【格安でユニークな宿泊施設】旭川21世紀の森のタルハウスに泊まってみた【2017-7】

【6】ついにやってしまった!北海道ツーリングで雨の日にガス欠、のつづき。

2017.9.12(火)はれのちくもりのち雨:北海道ツーリング5日目後半

音威子府(おといねっぷ)村は、道内でいちばん人口の少ない村である(2017年現在)。そんな音威子府の町へむけて、バンバンは快調に走ってくれた。

早く、早くガソリンスタンドで給油を。2.5リットル以上入るか確かめたい!(: ・`д・´)

・・なんて思いつつも、先に音威子府駅が見えたので寄っていくことにした。空腹には勝てんw。

JR音威子府駅の常盤軒で駅そばを食べよう

カッパに着いた雨を払って、駅構内へ。

ここを目指したのは、雨でも入りやすいというのもある。濡れていても、立って食べれるじゃない。

そうすると、オヤジさんが、

「なーに、誰も来ないんだから、席が少々濡れてもいいよ。そこの席に座ったらいい」

と声をかけてくれた。そんなあたたかい言葉に涙でそう。

入店させてもらえるならと拭く用のタオルを持っていても、人の服を人差し指と親指で触って「濡れてる!」と玄関先で言うようなお店だってあるのにね・・(ビショビショでもなんでもなかったのに。だから、それ以来、よっぽどでない限り雨の日はお店に入らないようにしている)

甘皮をそのまま挽いているから黒く、香りが豊か(だそう)。

・・ただ、2度目なのだが、蕎麦音痴のわたしにはその良さがやはりあまりわからなかった(残念)。駅そばとしてはおいしいと思うけど(*・ω・)。

しかし、オヤジさんのおかげで体も心も温まった。本当にごちそうさまでした。

※駅構内にあるお店。水曜日が定休のはずなので注意のこと。

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JR音威子府駅構内には、展示室もある

音威子府から浜頓別(東)の方に延びる、天北線がかつてあった。

鉄道に詳しくもなければマニアでもないのだけど、この天北線の浜頓別ー鬼志別の間に、「飛行場前」という駅があったのだ。

何かの拍子にこのかつてあった駅を見つけたわたし。

それが今回クッチャロ湖のキャンプ場に泊まりたかった理由。クッチャロ湖の近くだったらしいので、散策してみたいと思ったのだ。

「飛行場前」・・何か心惹かれる駅名じゃない。

そんなこんなで、JR音威子府駅を後にし、町にあったエネオスへ。

「しっかり目に入れてもらっていいですか(: ・`д・´)」

とお姉さんにお願いし、無事2.83リットル給油完了。よかったー٩(ˊᗜˋ*)و

もしかしたら他にも何か起こっているのかもしれないけど、今回の件はガス欠だったということで、(とりあえず)一件落着。

※ツイッターではみなさん、ありがとうございました(*・ω・)。

そんなわけで、一路南へ、旭川を目指す

ガス欠事件で1時間ほど時間を費やしてしまったゆえ、今日は余裕のよっちゃん(死語)だと思っていたのに押せ押せの時間になってしまった。

南へ進むにつ入れて雨脚は強くなり、

顎ひげを生やしておけばよかった!

と思うほど、雨が顎につきささる(注:女です)。大した雨でなくても、バイクに乗っていると大げさな雨に早変わりするのに、こんなに降られたら(笑)。

なんだか非常にお世話になった気のする音威子府の町に別れを告げ

とにもかくにも、R40を南下。旭川を目指す。

雨は強くなり、お買い物がてらツーリングマップルでそろそろ位置を確認せねばと立ち止まったのは比布のセイコーマート。

リアボックスにすぐに取り出せるようタオルを用意はしているが、あまりの雨の強さに、地図はびしょびしょに濡れ、iPhoneは壊れてしまうかも、と。

そこで、覚えられる自信はあまりなかったが、訊くだけ訊いてみようと店員さんに声をかけてみた。

ここから旭川の21世紀の森に行くにはどう行けばいいか、大体でいいので教えてもらえませんか?

たまに、

この人の頭はナビなのか?!

