冬の九州ツーリング【3日目・冬のやまなみハイウェイ】

前の日のつづき。

2013.12.8(日)

今日も気持ちのいい朝。

食堂へ朝ごはんを頂きに行った。

小規模ながらバイキング形式。朝から和食をしっかり食べさせてもらった。五穀米があったのがありがたかった。

さて元気にいきますか。

準備をして8:30に中津(大分県)を出発

まずはR212→県道28にて耶馬渓(内陸・西)方面へ。

通行止めのように書いていたので、耶馬渓ダムまででもいいかなと進んでいると、おっと。あれは雲海でいいのかな?!少し幻想的な雰囲気だ。

うれしそうにダムの反対側まで走り、もっと近くで・・と思ったけれど、近くに行ったら見えるもんでもないんだね(学習)。遠い位置から見るのが一番きれいに見えた。

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R212に戻り、日田方面へ

さすがに指先がピリリ。寒いと感じる。でも、痛さではないから、まだまだ大丈夫。

道の駅・やまくにで道路状況(雪・路面凍結)の聞き込み調査開始。道の駅の方は??という感じだったので、休憩中の観光バスの運転手さんに尋ねてみた。

「うーん、この天気だし、日中なら行けると思う」

強面の運転手さんは、そうぶっきらぼうに答えてくれたあと、しばらくしてわたしの姿を見つけ、側に来てくれてこう付け足してくれた。

でも、日陰になっているところと、カーブは気を付けてね

なに、この胸熱事案。運転手さんありがとう。

よし、このままR212で阿蘇方面を目指すことにしよう。

今日は、気温は2度から11度の間を目まぐるしく変化していた。

調子よく走っていると、いつの間にやら道を間違えたらしく県道12に突入。下茎ダムだろうか。びっくりするくらい綺麗な景色だった。道も間違えてみるもんだ。

R387では春日部ナンバーのオープンカーに乗ったお兄さんに遭遇。

スマホの電波がよくないらしく、迷っているようだった。県道12のオートポリスサーキットを探しているようだったけど?(実は違うところを目指していたと後から判明。このときは、また後で会おうとは思いもしなかった(笑)。)

再びR212に戻り、一面黄色い景色の大観峰へ

今回は阿蘇山上方面へは行くつもりはなかったので、目的地をここにしてみた。びっくりするくらいバイクがいて、腰が引ける(笑)。

もちろん、バンバンは砂利上の目立たないところに駐車である。

冬でもこんなに?!というくらいの人(さすが日曜日)で溢れ返る大観峰。

一面黄色い世界は、まるで初めてここに来たような。新しい感動をわたしに運んでくれた。冬は冬でいいもんやね。

中国からの飛来物のせいか、景色が霞んでいたのは残念だったけど。

冬はこんな景色なのか。

もうお昼だというのに、日陰には霜がしっかりと。

こんなきれいな景色を見たら、冬のラピュタの道は一体どんな風になっているんだろうかと気になったので向かってみた。

やっぱり黄色いんや。

そこに先ほど道に迷っていた春日部ナンバーのお兄さんがいてびっくり仰天。

「あれっ!行きたいところ(わたしはサーキットだと思っていた)にはもう行けたんですか?」

と声を掛けると、

「行きたいところ、ここだったんです」との返事。

えっ!そうだったの?!あとでツーリングマップルを見てみると、確かに県道12を走れば近いといえば近い(笑)。

しかし。約束もしていないのに、まさか2度も遭遇するなんて(実はその後、やまなみハイウェイを走っているときも見かけたのだ)。

お兄さんとお別れした後は、好きな風景を撮りながらやまなみハイウェイをトコトコ走る。

冬のやまなみハイウェイ

赤いレストハウスも見えてきた。

お昼はここで食べよう。

たご汁定食でほっと一息。あったまるね。

レストハウス前には、大観峰と同じくらいの数のバイクが並んでいた。何かのミーティングだったのかも?

ちゃんと振り返ってもチェックして。

標高の高い牧ノ戸峠でパチリ。

ここまでが心配だったけど、路肩に雪が少し残っていた程度。よく陽があたって、路面はしっかり乾いていた。

と思ったけど、下りは一変、様子が全く違ったので驚いた。ここまで全く問題がなかったから油断していた。

日陰になっていて、路面が濡れている箇所が多い。実は凍結しているんじゃないかとヒヤヒヤした。

後ろからやってくる車には抜いてもらって、自分のペースで進んでいく。早朝、朝晩はきっと凍結しているんだろうな。

なんちゃらホテルまで下ると、路面状況もよくて一安心。長者原(ちょうじゃばる)で振り返ってパチリ。

バンバンを停める位置をちょっと間違えた。

ここを過ぎると、次のお楽しみは由布岳だ

だんだん、秋なのか冬なのか、わからなくなってくる。

もっと冬って、地味で寂しい「色」だと思っていたから。

黄色い由布岳。

駆け上がる車を追っかけて眺めるのが好き。

けど、元気がでる黄色じゃなかった。ずーっとこんな色だと、何だか切なくなってきて(笑)。

そんな風に感じると、やっぱり今はもう秋なんかじゃない。紛れもなく冬なんだって思うのだ。

今日の宿は別府(大分県)のゲストハウス

今日は別府市(大分県)に泊まろうと、お昼ご飯を食べていたときに予約をした今日の宿。今日の宿泊者の人数だと、一人でこの部屋を使わせてもらえるようだ。

別府にはゲストハウスが割と豊富にあり、北海道みたいだ。

1,300円+500円(バイク・車庫に駐輪代)+300円(暖房費)=2,100円。

宿泊者は市営の温泉に無料で入ることもできるので、チケットをお借りした。何ともありがたい限り。

外に出ると、まだ17時半だというのにすっかり夜の街に変わっていた。

別府タワーの写真を撮ってから温泉へ向かっていると、たまたま見つけた大陸ラーメン

あれ?ここ前のときに調べたことのあるラーメンやさんだったような。せっかくなら別府の冷めんを夕食にと思っていたので、食べてから温泉へ行くことにした。

高菜チャーハンと別府冷めんセット。

冷やしラーメンというものもあるのか。大分冷麺と冷たいラーメンって同じものだと思っていた。また今度来たら、冷たいラーメンを食べてみよう。

うん、やっぱりひやむぎのかおりがする(笑)。冷麺もおいしかったけど、高菜チャーハンがわたしの好みでうれしかった。

温泉は普通に入っても100円で入れるらしい。うむ、さすが別府。

小さい温泉だから、混雑してたけどね。くいっ!といっぱいやってから、宿へ帰宅。

ネットカフェに行こうかと思っていたけど、宿に無料で使わせてもらえるパソコンがあったのでフェリーを再検索。こういうとき、スマホだったら簡単に調べられるのになぁとは思う。

明日の夜、新門司→神戸行のフェリーで予約はしているけど、明日の午後すぎから雨が降りそうだ。

それなら、大分→神戸行のフェリーに変更しようかと考えたけれどまさかの運休。仕方ない、予定通り明日は新門司へ向かおう。15時から雨が降りそうなので、国東半島を周って早めに港へ着けるように動くしかない。

しかし大分に入ってから携帯のネットがつながらない。メールの送受信もままならない。電波は3本立ってるのに。

夜はお酒を飲んで、ルートを再確認してから布団にもぐりこんだ。パリパリのシーツが気持ちいい。

明日は雨に当たりませんように。・・・なんて、今日こんなに天気がよかったから。明日雨でも、文句はないや。

バンバン走行距離:226.8㎞

次の日へへつづく。


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