お盆休みに実家の愛媛に帰省中のこと。ヒッチハイクをしながら日本中を旅している男の子と一緒に、わたしが好きな瓶ヶ森林道をラパン号(軽自動車)で走った時の話だ。
高知県の瓶ヶ森林道へ
愛媛県と高知県の県境にある寒風山トンネル(R194)近くの道から入っていくと、瓶ヶ森(かめがもり)の尾根沿いの林道へつながる。
「林道」なんていうと、道が狭くて舗装道路で無い、そんなイメージがあるのだが、ここは綺麗な舗装林道だ。このまま走って行くと、石鎚山の登山口・石鎚スカイラインへと続く、とっても気持ちのいい大好きな道だ。
過去3度はバンバンできたが、今回初めてラパン号で走った。お盆で交通量も多いのを見越して掃除をしてくださっていたのか、今までで一番落石も少なく、路面が綺麗に思えた。
今回はほとんど写真を撮っていないので以前の写真を使うが、こんな林道である。
wikipediaには「全線一車線幅」と書いてはいるが、そんなに道路幅が狭いようには感じない。
今回はたくさんの車にすれ違い、多少バックする場面はあっても、すれ違いに困難を極める場面はなかった(離合できる場所は多々ある)。
UFOラインとも呼ばれる瓶ヶ森林道ではここから見る景色がいちばん好き。このまま進んで石鎚側に抜けたい気持ちもあったのだが、Tくんの宿探しの時間の都合もあったのでここで来た道を引き返すことにした。
瓶ヶ森林道の景色を楽しんで、Uターン
既に15時を過ぎていたが、石鎚方向に進むバイク・車が多く、Tくんも乗せているのでなお安全運転で進んでいた。
何組かのバイクのグループとすれ違った後だ。左カーブでのできごと
※轟イメージ図(絵心はない)※
車がやってきてもすぐに止まれるように徐行中カーブ手前で、バイクが飛び出してきた。スピードも出していないので余裕で停車できたのだが、えらいセンターを走るバイクやな、と姿を見た瞬間思った。
それでも軽自動車なら余裕ですれ違えるくらいの幅が右側にあるのだ。左側通行なのだから、当然出て来たバイクは右側を抜けていくだろうと思ったのだが
そのバイクはまさかまさか!わたしから見て左側にハンドルを切ったのだ。
「うそやん(°ω°)」
思わずつぶやいてしまった。おいおい、どこに逃げ場があるの?!こけなかっただけよかったけど・・・
Ninjaに乗ったソロライダー(女の子)に見えた。
「かもしれない」と思って運転してほしい
これだけ交通量が多いのに、車がくるとは思わなかったのかな。
センターラインのないカーブの真ん中走って大丈夫だと思っていたのかな。
仮に車が来たらどう動こうかイメージしてなかったのかな。
転げても一人でバイクを起こせるのかな。
いつもはもっと落石が多いけど大丈夫?ってか、何で左(彼女から見て右)にハンドル切ったの?
わたしもバンバンに乗って細い道を走る。でも、必ず「・・・かもしれない」と思って運転をする。
だからあまりに理解できなくて、車を降りて彼女に声を掛ければよかったと後から思ったほどだ。こんなことしていたら、いつか必ずケガをする。
バイクは囲いがないものね。むき出しだからね。特に女の子なんだから、ケガしないで安全に乗って欲しいね。そして、相手(対向車)のことも思いやってバイクに乗って欲しいな。びっくりしちゃうよ。
瓶ヶ森林道は冬は雪のため閉鎖。よく土砂崩れが起きるので、行く際は道路状況チェックして行ってくださいね。夏はアブ多しですw。