うに、と言えば身崩れしないように形を保つためにミョウバンにつけられた、ちょっと苦みのあるようなうにしか知らなかったわたしが、「うにってうまー(^ω^)」と、うに好きになったのは、北海道の新鮮なうにを食べてからだった。
北海道・礼文島で食べたムラサキウニ丼
ムラサキウニ丼。うにの磯の風味と甘みが広がった。うにってこんな味だったのか、と初めて知った。
北海道・利尻島のムラサキウニ
キャンプ場に滞在していたら、地元の漁師さんのバーベキューが始まって、お誘いを受け、管理人さんとともに混ぜてもらった。
玉ねぎとかピーマンと間違えてんじゃないの?!というくらい、の大量のホタテとムラサキウニを持ってきていた。
豪快に焼いた焼きウニは、それはそれはおいしかった。あまったからあげると、氷とともに大量にもらったホッケ・うに・ホタテ。
ジムニーの下に厳重に隠していたが、カラスにガーガー狙われw、危険を感じて朝の4時からうにをほじくり出す始末。飯盒でご飯を炊いて、朝っぱらから食べたうに丼、おいしかったな。
北海道のエゾバフンウニ・フルコース
お手伝いをした報酬として、昆布干しでお世話になったKさんにうにをごちそうになった。労働対価には見合っていない豪勢なエゾバフンウニ祭りだった。
エゾバフンウニ丼がいちばんおいしいと思っていたわたし。そこに「ホイル焼きもあるよ~」と出してくれた。
「え?!ホイル焼き?!なんてもったいない」と思ったのだが、「ホイル焼きがいちばんおいしいと思う」と奥さんがいった通り
ももも悶絶!!(^ω^)
何このおいしさ。新たまねぎに熱を加えるとぐわ~っと甘みが出るのと同じ感じなのだろうか。今まで人生で食べて来たものの中で最もおいしかったのがこのうにのホイル焼きだ。
1つのうにから5粒しか取れない。身を崩さないように、慎重にスプーンで取り出す。うにが高いのは手間代みたいなもんだ。剥いてからすぐに食べさせてもらった。
そんな作業も見ていたひいき目もあるかもしれないが、良質な北海道の昆布を食べて育つうに。特にエゾバフンウニがいちばん濃厚で甘くておいしいと思っている。
む。にも北海道から送りはするが、塩水うにではない、生うにを食べさせてあげたいな、と調べたら、近場の淡路島で「赤うに」が食べれるというではないか。今年の赤うにのシーズンも始まった。
淡路島(由良)の赤うには希少のようで、特に東日本への市場にはなかなか出回らないらしい。赤うには生息しているところが深いところのようで獲るのが大変みたいだし、漁獲量も年々減っているようだ。
淡路島・松葉寿司さんへゴー!
本日はラパン号にて出動。最近ティーダ号の出番が全くないw。
明石海峡大橋がどどーん。天気がいまいちなので、残念ながら橋の上からの景色も残念だった。
洲本ICまで走ってR28へ。松葉寿司さんは徳島方面に数分走ると左手に現れる。国道沿いの目立つお店なのでとってもわかりやすい。
12時前に到着したのだが、既に満席。
予約なしでやって来た方は、2時間待ちと言われていたような状態だ。バスの団体さんがいたりもしたので余計賑わっていたのかも。予約をしておいてよかった。
メニューは予約時に伝えておいたのだが、メニューを見ていると目移りしてしまう(^ω^)。淡路島と言えば鱧。「夏の味」なんて書かれたらね(笑)。
淡路島には「牛」も「シラス」もある。淡路牛、サワラ、シラスを味わえる3つの丼セットもある。
そうこうしているとおまちかねのうにが運ばれてきた。
淡路島由良産 赤うに丼:4,980円
1粒めはそのままで、2粒めは塩をつけて、後はご自由にwというスタイルのようだ。
1粒もらったが、ん~磯の風味が広がって甘い(^ω^)。これが赤うにの味かぁ。
もっと濃厚な味を想像していたが、わたしが好きな北海道のうにに比べて、どちらかというと「繊細」な感じ。ちょっと想像していたうにとは違っていた。
それにしても身が本当に綺麗やね。
うに丼は、む。が注文したのだが、もりもり食べる人にはご飯が少ないかもしれない?(多分わたしにもw)
「(写真撮りたいから)綺麗に盛り付けてね」とお願いをしたが
このような惨状に。ま、お腹の中に入ったら一緒か(笑)。
淡路赤ウニしゃぶと淡路牛ウニのせコース 5980円
淡路牛と雑炊用のご飯は後から運ばれてくる。うにしゃぶは個人的にかなり勇気を出して注文した品だ。
うにをしゃぶしゃぶする必要がどこにあるんだろうか、と思いつつも、一人違うものを注文すれば楽しめるかなと思って頼んでみた次第。
