パッシングとは、 車のライトを上向きと下向きにパパっとさせることだ。
愛媛の田舎育ちのわたしにとってのパッシングは?
主に山道で見かける行為だ。
対向車がパッシングをしてくれたら
「この先警察がスピード違反を取り締まっているから気をつけて」 の意味。ほとんどこれである。
あとは、トンネルを出た後にライトの消し忘れで合図してくれることもある。
ところ変わればパッシングも変わる?
でも、関西に来てからはそんな風なパッシングは見かけることはなく、 大体交通量の多い道で
「どうぞ」の意味でつかう
ことが多いように思う。
- 右折するのを待っている車がいて、そのせいで後ろに渋滞ができているときなど、 「どうぞ」曲がってくださいねの意味。
- お店から出てきた車など、列に「どうぞ」入って大丈夫ですよの意味。
という感じがしている。
先日バンバン(バイク)で走っていた際、対向車が続々とパッシング。 ?!と思ったら、警察が取り締まっていた。 神戸の人もしてくれるんだと新発見だった。
その土地で傾向があるようだ
愛知県でのできごと
その土地の交通ルールがあるもので、 いちばん驚いたのは名古屋辺りを走っていたときに、きわどいタイミングで、右折する車がパッシングしてきたことだ。 直進車が「どうぞ」の意味ではなく。右折する車がパッシング?!
どういう意味なのかと思ったのだが、教えてもらったところ「俺、曲がるから!」という合図なのだそうだ。 そうなの? しっかりした自己主張なのね。
愛媛県では
愛媛では、「伊予の早曲がり」という言葉が存在する。気が短い気質柄、グイグイ右折をする(統計上、愛媛県では右直事故が多いらしい)ことでできた言葉である。
事故をしてしまうよりは、合図したほうがいいのだろうが。
ジムニーで全国を走ったときのことだ。ずっとずっと気になっていたことがあった。
ジムニーで走っていると、やたらパッシングされるのだ
日本一周中、やたら遭遇したことである。
対面2車線の昼間でのできごと。やたらと反対側から来る車にパッシングをされたのだ。 夜はなかった。昼のみのこと。 後ろからされることもなかった。前からだけだ。
わたしの経験からすると。
- 前方に警察がいるよ、の合図
- トンネル後などで、ライトを消し忘れているよの合図
- 夜、ハイビームになったままになっているときの合図
- 知り合いからの合図(でも大体クラクションとワンセット)
- 右折するときなんかに、どうぞの合図
- 名古屋で遭遇したように、俺が先に行くから!の合図
くらいしか思いつかないが、全部当てはまらない。
ライトも消えている。警察も居ない。直線を走っている。
この話をしたら、とあるおじちゃんは 「それはあんたにしたんじゃなくって、 あんたの後ろの人が知り合いか何かで合図したんやろ」 と言った。
そんなにそんな場面に遭遇するだろうか(笑)。
1週間に1回程度とかかなりの頻度である。特に多かったのが北海道。
もしかして、ジムニーって昼間走っているとライトがついたように見えるとか、 フォグランプあたり、何かが光って眩しい、などの理由だろうか。
それともパッシングには他の意味があるのだろうか。 実は、ずーっと気になっていた疑問である。ちなみにティーダ号では一度もされたことがない。
未だ解決しない疑問である。