ダムカード巡りと北海道ツーリングマップル2017表紙・旧唐松駅をさがして【2017-10】

【9】ゲストハウス・ログ由縁、また行きたい北海道・富良野の宿泊施設、のつづき。

2017.9.14(木)雨のちはれのち雨:北海道ツーリング7日目

朝、結構な雨音で目が覚めた。

チャリダーの女の子は7時には札幌に向けて出発したいと言っていたけれど大丈夫だろうか。ドイツの女の子もまだ眠っているようだ。

軽く身支度をして談話室に行ってみるも、まだ誰もいなかった。

天気の悪い9月の北海道。

ここのゲストハウスにいて「さむっ!」と思うことがない。それがほっとできる理由でもあるのだと思う。それはひとえに、オーナーさんの心遣いなのだと思う。

1,500円で泊めていただいているというのに、朝は食パンとコーヒーの無料サービスまである。

パンを頂きながら今日はどうするかなぁと思っていたら、ツルリンさんがやってきた。ツルリンさんはバイクやさんに行く&富良野をぶらぶらするとのこと。

わたしは雨だし、ダムツーリングを決行しようかなと思い、ちょうど奥さんがやって来られたので連泊の手続きをお願いした。

また、この奥さんがいつもニコニコしている仏さまのような方で(笑)、本当に癒しなのである。

この朝の食パンサービス。某国からやって来られた方は、ジャムやマーガリンもあるので昼用夜用にするために塗ったものを持って帰ってしまったり、以前は冷凍庫に食パンを保管していたそうで、勝手に開けて昼夜と食べられたりしたこともあったそうだw。

それでも、奥さんは「こんなことがあったよ、ははっ」と笑っていて「わたしたちがちゃんと説明しなかったのがいけなかったんだよね」と。

仏様にもほどがあるやろw。本当に人がよいというか、おおらかなのである。こちらまで心穏やかになる(*・ω・)。

そんなオーナーさんも奥さんも関東出身の方。

先週など、あまりの天気のよさに、「早く宿のことを済ませて、日中はドライブに行きたかったよね。天気がいい日は、ワクワクしちゃう」と。

そんな方だから、みんなの気持ちをよくわかってくれるのだと思う。

雨のフル装備で元気に出発

連泊のメリットは、濡れてもへっちゃらだと思えること。雨の日の宿が不安でないこと。チェックインの時間を気にしなくていいこと。空荷で走れること。

昨日洗濯したり乾かしたものがすっかり乾いている。今日また濡れるやろうけどw、また乾かせばよいことだ。

すっきりした服装で出かけられると気分が全然違う。

奥さんには「小降りになったら出発しなよ~」と言われたけれど、いつまでたっても雨が小降りになりそうにないので、ぼちぼち出発することにした。

チャリダーの女の子も、宮崎から来ていたカブの青年も札幌に向けて出発したようだ。ツルリンさんのカブもなかった。

さ、わたしも行こう。

今日の予定はこんな感じで。

好んで走るエリアではないので、この際、この3つのダムカードをゲットできるとこんなに都合のよいことはない。

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今日の1基目:滝里ダムへGO!

R38を滝川市(西)方面へ。雨が小降りになってきた。

滝里ダムには、立派な建物があり、資料館かなと思ったのだが思ったのとは少し違う内容だった。キャンプ場もあり、とてもきれいに整備されている。

受付で滝里ダムカードをゲット。

少々の雨くらい大丈夫そうに見えるダムカードの仕様なのだが、案外水に弱く、すぐ水分を含んでふやけてしまうので要注意。

ここのキャンプ場の管理人さんと少しお話をしてから、さらに西へ。今日もカントリーサインを撮影しつつ。

あれ?一日雨やなかったっけ?