というくらい完璧にわかりやすく教えてくれる方がいるのだが、まさに店員さんがその方で、お礼を言って外に出た。

受付時間ぎりぎりだ。かといって焦るわけにもいかないが、迷うわけにもいかない。

お姉さんを信じて「旭川動物園」を目指しつつ進んでいると、前に一台のキャンピングカーが。あっ!Sさんも今到着なんや(笑)。

そんなわけで、郊外へ20キロほど進み、

16:40 旭川・21世紀の森のキャンプ場に到着

ふー。ぎりぎり間に合った。

ここの受付は17時まで。管理人さんに17時までに来てね、帰っちゃっていなくなるから、と言われていたのだ。

北海道と旭川市が管理しているとにかく広いキャンプ場で、一周14キロもあるw。

受け付けは必要らしいが、無料のキャンプ場あり、ドッグランあり、車中泊OK、シャンプー・石鹸はNGだが無料の温泉もあるという、驚きの施設なのだ。

キャンピングカーのSさんがここをよく利用するとおっしゃっていて、こんなキャンプ場あるんや、とHPを見ていたときに発見してしまったのだ。

旭川の21世紀の森には「タルハウス」たるものがあることに!

なんだこの面白い宿泊施設?(: ・`д・´)

いろいろ調べてみたのだが、

  • 醤油樽をリメイクして作った宿泊施設
  • 2-3人が利用できる広さ
  • 中には電源もある
  • 一泊520円で利用できる

ことがわかった。

何、この520円という親切料金はw。

旭川21世紀の森のHPはこちら。予約状況も確認することができる。

このときはシーズンオフだからか、電話をしても特に予約の必要はないらしく、直接向かった。タルハウスの利用者はわたしのほか1組だった。

どう調べても詳しい中の様子だとかをブログに書いている方がおらず、使い勝手などが不明で。ただ、わたしのハートをグッとつかんでくれた、去年から虎視眈々とチャンスを狙っていた宿泊施設である。

去年は三国峠が通行止めと天気の具合で糠平から引き返さざるを得なかったため、利用できなかった。

今回はSさんとどこかで会いましょうと言っていたのだけど、たまたまタイミングが合って今日ここで待ち合わせをした、という成り行きである。

受付してもらい、520円をお支払いしたら、鍵をもらいタルハウスへ。

管理人さんにこの白テントの下にバイクを置いてもいいよ、と言われたけれど、結局タルハウスに近いところにバンバンを駐車。

タルハウスとは?こんな宿泊施設だ

かわいい樽が8つ並ぶ。

格安の宿泊施設

表の鍵は南京錠。開けるとこんな感じだ。

うーむ。

開けて困ったなとちょっと思ってしまった。中はもちろん円形。かわいいカーペットが敷いてある。

中にあるのは、シューズボックスのみ。

困ったのは、今日のわたしと、荷物がとても濡れているからだ。

2つ隣の宮崎ナンバーのご夫婦は、入り口にタープを張って、その下にカッパを吊るしているのだが、それが正しいのだろうと思う。

はて。

わたしはどうしたものかと、しばし考え込んだあと、ああ、そうだ。今回はキャンプをしていないので、きれいなままのグランドシートがあるではないかと気が付いた。

それをカーペットの上に敷き、荷物を運び、雨を拭ったカッパや少し湿気を含んだ上着やジーンズは何とかひっかけれそうなところへ。

はぁ、やれやれ。シートがあってよかった。

明日も明後日もあまり天気がよさそうにない。

無料の温泉までも敷地内を6キロほど行かなくてはならないし、できれば洗濯をしやすいところを拠点にしていたい。

となると、ここでの雨の日の連泊はしにくいかな・・?(雨が降っていないときに泊まりたい)

なんて思いながら、Sさんに夕食を誘っていただいていたので、キャンピングカーにおじゃまさせてもらった。

あーちゃん、ひさしぶり(*・ω・)。

今年は奥さんがまだ合流していないらしく、Sさんとあーちゃんの2人旅らしい。今日は北見から移動してきてくださったとのこと。

「明日も(タルハウスに)泊まりなよ~温泉もこの車に乗っていけばいいし。洗濯物もこの車の中に干しておけばいいよ。そしたら明日も夜一緒に飲めるじゃん」

とやさしいささやきをされるわけだが、

「いえ、干すわけにはいきませんw」

と言って明日は出発する旨をお伝えした。もうSさんに北海道でお会いするのは2013年から4回目かな。

Sさんが用意してくださったお刺身を食べつつ、持ってきたお酒を飲みつつ、北海道のあそこがいい、ここがいい、という話していたらあっという間に22時だ。

それじゃ、おやすみなさい、とタルハウスに戻った。

湿気た衣類が一晩で乾くとも思えないが、明日の宿ではさっぱりといろんなものを洗濯できるだろう。

たくさんの荷物と、少し湿気た空気の中で眠れるのだろうかと思ったけど、今日はいろんなことがあったなぁと思っていたら、いつの間にか深い眠りについていた。

5日目バンバン走行距離:305.5㎞

6日目前半、【8】北海道ツーリング中の雨の日のわたしの楽しみ方、へつづく。

あごのお手入れはこまめにね(*・ω・)。

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