【3】北海道を元気にバンバンと走るよ!まずは東へ、帯広を目指す、のつづき。
2017.9.10(日)くもりのちはれ:北海道ツーリング3日目・後編
お昼頃までに、300キロ弱走って帯広を目指したのは、今回どうしてもばんえい競馬を見てみたかったから。
晴れているとバンバンと走りたくなる、街の外へ行きたくなる・・どうしてもそう思ってしまうので、なかなかチャンスが訪れなかったのだ。
ばんえい競馬は、基本的に土・日・月に行われる。
わたしの北海道到着翌日が日曜日。これはもってこいだと思い、じゃらんのポイントの有効期限も迫っていたので6月に帯広のホテルを予約したのだ。ホテルを予約すれば必ず向かうだろうと。
それでも昨日、天気予報をチェックしていると、道北の天気が今日明日午前まで良い感じなので、どれだけホテルをキャンセルしようと思ったことか・・
そんな葛藤もありながらも、何とか予定通り訪れることができた。
入場料は100円。このチケットがあれば、シーズンの9/30までは何回でも入ることが可能だ(駐車場無料)。
バックヤードツアーに参加する!
どうしても帯広のばんえい競馬場に来てみたかったのには理由がある。
動物が好きなのもあるが、ここでは、ナイターがある日にバックヤードツアーが開催されるのだ(2017年現在有料500円)。
⇒バックヤードツアーについては、こちらの帯広ばんえい競馬の公式HPをどうぞ。レースの日程もチェックできる。
これをHPで見つけたときから、行ってみたくて仕方がなかった。今回の北海道ツーリングのビッグイベントの一つでもある(*・ω・)。
14:10からツアーが開催されるとのことだったが、定員20人は既に満席で、次の15:20のツアーを申し込むことができた。
わたしにとって、初めての競馬場
大阪の枚方(ひらかた)に住んでいたときには、淀の競馬場(京都)も近かったのに一度も行ったことがなかった。今になれば、どうしてだろうかと思うけれども。
レトロな雰囲気漂う建物。
でも、赤えんぴつを耳にさして競馬新聞を読んでいるおじちゃんであふれ返っている・・そんなわたしの中の「競馬場」の風景は全くなくて驚いた。若い方や、ちびっこ連れの家族も多い。
案内所の方に教えてもらい、100円から買える馬券を買ってみた。マークシートとお金を機械に入れると発券される便利な購入方式だった。
1着の馬を選ぶのはわかったが・・1着と2着の馬を選んで買う方法がわからなくて、自分が買いたい馬券をおそらく買えなかった(わたしのマークの仕方がおかしかったらしく、機械の横からおじちゃんが「これでいい?」と突然出てきてびっくりしたw)。
100円ずつ3つ買ってみたが、このレースははずれ。
さぁ、バックヤードツアーの時間がやってきた
時間に集合場所に行くと、カードを渡された。
フラッシュの撮影は禁止、大きな声で馬さんを驚かせるのも禁止、など、いくつかの禁止事項の説明があってから、バックヤードツアー開始。
この後レースに出馬する待機中の馬さんたち
競馬の世界のことをよく知らないのだが、なんとなく、大きなばんえい馬(道産子とは違う馬)がゆるく走っているのだと勝手に思っていたわたし(失礼)。
ちゃんと毛色や鼻、馬では人間でいうつむじの場所が馬によって違うらしく、それで出走予定の馬だと確認してからレースが始まるのだそうだ。
体重計は最近ようやくデジタル化されたそうだ(*・ω・)。
バスに乗って厩舎地区へ
厩舎(きゅうしゃ):牛や馬を飼う小屋。 競馬で、 馬主から競走馬を預かり、調教・管理をする所のこと。goo辞典より
ここからはバスに乗って厩舎地区へ進んでいく。
広い広い練習場には、たくさんのソリが置いてある。
馬さんは暑さに弱い。心肺機能UPのため、早いときには朝の2時からトレーニングをしているのだそうだ。
馬さんの蹄(ひづめ)保護のために、蹄鉄(ていてつ)を装着するそうだが、夏用冬用とあるそうで、冬用はスパイクタイヤのようなものだと言っていた。
何より驚いたのが、厩舎地区はひとつの村のようなもので、馬500頭と200人ほどが暮らしているということ。こんなに規模が大きいだなんて思いもしなかった。
子供たちはここから学校に通っているのだそうだ。
イメージ通り、大量のニンジンがあったのがなんだかうれしかった(*・ω・)。
ドーピング検査場もあり。
あまり書きすぎると営業妨害になるといけないのでこのくらいにしておく。気になる方はぜひバックヤードツアーへ参加を(笑)。
この後、レース場でもお話をしてくださり、40-50分の充実したツアーは終了。おまけにクリアファイル・絵葉書のセットのお土産まで頂けた。やったね!
