オリンパス・PENに不具合が出て、サポートセンターで見てもらった結果、修理費が高く断念した前の記事のつづき。
とにもかくにも、北海道ツーリングまでに何かカメラを手に入れねばならない。
オリンパスのデジカメ・TG-5に狙いを定めたわたし。
ツイッターで、ダイビングもされているみよりんさんCANONのPowerShotD30
を使っていますよ、なんて教えて頂きつつ、K店を訪れた。
K店へGO!
使えないミラーレスカメラが2台とレンズが1本ある。家に置いていても仕方がない。
もしかしたらそんなカメラでも下取りに取ってくれるかもしれない、とちょびっとだけ期待しつつ、念のためそれらを持参してお店に行った。
ところが、狙いを定めたカメラが店頭にないのだ。K店の別の店舗にも行ってみたのだが同様。困ったわたしは店員さんに尋ねてみた。
取り寄せは可能。ただ、TG-5については、お店に在庫がなく納期が未定。オリンパスにも問い合わせてくれたのだが、1カ月以上かかりそうとの話。
なんだって?(: ・`д・´)それはちょっと・・
下取りについては、壊れているものは難しいと(そりゃそうか)。念のため見させてもらってからのお話になりますね、とのこと。
とっても親切な店員さんだったのでそこのお店で買いたかったのだが、D30もお店にない。店頭に並べているカメラの数が少なく、実際手にとっての比較もできないので、とりあえずお店を出た。
ちょっと前にY店に行った際、TG-5あったけどなぁ?!
そんなわけで、Y店へGO!
Y店には、キャノンのD30はなかったがオリンパスのTG-5は置いていた。大きな電器屋さんなので、当然一眼レフもミラーレスも・・・いろんなカメラが置いてある。
ああどうしよう。目移りしちゃうw。
そんなわけで、水・衝撃に強いカメラを中心に見ていたのだが、店員さんと話しているうちに、いろいろ素朴な疑問が出てきたので訊いてみた次第。
轟:「他のお客さんは、このカメラが欲しい!と決めて買いに来る方が多いですか?」
店:「いや、そんなこともないですね。いろいろ比べてから買われていく方の方が多いです」
轟:「その迷ったお客さんは、最終的に何が決め手となって買っていかれますか?」
店:「そうですね。最終的には”何を撮りたいか”という目的ですかね」
轟:「ちなみに、コンパクトなカメラだと、どんな目的が多いですか」
店:「今ですと自撮りですね」
轟:「自撮り、ですか?(笑)」
いやはや、びっくりである。
子供(人)を撮るとか。ポケットに入りやすい、とか。電池が長持ち、だと思ったら、いちばんの決め手は
“自撮りしやすく(モニターを確認しやすい)、iPhone・スマートフォンに転送しやすいもの”
が人気なのだそうだ。考えもしなかった。
では、わたしは何を撮りたいのだろうか?と
まもなく北海道ツーリングに行くわけで。
できれば晴れた日の下で、バンバンの写真を撮りたいと。
広い広い北海道の風景を撮りたいと。
あっ、今年こそクマさんに(遠目から)出遭えるかもしれないから、望遠がついていたほうがうれしいかも。
そんな話をしていると、「水・衝撃に強い」ことは確かにそうであると助かるのだけれども、それよりも大切にしたいことがあるのではないかということにw。
そうなると、話が変わってくるわけで・・
優柔ぶりを存分に発揮し、最終的にわたしが選んだカメラは
- 広角22.5mm相当から超望遠900mm相当(※35mm判換算)光学40倍ズーム。
- 単三電池を使用。
- 壊れても惜しくない値段のカメラ(価格コムだと最安値で22,000円を切る値段。店頭だと+4,000円ほど高かったが、お姉さんに相当な時間付き合ってもらい、いろいろ教えてもらったのでOKだ)。
- オリンパスでないカメラに興味があった。
ことから、NIKONのCOOLPIX/B500に決めた。
形はミラーレスに似ているが、レンズ交換はできないタイプのデジタルカメラである。
