前々から目を付けていた、神河町(姫路の北)にあるススキで有名な砥峰高原近くの「エルビレッジおおかわち」にむ。とともにラパン号にて出動してきた。
「エルビレッジおおかわち」は関西電力の施設で、大河内発電所のPR館だ。上に太田ダム(群)、下に長谷(はせ)ダムがあり、その2基のダムの高低差を利用して発電している純揚水式発電所だ。
エルビレッジおおかわち・PR館
駐車場無料、日曜だと言うのに閑散としていた。
バンバンで以前長谷ダムを探して迷ってやって来た際にはここで帰ったのだが、階段があり上った先にPR館がある。
綺麗な施設だ(*・ω・)。
発電所の見学が無料でできる
帰りに写真を撮ったので時間が隠れてしまっているが、11時半・13時・14時半・16時の4回行われているようだ。所要時間は約30分。
申し込みはカウンターで出発の10分前までに行えばよいと書いてあったが、団体さんの予約がある場合は見学ができないこともあるようなので、お出かけ前に出発時間についてやその日に見学できるか電話で確認した方がよいかもしれない。
ちなみにPR館のお休みは月・火らしいが、祝日の場合は翌平日、あとは年末年始(要確認)。
専用シャトルバスに乗って見学へゴー!
見学の時間が来た。参加するのは4人家族の方々とわたしたち2人の計6名。専用のシャトルバスに乗りこみ、お姉さんの説明を聞きながら発電所へ向かう。わくわくだ(*・ω・)。
大河内発電所内へ
トンネル内を進んで行く。
薄暗いトンネル内を進むのだが、公道ではないのに、ちゃんとしっかりした速度規制標識があってそっちが気になったw。
バスで進める一番奥の部分に到着。トンネル内はボコボコしているが、岩盤が硬い為コンクリートを吹きつけただけでOKなのだそうだ。掘り出された岩は砕いて長谷ダムを造る際に使われたと説明してくれていたと思う。
案内される方に行くと、赤いカーペットが敷かれていてびっくりした。
見学をさせてもらえるのは、地下5階建ての一番上の地下1階部分で、わたしたちはそこにいるらしい。
青い〇が長谷ダム。赤い〇が太田ダム。夜のうちに太田ダムへ水をくみ上げ、昼間に太田ダムから長谷ダムに流すことで発電をするのだそうだ。常に稼働しているのかと思いきや、そうでもないそうで、わたしたちが見学していたときも停まっていた。
特に夏場の日中など、電力消費の多いときに助っ人として活躍するそうで、大阪から指令が出ると、約3分で稼働することができるそうだ。一番驚いたのが、太田ダム・長谷ダムを造る際に、一軒も水没した家屋がないと言っていたことだ。
揚水式の発電所というと、クリーンなイメージがあって、いわばピンチヒッターとして登場しなくとも常に稼働すればいいのに(*・ω・)、発電するのにものすごくコストがかかるとか、発電量を調節しにくいとか、何かデメリットがあるのかしらと、今記事を書きながら思った次第。お姉さんも答えにくいかもしれないが、訊いてみればよかった(笑)。
ちなみにこれが1号機・2号機(だったと思う、一定の発電量ができる)。
こちらが3号機・4号機(だったと思う、発電量を変えられる、と言っていた)。
ちょっとうろ覚えな部分があるので間違っていたらメンゴであるが、このようなことをお話ししてくれた。
もっと内部に入ったり、実際長谷ダムや太田ダム(群)に行くということはないのだが、専用のシャトルバスに乗って連れて行ってもらえただけでもうれしかった。説明をしてくれたお姉さんにも感謝。
外には大きな送電線もあって、ひとつは京都方面にも行くらしい。
大河内発電所は揚水式発電所の発電量・全国で3位らしいのだが、1位は同じく兵庫県の奥多々良木発電所、2位は奥美濃発電所なのだそうだ。奥多々良木発電所は多々良木ダムがあるところだと思うので、また行かなくちゃね。
喫茶アプリコットでダムカレーを食べる(*・ω・)
PR館に戻ってきた。見学とともに楽しみにしていたのがダムカレーだ。
残念ながら京都の日吉ダムのダムカレーのように限定カードをもらえるわけではないのだが、食べとかないとねw。お店の一押しみたいやし。
セルフ方式の喫茶店だ。店内の席数は多くはないが、外にはテラス席もある。
ダムカレーいただきます(*・ω・)。えっと、これは長谷ダムでいいのかな?w
ルーを入れて・・
ああっ!!ヘタこいた(´;ω;`)ブワッ。
決壊はさせておく(: ・`д・´)キリッ。
ああ、もっと美しく仕上げたかったw。
日吉ダムカレーに比べるとスパイシーさはそんなに効いていなかったと思うので、甘口でないカレーを食べれる子供ならいけるのかな、と思ったりした。
ダムカレーの大盛り対応については未確認(む。の笹うどんは大盛りできなかった)。手作り感満点のコロッケがホクホク、揚げたてでとってもおいしかった。
カレーにはきのこ類がたくさん入っていたようで、椎茸を細かく刻んだものも入っていたようだ。珍しいよね。
PR館の内部
懐かしい電流いらいら棒があったり、パソコンで施設について調べることが出来たりする。
施設自体はそんなに大きくもないのだが、無料見学に参加することもできるし、砥峰高原にススキを見に行く際など遊びに寄ってみるのもよいかもしれない。
この後、長谷ダムと太田ダムに行った。ダムカードのことも含めて、長くなるのでまた別記事にて。
個人的に長谷ダムが衝撃やった。まさかあんなダムだったとは(*・ω・)。