鱧はしゃぶしゃぶ用。鯛とうにはそのまま生でも食べられるので好きなように食べて下さいとのことだった。
後から運ばれてきた上に、うに出汁があったまるのに少し時間がかかって、食べ始めに時間がかかったのがじれったい感じがしたけど・・
何この出汁のおいしさ(^ω^)。
でもってだ。何がおいしいって、
赤うにを赤うに出汁に重ねて食べることだ!(°ω°)
レンゲに赤うにをのせて、出汁でしゃぶしゃぶ。スープとともに口に運ぶと・・ぱんっ!ぱんっ!!と2度の衝撃がw。連続パンチが襲ってくる。赤うにがふわぁぁ~っと広がるのだ。これはまいった。こんなにおいしいものだとは。
何故、おいしい赤うにをわざわざ出汁に投入せにゃならんのだ?!と思っていた。でも投入させる理由が食べたらわかる。
かなりの衝撃だった。
淡路牛と赤うにのコラボ
早く食べたくて、ピントを合わせられないw。
淡路牛は3切れしかなかったが、この3切れでどんぶり1杯ご飯は食べれたと思う(: ・`д・´)キリッ。そうなのだ。ご飯大好き人間としては、最後の雑炊までご飯がないのがつらいところだ。よく食べる方は、別口でご飯を注文してもいいかも(笑)。
うにしゃぶ雑炊でしめる
お姉さんに来てもらって、ご飯を投入してもらう。
あぁ、もう、これはおいしいに決まっとるやん!余すところなく赤うにを堪能。幸せすぎて、夕ご飯(我が家の貧乏飯)のことを考えると辛くなってきたw。
デザートを食べて終了。
野菜の中に三つ葉が入っていたのかな。香りが強いので、赤うにのダシをじゃまする気がして、三つ葉だけはいらなかったように思う。千切りキャベツもなしで、寧ろシンプルにレタスと豆腐だけでよかったかも。気になったのはその点だけかな。
赤うにを楽しめただけでなく、こんな新しい食べた方があったのかと発見と感動で満足できた(*・ω・)。
※ちなみに単純に好みの話だが、エゾバフンウニの方がやっぱりわたしは好きだw。
淡路島で赤うにを食べたいなら、予約をしておく方がいい
松葉寿司さんでもかなりの待ち時間が発生していた。特に週末はどこも混む予感。入荷しない日もあったり、入荷しても限りがあるので、予約をした方が良いと思う。
松葉寿司さんの場合、ネット予約をするとお会計が5%オフになる。わたしは1週間くらい前にメニューも決めて予約をした。予約確認で返信メールが来て予約完了だった。
ただ、支払い時にクレジットカードを使うとネット割引は適用されないので割引を受けたいなら現金で払うようにしよう。平日のランチメニューもネット割引適用外だ。
※わたしが利用した時点での話なので要確認のこと。
由良産の赤うになので、由良港の近くのお食事処・民宿でもおいしいところがあるのではないかと思う。また開拓したい。
赤うにのおいしい時期っていつだろう?
一般的に淡路島の赤うにの時期は、(6)7~9月頃のようだ。赤うにの産卵期は、他のうにと違って、10月頃らしい。
旬は産卵期の1~2か月前のはずだから、8~9月の方がよりおいしいのかな?!と思ったりするのだけどどうなんだろう。またその頃に食べに行ったら違いがわかるのかな(笑)。
【追記】ふるさと納税で黒うにを返礼品でもらった話
2017年の年末に、ふるさと納税をした際、兵庫県の洲本市の返礼品(10,000円の寄付)で由良の黒うにがあったので選んでみた。
黒うにのシーズンに入ってから順次発送とのことで、我が家に到着したのが2018.5.13。すっかり忘れていたのでとてもうれしかったw。
塩水うにではなく、折で2枚。
確か注文したときで80gが2枚。
松葉寿司さんで食べた赤うにと比べて、粒の反り返りも違うし、少し溶けかかっているのは、これは郵送なので仕方がないだろう。
一足早く、ウニを味わえて満足(^ω^)。
まぁ、それはもちろん赤ウニの方がおいしいし、粒が小さいなと思ったりもしたけれども、これはこれで淡路島の今の黒ウニの味。
これから、北海道では夏に向けて蝦夷バフンウニ、淡路島でも赤ウニの季節になるので、ふるさと納税でウニを選びたい!という方は、シーズン突入より前に選んでおくとよいと思う。
というのも、わたしは去年淡路島の赤ウニを選ぼうと思っていたのだが、選ぶのが遅くて品切れになってしまっていたからだ。
個人的には一昨年ふるさと納税の返礼品でもらったことがあるのだけど、北海道の塩水ウニの方が好きかな(笑)。
北海道?!兵庫の淡路島?!遠いよ~!
という方でも、ふるさと納税で全国のウニを味わうことはできるかなと(^ω^)。