青空が見えてきたら期待してまうやん(*・ω・)。

・・・と思っていたら、東滝川のあたりでは青空に٩(ˊᗜˋ*)و

晴れていると走りたくもなるのだけど、カッパが乾いているうちに、お昼ご飯を食べておこう。

セイコマのイートインは神

「神」なんて言葉を気軽に使うのはあまり好きではないのだけど、安心して気軽に食事ができる場所を提供してもらえるのは本当にありがたいと思うのだ。

「今日は本当に寒いですよね」「雨大丈夫ですか」とやさしく声をかけてくれることが多いセイコマの店員さんにいつも感謝。

この日も、ヘルメットを片手に持っていた。

お会計のときに「イートインで食べさせてもらうので袋はいいです」とお伝えすると、会計をしてくれた店員さんとは別の方が、すっと現れ「向こうにお運びしておきますね」と。

わたしがヘルメットを腕にひっかけていて、商品を持ちにくいだろうと商品を運んでくれたのだ・・涙でちゃう。

いただきます(*・ω・)。

がっつり系でどやっ!感漂うチキン南蛮重だが、見た目通りである(笑)。

お腹いっぱいや。セイコマのおかげでさらにパワーアップ٩(ˊᗜˋ*)و

滝川のあたりからはR12を南下

R12の滝川市~美唄(びばい)市のあたりの約29キロは日本一長い直線道路となっている。街中なので、それほど直線!感は感じないかもしれないが。

本日2基目:美唄ダムへGO!

R12から道道135号線へと入っていき、美唄ダムを目指すのだが、途中から一部未舗装道路に変貌。

まだマシな方だが、こんな感じ。バイクでこういう道が苦手な方は、美唄ダムまでの道は気を付けた方がよいだろう。

美唄ダムにたどり着いたのだが、すっかり忘れていた。

美唄ダムはややこしいのだった。

ここで美唄ダムカードをもらえるのは平日の12時まで(現在12時を過ぎている)。

平日の午後からは岩見沢の出張所に行かないといけない。土日祝はアルテピアッツアという施設で配布してもらえる。

岩見沢の出張所まで、おおよそ35キロ。通り道ならよいのだが、次の目的地を考えると、行き過ぎて戻って、としなくてはならない。

いや、そりゃここまで来たら行くけどねw。

そしてちょっとしたトラブル発生

出発しようと思ったら、キーが回らないのだ。ONにならない(: ・`д・´)。

雨のせいで動きが渋くなっているのか?ここは手持ちのオイルでもさすしかないか、と思うも。ああそうだ。工具は持っているけれどもオイルはシートバッグの中だ。

今日は連泊のためシートバッグを置いてきてしまった・・オイルがない。

どうしたもんだかと思ったら、鍵は抜けたので、合い鍵を試しにさしてみるとすんなり回ってくれた。よかった・・・とりあえず何があってもいいように人気のあるところに降りていこう。こんな山の中でトラブルはいややw。

美唄ダムまでの道

一部未舗装路のこの道。初めて見た警戒標識だったり(車線に注意、的な?)

かつてはサイクリングロードであったのだろう道もあった。

「東明」は美唄市の中心部の方にある地名のようで、「我路」は美唄国設スキー場のあたりの地名のようだ。

地図で確認すると、美唄ダムより先の道道135号線は不通。その先の道道135号線はR452からR38の富良野方面へとのびている。

このサイクリングロードも、もっと先を目指していたのかもだね。

途中でこういうのを見つけて勝手に思いを馳せるのが好き。

R12を南下。岩見沢市を目指し

無事に美唄ダムカードをゲット!

平日午後からはこちらへ(*・ω・)

  • 空知総合振興局札幌建設管理部岩見沢出張所
  • 住所:北海道岩見沢市上幌向南1条2丁目

あっ、当別ダムカードももらえちゃった(今年こそ行かねば)。

ガソリンスタンドの整備士さんに無理なお願いをして鍵穴にオイルをさしてもらい、とりあえず鍵はスムーズに回るようになって一安心。

不安を取り除けたら、

ツーリングマップル2017の表紙、唐松駅へGO!