例え壊れても、やっぱり何か物足りなく感じて買い替えようと思っても、30,000円しないカメラであれば気持ちを切り替えやすいかな、と(最初からそんなことを考えているとカメラに嫌われそうだが・・)。
Y店でも、「下取りはしているけれども、壊れているカメラだと、一度専門の方がチェックしてからの買い取りとなる」とのこと。
そんなわけで、新しいニコンのカメラを手に入れ、壊れたミラーレスのカメラを持ち帰ったわけである。
家に帰って壊れたカメラを整理しよう
何かのときに引き取ってもらうなりなんなりしようと、壊れたPENの本体×2、レンズ、望遠レンズ、バッテリーや充電器をひとまとめにしておこうと整理することにした。
本体に関しては、E-PL1sとE-PL5の2台あるのだが、古いほうの赤色のE-PL1sは実質使ったのが1年半ほど。
北海道ツーリングに行く途中のフェリーの中で不具合が発生した。もちろん、自分でも調べたし、オリンパスのセンターにも電話をした。
SDカードにはロックもかかっていない、SDカードも抜いてみた。リセットもしてみた。でも、書き込み禁止になっています、というエラーが何をやっても消えなくて、撮影できなくなってしまったのだ。
片づける前に、ふと、何気に本体のリセットをしてみた。
そしたらば。
かかか書き込み禁止になっています、のエラーが消えた!(: ・`д・´)
えっ、うそやん?!
そうなのである。
約3年のときを経て、E-PL1sが復活したのである(笑)。今まで確認できなかったシャッター回数も表示された。
12,451枚撮影していたようだ。
試しに望遠レンズをつけてみたのだが、問題なく撮影することができた。一時のことなのか?!と思わなくもないけれど、使えるものなら使いたい。
そうなると、レンズが必要になる(笑)。ただ、レンズだけ買おうとすると25,000円くらいするのだ。何かよい方法はないのかと、探していると、
PENにはパナソニック・LUMIXのレンズが装着できる
ことがわかった。
アマゾンで調べてみると、ふむふむなるほど。
値段もお手頃でレビューもなかなかのものである。
ヤフオクやメルカリでもいくつか出品されてはいたが、やや不安である。
他にないものかと調べていると、K店の通販ページで使用感がほぼないレンズが10,000円弱で出ていたので近くの店舗に送ってもらうことにした。
実際に商品の具合を確認、装着してみてからの購入もOKとのこと。
上記のレンズとは少し違う、LUMIX G VARIO/14-45㎜/F3.5-5.6のレンズ。
今までの標準レンズより、少し長く重さもあるが、こうしてまたPENを使えることに感謝。
まさか、またこんなに早くPENを使える日が来るだなんて思ってもみなかった。
もう不要なんで、処分してください
とお店の方に言わなくてよかった!壊れていても下取りOKですよ、と言われていたらそのまま差し出していただろう。
よく考えてみれば、E-PL1sについては不具合が出てからオリンパスの修理に出したことがなかったので、今回E-PL5の修理にだしたときに、一緒に送ればよかったのだ、と今になって思う(もしかしたら今でも何か不具合を抱えているかもしれないので)。
しかし、今のところ撮影可能だ。
そんなわけで、北海道にはこの2台を持っていこうと思う。2台あれば、心配ないだろう(笑)。
何がどうして、エラーが出なくなったのかわからないのだが、とりあえずよかったね、ということで。
わたしは今まで、E-PL5を使っていたのだが、E-PL1sに比べて、シャッター音もモニターの感じも「新しくなったなぁ」と感じる造りに変わっていた。
4つ古い機種のE-PL1sのシャッターをひさしぶりに押してみると
カシャ
と、とても懐かしい、デジタルカメラなのだけど、どこか古い、不器用な音がしたのだ。
思わずにやけてしまった。
できればこのこに、北海道ではメインで活躍してほしいな、なんて思っている。
お天気に恵まれますように。