2022年「Dr.コトー診療所」が与那国島に帰ってきた!日本最西端の島旅の話【沖縄】

2022年、大好きなDr.コトー診療所が帰ってきた٩( ‘ω’ )و。

※わたしはこの記事を書いている時点で、2022年12月16日公開のDr.コトー診療所の映画を2回観に行っています。ネタバレもあるかと思うので、気にされる方はこの記事を閉じられることをお勧めします(^ω^)。

わたしがコトー先生に出会ったのは2014年。ドラマ放送が終わってから8年も経ってからだ。

与那国島も行った。ドラマも何回も見た。

物語が終わっても、ずっとずっとどこかの島にコトー先生や彩佳さん、島の方たちがいるような気がしていて・・

彩佳さん、体大丈夫かなぁ。シゲさん、また憎まれ口叩いてるのかな。なんて。たぶん、このドラマが好きな方って、きっとずっとそんな思いを心のどこかに持っていたんじゃないかなぁと思う。

だから、映画化されるときいて、とてもとてもうれしかった。

わたしが与那国島を訪問したのは2014年・コトー先生との出会い

はじめて沖縄に足を踏み入れたのが2012年。その約2年後。再び沖縄に行けるチャンスが訪れた。

そのチャンスに、唯一日本の端っこの中で行ったことのない与那国島の日本最西端に行こうと決めていた。

そう、わたしが与那国島に行きたかった理由は、「そこに日本最西端があるから」というたったひとつの理由だったのだ。

位置は下の地図のとおりである。

沖縄本島が右上のやや大き目の島。赤丸が石垣島。青が日本最西端・与那国島。黄色が日本最南端・波照間島だ。

map
Googlemapより
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日本最西端・与那国島(よなぐにじま)

日本最北端・宗谷岬(北海道)、日本最東端・納沙布岬(北海道)、日本最南端・波照間島(沖縄県)。

一般の人でも立つことができる日本の端。でも、本当の端(というとちょっと表現がおかしいかもしれないが)は、択捉島だったり、沖ノ鳥島だったり、南鳥島だったり。

ただ、東西南北の端の中で、唯一「本当の端」と「誰もが立つことができる端」が一致しているのが、日本の最西端である。

それが、与那国島・西崎(いりざき)だ

そんな与那国島へは、石垣島からの場合、飛行機でアクセスすることもできるし、通称・ゲ■船と言われているフェリーで渡ることもできる。

福山海運【フェリーよなくに】

当時のわたしには時間だけはあったので、往復フェリーで向かった。

便は少なく、石垣発は火・金の10:00出発、与那国発は折り返しで水・土の10:00出発という週2便の運航だ(要確認)。

フェリーだと片道約4時間かかる。飛行機だと35分で行けることを思えば、時間に限りのある方でフェリーを利用する方はあまりいないだろう。

行きは緑色、帰りは水色だったよ

フェリーよなくにの内部

少し記憶が曖昧なのだが、フェリーの中には、2等寝台のようなゾーンとカーペットゾーンのようなところがあったように思う。

パッと見、個室ようなこの2等寝台のところは、「追加料金いるの?」「使っていいの?」という感じなのだが、当時は普通の値段で利用することができた。特にチケットを買うときや乗り込む際に予約や指定も必要ないので、空いているところを自由に使ってOKだった。

下には竹のゴザのようなものが敷かれていた。このようなベッドは初めてだったので、こんなちょっとしたところにも沖縄を感じることができて感激したのを覚えている。

揺れがひどいと言われる石垣ー与那国島の航路だが、結構大きさもあるフェリーなので、帰りは荒れた中での運行だったが酔い止めを飲んでおけば問題はなかった。

同じ荒れた中、石垣ー波照間島のフェリーに乗ったことがあるが、フェリーも小さいのでこちらの方が揺れは大きいように思う。

フェリーについて参考までに書いておくと

タラップが見えるが、これを歩いて乗り込む必要があるので、大きなスーツケースを持っている方だとしんどいかもしれない(2014年当時の話なので今は変わっているかもしれない)。わたしは登山用のザックひとつで行っていたので助かった。

上の写真は与那国島に行く際に撮ったもの。大塚寧々さんが写っているが、行きの段階では後ろのポスターになんの関心も寄せていないことがわかる(^ω^)。

嘔吐用の洗面器が大量にあったことの方が気になったくらい。

ゲ■船だけに、洗面所にも注意書きがしっかりと。

与那国島行きのフェリー、海が荒れて船が欠航になるとどうなるのか?

