【旅にまつわるよもやま話】わたしは晴れ女なのか?それとも・・!

誰かとの約束や電話が苦手。

「さびしい」という感情に(きっと極端に)乏しくて、ひとりでご飯を食べることにもひとりで時間を過ごすことにも何の抵抗もない。一人旅は言わずもがな。

そんな人間であるわたしの旅の印象を大きく左右するものが2つある。

それは「出逢う人」と「天気」だ。

というわけで、今日は旅にまつわるそれらについて少し書いてみたい。

はて?わたしは晴れ女か、雨女か?

旅をするときにどうしても気にしてしまうのが天気なわけだが、全身で雨を受け止めなければならないバイク旅ではなおさらである。自然のことなので雨が降るのは仕方ないと思ってはいても、やっぱり雨が降らない空を求めてしまう。

個人的には(もちろんw)「晴れ女」だと思っているのだが、思っているだけでは何の説得力もないのでいくつか例をあげてみたいと思う。

  • 小学校の修学旅行:1泊2日で九州→晴れ
  • 中学校の修学旅行:4泊5日(?)で関西→晴れ(5月なのにとても暑かった)
  • 高校の修学旅行:5泊6日で信州・東京→晴れ(7月の信州は特に快晴)

修学旅行に関しては雨具を使った記憶は全くない(^ω^)。

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九州ツーリングはなかなか相性がよい

何度かツーリングで行っているけれど、九州はほぼ雨具を装着した記憶がない。曇りすらもほとんどない。基本晴れている。やまなみハイウェイの長者原(ちょうじゃばる)ポイントは晴れ記録更新中(5)。

関西から九州までフェリーで移動している間に大雨が降って止んだこともあったし、去年のお盆の九州ツーリングでは台風が去った後に上陸し、次の台風が来る前に九州を離れることができた(うむ、これは神業)。

北海道ツーリングはなんだかんだ太陽には遭遇できる

あまり北海道ツーリングについて、天気同様一日中どんよりした気分で終わった、ことが多々あるという印象はない。

2014年。フェリーで北海道に行って帰りは自走して兵庫まで戻った27日間、雨も降ったけれど1日中雨とか1日中曇りということはなく、毎日太陽に遭遇できた。特に北海道脱出前から本州を走っている間はずっと超快晴だった。

このとき雨が降るかもしれないと思って着込んでいたカッパはまるで無用だったな。

2016年。北海道が台風に大雨と大荒れでツーリングを中止した方も多かったようだ。9月の北海道もライダーさんにほとんどすれ違うことがなかった。天気・道路状況が心配な中行ったけれど、行ったら気温も快適でお天気に恵まれた最高のツーリングとなった。

実は京都にフェリーが到着する日に関西に台風が来そうで心配だったのだが、台風の謎の減速があり、幸いにも帰宅日は雨だけで済んだのだ。帰ってきた翌日は兵庫は台風のため強風だった。

2017年。台風に帰路を阻まれ、フェリーが欠航し2日延泊することになったが、北海道は晴れていて超快晴の道北ツーリングを延長戦で楽しむことができた(会社のみんなには大きな声では言えない)。

2018年。1度目は雨には当たらず(ただただ寒かった)。

2度目は夕方降っても日中の活動中には雨降らず。3度目は出発時、関西を襲った台風に怯えながらもギリギリで飛行機が飛び、なんとか北海道へ(わたしの後の便は欠航)。

台風の後ということで北海道の天気もあまり良くない予報だったけれど、予報を覆す青空も広がり、10月なのに暖かく思っていた以上に快適なツーリングができた。

北海道ツーリングに行って1日中太陽を見ることがなかった(1日くもりや雨)という日は多分数えるほどしかないと思う。

「数えるほどしかない」で片づけてしまうとまるで説得力がないので、2013年からカウントしてみたのだが、北海道ツーリング73日中1日じゅう太陽(青空)に遭遇できなかった日は5日という結果だった。

・・最初は5日だけ!と嬉々としていたわけだが、む。も去年の北海道ツーリングで1/14なので、わたしの5/73が良い結果なのかいまいちよくわからないw。

沖縄はギリギリの戦い

初めての沖縄は10月の3泊4日。

ばんちゃんと石垣島で待ち合わせをしたときには、超停滞型の台風が沖縄沖に鎮座していた。最南端の波照間(はてるま)島へ行く予定にしていたのだが、もう何日も石垣島ー波照間島を結ぶ高速艇が欠航となっていたのだ。

ところがわたしたちが乗ろうとしていた到着した日の最終便のみ、なぜか運行されることに。物資の運搬のためかもしれない。

波が高すぎるときには引き返すという条件で出発した高速艇は無事に波照間島に到着。

波照間は予想外に晴れていて、夜には宿の方が星空観察に連れて行ってくれたりもした。

翌朝、海で遊んだあと、たまたまお話した島のおじちゃんに「今日の昼に出るフェリーで脱出しないときっとしばらく船は出ないから家に帰れなくなるよ」と教えてもらい慌てて荷造りして脱出w。

中型のフェリーは高速艇とは比較にならないくらい恐ろしい揺れ方をし、出発から到着までわたしは限界突破し続けた(いわゆるゲ■船)。この後も確か1週間近く船は止まっていたはず。おじちゃんに出逢ってなかったらどうなっていたことやらと今でも思う。

行きも帰りも飛行機は何とか飛んでくれて助かった。

2度目の3月の沖縄。台風ではなかったが、4泊の予定の与那国島の滞在がフェリーが強風のため欠航になったので1日延泊して5泊の滞在となった。

と、ここまで話しておいて

・・あれ?

なんかやたらと出てこないか?!「風」というワード

そうなのである、「晴れ女」アピールしようと思っていたのにわたしは気づいてしまったのだ。わたしは多分「台風女」だ。

なかなかの確率で台風が絡んでいるなと。割と運よくギリギリでかわすことができてはいるけれど、なんとかならなかったものもあったw。

ポジティブに変更してくれる脳内のおかげで、旅は続くよどこまでも

人間とは不思議なもので、雨よりも晴れが良い、トラブルなく旅を終えたいと思いながらも、あとから笑い話になったりたびたび思い出すのは、平平凡凡に無難に終わったことよりも少し刺激的だった場面だ。

子供にカメラを盗まれそうになったこと、寒すぎて体の震えが止まらなかったこと、雨の中ガス欠になったこと、強風にあおられながら走ったこと、山奥で雪に滑ってしまったこと、少しへこたれそうになったときに地元の方に声をかけてもらったこと・・

「あの人にまた逢えるかな」「あそこが晴れていたらどんなふうに見えてたんやろ?」

出逢う人と天気は旅の印象を左右すると言ったけれど、わたしの次の旅の大きな原動力にもなっていることに気が付いた。

やからって晴れんでええってことやないんやで(^ω^)。

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