今年、2011年ぶりにツーリングマップルを新調したわたし。

2011と2017

電車や駅についてマニアではないけれど好き。

それでも、どうしてこんなに暗い表紙にしたのかなぁと疑問を持っていた。なので、行ってみたらわかるかな、と(*・ω・)。

ところが、場所がわからない。この後、桂沢ダムにも行きたい。思いのほか時間が押せ押せである。

道道116号線をうろちょろしていると、マダムがおられたので唐松(とうまつ)駅の場所を教えてもらうことができた。親切な三笠マダムによると、道道116号線ではなく、岩見沢方面に向かう道道916号線沿いにあるようだった(感謝)。

旧唐松駅に到着

三脚を忘れてきてしまった。わたしのヴァカ!

それでも無理やり、ツーリングマップルのようなアングルで(わたし込み)。

ツーリングマップル表紙・唐松駅

アプリでやってみたけれど、横長くてちょっと違ったみたい。

あまり見たことない屋根やなぁとあとから調べてみると、ギャンブレル屋根という北海道の木造駅舎としては非常に珍しいものなのだそうだ。

誰も訪れなかった。前を通ったのも、バイクの方が一人だけ。

わたしはこのアングルが好きかな(*・ω・)。

このエリアには、東洋一だった炭鉱施設・旧住友奔別炭鉱立坑が残る。

合わせての訪問はどうだろう(ご提案)。

本日3基目:桂沢ダムへGO!

止んでいた雨が降り出し、雨脚は強まる中、向かうもののどうやら工事中らしく、警備員の方にNGを出されてしまった。

桂沢ダムカードが欲しい胸を伝えると、「ここの手前に、恐竜博物館あったのわかった?そこに行ってみて」と言われ、来た道を引き返す。

しまった。そうだった。

桂沢ダムは、ダムでもらえるのではなくて、三笠市立博物館でもらえるのだ。時間に間に合うかなぁとそわそわしながら訪問したが、セーフ。

桂沢ダムカードも60周年記念カードだった。やったね。

レアカード

今年は記念のレアカードが多いのかな。

わたしのルールとしては、ダムカードだけ入手する、というのはNGなので、また来年以降桂沢ダムには訪問するとしよう。

さあ、ログ由縁に帰ろう

雨降りだと暗くなるのも早くなる。北海道では動物の心配もあるので暗くなる前に帰りたい。

R452→道道135→R38と静かな道で富良野方面を目指す。

セイコマで夕食を買いこんで、何とか暗くなる前に宿に帰還。

中に入ると、「はぁ~あったかい(*・ω・)」ほっとするって、こういうことやね。

驚くことに、まだ誰も帰っていなかった。混み合う前にシャワーと洗濯を済ませて、談話室でまったりしていると、ツルリンさんが戻ってきた。パンを買ってきてくれていた(情報料らしいw)。やった٩(ˊᗜˋ*)و。

今日も新富良野プリンスホテルに行ってがっつり温泉を楽しんできたらしい。ニングルテラスがあったことを言っていたのだが・・

「え。昨日も温泉に行ったやん。ニングルテラスもあったやんw」

わたしのさらに上をゆくツッコミ達人の滋賀の女性ライダーが登場。

ツルリンさんに「おっちゃん、なにやっとんねん」とまぁ、ダメ出しし放題w。

そこへ昨日の太陽光パネルの御一行様がやってきたものだから、それはもう(笑)。

太陽光パネルのみなさんは、明日から旭川で契約した宿泊施設に移動するらしく今日が最後の夜。シガールは連泊するようだが、ツルリンさんも奥さんと合流するため明日は出るそうだ。

いただきもののウィスキーをみんなでお湯割りでいただいていたら、ぽかぽかしてきた。

「そういや、台風18号きてるよね」

「週末来るらしいし」

「フェリーって案外直前にならんと欠航の発表でんよね」

今まで幾度となく、台風はかわしてきたw。ツイッターやニュースで確認しながらも、心のどこかで「北海道にいるんやから」という油断があったのかもしれないと今になると思ったりもする。

22時。それじゃ寝ようかと、ベッドに戻った。明日は天気がよさそうだ。向かう先は・・!

7日目バンバン走行距離:229.2㎞

8日目前半、【11】北朝鮮ミサイルJアラートから始まる北海道の朝!バンバンと旅をする、へつづく。

本当に楽しい夜だったと、改めて思う(^ω^)。

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