1日目のつづき。
2016.4.10(日)くもり
宿泊したのは、新宮からちょっと内陸に入ったところにあるグリーンパーク高田。
屋根の下に、3台程バイクを置けるスペースもあった。既に2台停まっていたので置かなかったが。温泉にも入れたし、4,000円しないプランで泊まることができた。ひとりだと、寝れたらいい。こんな料金で泊まらせてもらってありがたい限りである。
さて、元気に出発しよう
5時半に起床、7時には出発。
今日はこんな感じで南下していこうと考えている。
一度海に出てR42で南下するのが早いとは思うが、せっかくの和歌山遠征なのだから山の中を走ってみたいじゃない(*・ω・)。
和歌山県道44→45→43で古座に抜けたいと思っているが、大変そうだったら、県道43を東へ那智勝浦に出ようと思っている。
ところで、困る押しボタン式の信号(笑)
あ。押ボタン発見。常々思うのだが、この二輪車用押ボタンって、左折時しか考えてなくない?!
忘れもしない滋賀県にて。
いつまで経っても信号が変わらんやん~!と思っていたら感知式で、バイクはこのボタンを押さないと信号が変わらないことに気が付いた。
右折するため右に寄っていたから、バンバンを降りてポチッと押しに行ったことがある。後ろからやってきたバイクのお兄さんにバッチリ見られてしまったのは懐かしい思い出だ(かっこわるいので誰にも見られたくなかったがw)。ま、そんな話はおいといて。
紀伊半島を南下して行こう
一旦R168を北西へ、県道44号線を南下。
小口方面をめざす。
次第に林間を抜けるいつもの「日常」から離れたような道に変わる。
走っていると、川の色がとても綺麗なのがわかる。四国の山間部の川の色のようだ。ビー玉が入っていたラムネ瓶のような色。光が射したら、どんな色になるんだろうと思う。
交通量は皆無。
たまにわたしのようなよそ者が来ては「すっご~!」と感動しちゃうのだろう。
少し離れてみただけなのに、バンバンがとっても小さく見える。
ツーリングマップルでもガタガタの険道44-43号線
「道幅狭い」
「見通しのきかないカーブが連続」
「走るのがイヤになるほど暗くて細い林間の道」
とツーリングマップルには書いてある。確かにあまり道路状況はよくなかったが良くない写真をあまり撮れていないことに今気が付いた。
落石は多かった。
といっても、そんなに大げさな道でもなかったと思うが国道と県道の差はカーブミラーの多さにもあるような気がする(わたしがそう思うだけかもしれないが)。険道には、カーブミラーの設置が少ない分少し走りにくいと感じてしまうかもしれない。
山の中ではお宝を発見できる(*・ω・)
山の道を走ると、古い標識に出くわすことがある。ハゲっぷりがいいわ~!(*・ω・)とバンバンを停めると、おやおや?!
加圧式 クリオンソード?なんたら株式会社 大阪工場と書いてある。昔の木の電信柱だったのかしら。
そんなに古い感じもしないが。えっと56年もの?!
意外とモノって持たないのかと思ったりする。
人気のない、和歌山県の山奥
うっそうとした道を進む。
ときおり民家が現れるたびに内心驚いてしまう。
人の気配がないので、住んでいるかはわからないが新しそうな車が停まっているところには確実に誰かがいるのだろう。ま、わたしが勝手に驚いているだけなのだが。
誰が入れにくるのだろうと思うところにポストがあった。毎日1回集荷に来るらしい。試しに入れてみればよかったと今になって思う。
少し走ると、またそんな世界から切り離されてしまう。
寂しい、という感情に鈍感なわたしはこんな道を走っていても寂しいなんて思ったりしないけど、 一人で山の中を走っているときに、絶対に絶対にバンバンにだけは嫌われたくないと思っている(*・ω・)。
たのむぜ、バンバン。
ひきつづき、険道43号線を南下
思っていたより長い険道。那智勝浦に抜けてもよかったがなかなかこんなチャンスもないかと思い、43号線を続いて南下。
「買い物はどうしているんだろう」
「ちょっとしたときにどこまで出かけるんだろう」
集落が現れるたびにそんなことばっかり考えるわたしは欲まみれなのだと思う。
R425を思い出す風景が広がっていた
日本三大酷道のひとつと言われる、国道425号線を思い出すような景色もあった。同じ紀伊半島だものね。
古座川が圏内に入ってきた。
まだまだ川の色は綺麗。
なんて思っているとびっくり栗まんじゅう。
こんなところにまで道の駅が登場(°ω°)
どんだけスタンプラリー参加者泣かせやねん!と思ったが、ここから南は道がよくなるので、特に車の方は南からアクセスするのが良いと思う。
滝の拝というらしい。ボコボコと穴が開いている景勝地。
道の駅はヘリコプターも着陸できるようだ。
日曜日なのに開いていないのかと思ったら、ちょうど10時になったところでスタッフさんが現れた。お話をしていると、4年くらい前にできた道の駅らしい。どおりで綺麗なはずだし、わたしがスタンプラリーで来たことがないのも納得だ。
県道をずっと南下してきたが、時折現れるガードレールに違和感を感じていた。紀伊半島を横断するR425のガードレールは(おそらく雪のせいで)ぐにゃぐにゃだったのに、きれいに立っていたのだ。
「425号線の方とは全然違うよね。それに比べたら、こっちのほうはあまり雪は降らないかなぁ、特に今年は雪が降らなくて、うっすら積もった程度」
地元の方にきいてみないとわからないことがある。誰もお客さんが来ないので、いっぱい話せた。お店的には良くないのかもだが、わたしにはありがたかったw。
険道の終焉
ここから南は道が良いと教えてもらった通り、快適で整備された道が続いた。R42に出ることができた。あいにくの曇り空が残念ではあるがせっかくここまで来たのだ。
本州最南端の潮岬に寄って行くとしよう。
はいチーズ(*・ω・)。
画像が多いので、2日目その2へつづく。