレバシーか、ばんちゃんから「今どこ?」とメールがきてびっくりw)。

渋滞、渋滞、そして追突事故。

そんなんの繰り返し。お願いです、へたっぴな人はどうかバスか電車に乗ってください(´д`)。

仮眠を取りつつ走るけれど、夜も早朝も渋滞40キロ。動かなくてまた眠くなって、仮眠、の繰り返し。

ちっとも進まんわw。

大山崎ジャンクション~吹田も40キロ(2時間以上)との案内。

スカスカの京都縦貫道で亀岡より少し北まで乗り、いつものR372(兵庫県・篠山経由)にて帰宅。

大分北へ進んで大回りだったけど、大山崎からちょうど2時間で帰ることができた。我ながらいい選択だった。これからこんなときはこのルートで帰ろう。

R372では今更?というトラックも発見。

お昼の12時にようやく帰宅。富士山より疲れたw。

夜は、稲美町の花火大会へ。

来年はちゃんと三脚持って行こう。しかし夏って、忙しい(笑)。

以上、関西から一人で行った、0泊3日の富士山登山の記録である。

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