わたしが与那国島に滞在していたとき、まさに強風のためフェリーが欠航になってしまった。石垣島からフェリーが出てくれないと、与那国発のフェリーも船がないので当然出ない。

金曜日の石垣島発のフェリーが欠航し、その流れで土曜日発の与那国島発のフェリーも欠航。

週2便なので、次の便までフェリーが出ないのか?というとそういうわけではなく、次の日にトライしてくれることになる。

なので、このときには、土曜に石垣島を出航、日曜日に与那国島発ということで、1日遅れで無事に島を出ることができたという次第。

飛行機は出ている便もあったので、急いでいる方は臨機応変に動くのもよいかもしれない。

与那国島はドラマ・Dr.コトー診療所の舞台

そうしてアクセスできる日本最西端の与那国島は、2003年から2006年にかけて、連続ドラマや特別版で放映されたDr.コトー診療所の舞台である。

訪問前に、「与那国島って何があるんだろう」かと調べたときに、Dr.コトー診療所のことが出てきたわけだが、正直「あ、そうなのか」程度だったのだ。

ところが、滞在先のゲストハウスにあったDVD、訪れた舞台セットの診療所でがっつり見てハマってしまい、与那国島の後に訪れた波照間島でも夜な夜なドラマを見てしまったわたしである(笑)。

島に滞在した4泊5日の期間中、毎日通ってはDVDを見ていた(^ω^)。当時は入場料300円で診察券も頂けた。

志木那島診療所の中の様子

まずは受付から。

畳の待合所。ゆっくりDVD鑑賞ができる(^ω^)。

和田さんの事務室。ここに記念撮影用の白衣や聴診器もあり(^ω^)。

廊下。

入院部屋。

診察室に、やしがにラーメンやコトー先生の自転車、フラッグが展示されていた。

与那国島の移動手段

周囲30キロ弱の島。

アップダウンが結構あるので、脚力に自信のある方なら問題ないと思うが、レンタサイクルよりはレンタバイクやレンタカーの方がよいかもしれない。

無料バスがある

与那国島内を無料のバスが運行している。

あまり本数は多くないのだが、14:00に到着したその日はレンタバイクを借りるまでもないかと思い、無料バスに乗って西崎まで行ってみた。島民のみなさんの生活路線バスなのだが、観光客も利用させてもらえる。

観光地(ロケ地)前に降りることができるわけではないが、町と町、空港を結んでいるので足がない方にはありがたい存在。

レンタルバイク

わたしは3日ほど50ccの原付を借りた。当時1日2,500円程だったかと。島を走っているととっても気持ちが良かった。

ここをコトー先生が自転車で走ったのかなぁと島中走りまわったのはとてもよい思い出(^ω^)。

コトー先生が自転車で走る南牧場線は、与那国馬さんがたくさんあるいているのでお気をつけて(^ω^)。

無防備な格好でお昼寝している子馬はめちゃくちゃかわいい!

あ、起きた!

与那国馬との距離がとっても近いのもこの島の魅力的なところ。わたしのハートはわしづかみにされてしまった。

ひとなつっこくって、近寄ってきてくれる。

そんな馬さんとの境界線:「テキサスゲート」にご注意を

島のあちこちで馬さんに遭遇できるのだが、道にテキサスゲートと言われるこのようなものがある。10~15cmくらいの溝で、人間なら注意をして歩けばよいだろうが、馬さんはこれを越えられないのだそうだ。

ちなみにここを原付で越えようとすると結構な衝撃なので、車でもバイクでも、ゆっくり走るのがよい。

端でもロケ地でもない、別のものがある与那国島

わたしが訪れたのは3月。与那国島=日本最西端Dr.コトー診療所のロケ地・・それだけなのか、と思っていたのだが、

むしろそういう人は少なく、与那国島の「海底遺跡」を目的にダイビングをしに来ている外国人がほとんどだった。ゲストハウスもほとんど外国人だったので、かなり驚いた。

4泊して、シュノーケルはできたのだが滞在中は海が荒れていて、海底遺跡のダイビングのツアーやグラスボートはことごとく欠航となっていた。

個人的には、動物をたくさん観察して、シュノーケルをして、日本最西端に立って、Dr.コトー診療所のロケ地めぐりをして、与那国島が大好きになった大満足の島旅だった。

与那国島から石垣島に帰るフェリーで撮影したもの。

自分の気持ちの変化が手に取るようにわかる(笑)。

12/16公開された映画「Dr.コトー診療所」

予告編2本。

このドラマ・映画にはやっぱり青い海に青い空、そして太陽が必要なのだと。中江監督のこだわりに共感できる。

俳優を引退していたのに、このためだけにたけひろ(富岡涼さん)が戻ってきてくれたのが激熱だったし、目線だったり、はにかむところ、不器用でだけどほっておけなくてただただみんなの側にいるところ。

ああ、やっぱりたけひろはたけひろだ~!

と思えたこと。

新しく加わった判斗先生(高橋海斗さん)、那美さん(生田絵梨花さん)がとてもとてもよかった。家族みたいなメンバー、スタッフの中に入ることすら大変だろうに、そこで16年の月日の経過、そしてDr.コトー診療所の未来を描くときに色濃くするキャストでもあり。でも、違和感なく本当に素晴らしかったと思う。

いつかまた必ず会いたかったコトー先生たちに会えてうれしかったし、わたしは2014年からだからたった8年だけどやっぱりずっと生き続けてくれていたんだって、思えて。

2度ともに大号泣だったけど、また3回目も映画館に足を運びたいと思う(^ω^)。

監督も吉岡さんも「これが最後」だと言われてはいたけど・・そっと期待だけしておこう。そっとね。

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