案内のお兄さんは一生懸命お話ししてくれるのだが、どうしても外が騒がしくて聞き取りづらい部分もあった(スピーカーは馬さんが驚くといけないので使えない)。
案内してくださる方の近くにいて、お話をきいてもらえたらとても楽しめると思う。大満足のバックヤードツアーを終え、
レースを見ていこう(*・ω・)
馬券も買うよ!(: ・`д・´)きりっ。
わからないので全部1位の馬を選ぶ形で(笑)。
さっきのレースを見ていてわかったのだが、ばんえい競馬では、馬さんが障害物の前で一休みするのだ|ω・)。
サラブレッドのように、風のように駆け抜ける感じではないので、出走ゲートの近くから追いかけて撮影してみようと画策。200mくらいなのでわたしでも走れるだろう。
よーい。どん!
迫力あるね!
騎手にペシペシされている馬さん。
ちょ、ちょっと待ってー!(想像以上に速い)
馬さん、一休み入れるも・・
ちょ、ちょっと待ってー!(2回目)
待ってー(小声)
力強く駆け抜けていったとさ。
めでたしめでたし。
めでたしついでに、人生初・馬券があたったよ!(朗報)
340円ゲット。
投資は600円ですが何か?(*・ω・)
外には、ふれあいばん馬動物園もあり
ピリカちゃんがおとなしいことをよいことに、プニプニの鼻をたくさん触っておいた。はぁぁたまらん(*・ω・)。
そんなこんなで、ばんえい競馬場を思う存分楽しむことができた。
別に晴れた日じゃなくてもいいのではないか、明後日から3日ほど天気が悪そうなので、バンバンと走ることを選んだ方がよいのではないかと思ったりもしたけれど、これだけ満喫できたら言うことないだろう。
最後に、自転車置き場の馬さんにもえっ。
今日の宿・JRイン帯広へ
JR帯広駅のすぐ横なので、とてもわかりやすい。バイクは屋根の下に置かせてもらうことができた。
荷物を部屋に運んだら、早速お出かけ開始。
帯広では豚丼か、今回はインデアンカレーを食べたいと思っていたけれど・・・選んだのは
「豚丼のぱんちょう」さんへGO!
駅のそばにあり、バイクを置ける場所を確保しているときにしか来れないと思い訪問してみた次第。
18時頃に訪問すると、席はほぼ満席だったが、一人だったのですぐに通してもらうことができた。
普通は、松>竹>梅というグレードになるかと思うが、このお店は逆で、華>梅>竹>松のようである。お肉の量で値段が違うらしく、梅(6枚@1,100)・竹(5枚@1,000)・松(4枚@900)。
竹か梅を頼んでいる人がほとんどだったけれども、初めてのお店だしわたしは松でw。なめこ椀をつけてもらった(@200)。
おっと!
いっぴんさんと同じく、豚丼に蓋が被せられてある肉チラ見え方式である。
かぽっ。
ああ、この瞬間がたまらない(*・ω・)。
一口食べて、驚く。
ここのタレ、好きやわー!(*・ω・)
肉はロース肉だと思われるが、炭火焼で香ばしくて、しつくこくなく、パクパクと食べれてしまう。ご飯がすすむ君なのだが、いかんせん肉4枚の松にしたのでご飯とのバランスが悪いw。
ここは梅か華を選ぶべきなのだろうと思った。
たれはわたし好みだし、おいしいのだが、値段など総合的に考えると、個人的には他のお店の方が好みかもしれないな。
いろんなお店の特徴を楽しめるのだろう、帯広に来たときには別の豚丼のお店を訪問しようと思う。
セイコマに寄って念のため明日の朝パンを買っておいた。ちくわパンもようかんパンも見つけられてラッキーだ。
グラチャンバレーを見ながら、クラッシックをくびり。
昨晩一睡もしていないのでベッドにもぐりこむと、おやすみ3秒だった。
バンバン3日目走行距離:293.3キロ
4日目の【5】まだ見ぬ風景がそこにあった、海につづくひまわり畑、へつづく。
明日は北か東か、どちらに進もうか(*・ω・)。
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