【’16北海道ツーリング4日目後編】稚内→浜頓別→稚内~感動のエサヌカ線~

最北端・宗谷岬と宗谷丘陵を楽しんだ中編の記事はこちら

宗谷岬・宗谷丘陵を後にし、一路南下。浜頓別(はまとんべつ)方面までR238の海岸線を進んで行く。エサヌカ線に行くためだ。

エサヌカ線はR238より海側にある猿払(さるふつ)村の村道である。

猿払のシェルターを抜けたらそろそろ、と思っていたのだが、1キロ手前にも発見したエサヌカ線への案内。

エサヌカ線への入口案内

以前はこんな案内はなかったはずだ。

エサヌカ線への入口は知らないとわかりにくい場所だったので、小さめの案内ではあるがありがたい(紋別方向から北上してきた場合にも案内があるかどうかはわからないが)。

正式名称は、天北南部広域農道というらしい。今ツーリングマップルを見て初めて知ったw。

快晴のエサヌカ線

以前は紋別から北上してきた。

手前まで晴れていたのに、エサヌカ線はどんより曇り空になってしまった。それでも感動したけれど、できれば晴れて欲しかった場所。

願いは通じるものなのだろうか(*・ω・)。

エサヌカ線、最高

文句のない快晴!

オロロンラインに比べてさらに交通量が少ない(と思う)。向うからバイクや車がくれば、すぐにわかる。

絶景!

それまでは、好きにできちゃえる。それにしても何だこの道。感動だ(´ω`)。ときおりライダーさんとすれ違う。ピースサイン率100%(V)。

快晴のエサヌカ線@北海道の絶景ロード

自分が走っている姿なんてなかなか見れないので動画も撮ってみる。その切り取り画像。

舞鶴港からフェリーで

うん、何だか自分が新鮮(*・ω・)w。わたしって、バンバンとこんな風に旅しているのか。

距離にして20キロ弱。駆け抜けてしまえばわずかな時間なのだろうが、小一時間エサヌカ線にいた。

スペースがあるところに、バンバンと停まって座り込んでみた。耳を澄ませる。たまにやってくる車やバイクの音がよくわかる。海に近いけれど静かで、ぽかぽか陽気。とても気持ちがいい。何てしあわせな時間なんだ。

北海道に来ると、走ることが楽しくって、ついつい1日めいっぱい走ってしまう傾向にある。それもいいとわかっているが、今回は気に入ったところで足を止めながら、ゆっくり進みたいなと思っている。

どうなるかと思った北海道ツーリングだが、ここ2日天気に恵まれて本当にラッキーだ。1週間来るのが早かったら恐らく雨の連続だっただろうから。

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さて、15:00 稚内のお家に帰ろう

稚内を今日の寝床にしたのは、そうしなければどっち方面から来たとしても

オロロンライン(道道106)~宗谷岬・宗谷丘陵~R238~エサヌカ線、というルートをついつい選んでしまうからだ。

でも今回、また豊富温泉にも入りたい、豊富で食べたいものがある、もっと道北の走ったことのない道を走ってみたい、と思っていたので稚内に戻ることにした。これで明日は内陸部を散策できる。

走ってみたかったR275から伸びる道道785号線で豊富方面を目指し、稚内へ帰ろう。

道道785号線(豊富中頓別線)

気持ちのいいワインディング

ツーリングマップルには「全面舗装の快適ワインディングロード、晴れた日には遠くに利尻山を遠望」と書いてある、知駒岳(しりこまだけ)の直ぐ側の道道。

ワインディングロード

交通量も少なく、すれ違ったのはバイク1台のみ。ブリブリ走るバンバンではないが、それでもくねくね道を気持ちよく走れたので、こういう道が好きなライダーさんはわたしよりもっと楽しく走れるのではないだろうか。

道道785号線

タイムトラベルできるみたい(*・ω・)。

道道785号 シェルター

太陽をめいっぱい浴びながらも、陽が傾いてくると、少し肌寒くなってきた。

太陽がまぶしい!

暗くなるまでには帰らないとね。

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振り返ってパチリ。楽しい道だった。通りかかった牧場では、牛さんたちにカメラ目線頂きましたw。

道北の牧場もいい

道道785号線から道道84号線と進んで、豊富温泉に入って帰ろう。

豊富温泉 町営ふれあいセンター

日帰り入浴OK

豊富(とよとみ)温泉は、石油成分が含まれている。匂いもとっても独特だ(ふれあいセンター:入浴料510円)。その独特な成分のおかげか、皮膚病等にもよいそうで、湯治用のお風呂と一般用のお風呂がある。

雰囲気は湯治用の方が好きなので、結局今回も湯治用と一般用の両方に入ってしまった(*・ω・)。時間帯がよかったのか、どちらもほぼ貸し切り状態で満喫。

浴槽の中に座ると、成分が沈殿しているためやっぱりお尻がトゥルトゥルになったw。数日温泉の匂いがするような気さえするのだが、それでもこの温泉がとっても好き。

R40で稚内方面へ

テントを既に張っているとはいえ、少し遅くなってしまった。

R40を走っていると、綺麗な夕日が沈んでゆくのが見える。本当に、この辺にいるといつでも利尻富士が見えるなぁ。おっちゃん、元気かなぁ。

R40から

今日は約束があるのに、やっぱりあきらめきれなくて、ところどころでバンバンと停まっては夕日を眺めてしまった。

ばいばい、また明日ね。

また明日ね(*・ω・)

空が焼けたね。もうちょっと海側に行けたらよかったけど。

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セイコーマートでお酒を買い出しして、何とか暗くなる前にキャンプ場に戻ることができた。そこそこバイクとキャンピングカーが増えていた。

2年ぶりのSさんご夫婦との再会

荷物をテントに投げ入れ、着替えてから1台のキャンピングカーをノック。

2013年に多和平で出会い、霧多布岬で偶然再会し、2014年にたまたまお互いに湧別に泊まっていてお会いできた、つくばナンバーのキャンピングカーのSさんご夫婦に夕食を招待されていたのだ。

気ままに動くわたしと、亀さんのようにゆっくり動くご夫婦。今年はどうかな、と思っていたのだが、予定を合わせてもいないのに、偶然にも今日同じ場所での宿泊となったのだ(本当に縁がある)。

「お待たせしました(*・ω・)」

天塩のお祭りで鮭を2匹手に入れた神戸のご夫婦から分けてもらったそうで、鮭の鍋を作ってくれて待ってくれていたのだ(痛恨の写真撮り忘れ)。

どんなルートを走ってきたとか、どこのキャンプ場がいいとか、あーちゃん(犬)の話だとか、地図を出してお酒を飲みながらワイワイ話しているとあっという間に22時。

ご飯からサラダからデザートからおつまみから。本当にフルコースで用意して頂いて感謝だ。

「今日早起きしたので明日はゆっくり出発するつもりです」

そう言ってからそっとテントに戻った。ホッカイロが必要なほどに以前は寒かったが、それを思うと今日は信じられないほど暖かい。

そこそこバイクが停まっているだけあって、夜遅くまでキャンプ場にバイクが出入りしている音がしていた。

ルートマップ(道北)

エサヌカ線を走ったルートを青にできなかったが、矢印のあの辺である。おおまかな走行ルートはこんな感じだ。本当に満足できた1日だった。

バンバン走行距離:370.0km

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感動のエサヌカ線
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