若かりし頃、カナダ・アメリカ・タイが好きで、バックパックを背負って海外を一人旅していたことがある。
その頃貯めていた航空会社のマイル(いわゆるポイントみたいなもの)を今でも保有している。その一つが、アメリカのユナイテッド航空(UA)のマイルだ。
わたしが持っているユナイテッド航空のマイルは、クレジットカードを作り、お買い物をしてマイルが加算されれば、その都度マイルの有効期限が18か月延長される仕組みになっている(2017年12月時点)。
なので、もう何年もユナイテッド航空の飛行機には乗っていないのだけれども、
- クレジットカードを使ってマイル(ポイント)を延命
- 十年以上前に飛行機に乗って大きくもらったマイルをしぶとくw保有している
というような状況なのである(いわゆる「陸マイラー」というやつだ。しょぼいけど)。
ユナイテッド航空のマイルを保有し続けている理由
ユナイテッド航空のクレジットカードは、いちばんグレードの低いものでも無料ではない。
わたしが使っているクレジットカードで、1年に1,500円程の年会費がかかる。それなのにどうしてわたしがそれでも保有しているかというと
- クレジットカードで使う金額が大したことなくても、日常で貯めたマイルでいつか飛行機に乗れるんだ、とワクワクしていたい。
という個人的な嗜好もあるのだが、いちばんの大きな理由は
- ユナイテッド航空のマイルを、全日空(ANA)の日本国内線で利用できる
からである。
海外へ行こうと思うと、必要なマイル数からしてもハードルが上がるのだが、ANAの日本国内線は現在、ユナイテッド航空の5,000マイルで片道から利用できるため、非常に使いやすいのだ。
以前、ユナイテッド航空のマイルを使って無料でANAの航空券を発行してもらい、長崎県の五島列島・福江島に行ったことがある。2011年の話だ。
あんなに大好きだった飛行機に、2014年に石垣島と周辺の離島に行って以来乗っていない。
そろそろ飛行機に乗ってどこかに行きたいな、マイルはあるけれども、予約するのが面倒やったなぁ、なんて思いながら何気にユナイテッド航空のHPをチェックしてみたことから事は始まった。
数年前とは違い、簡単にユナイテッド航空のHPから検索ができるようになっていたのだ。
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あれ?こんな風に無料航空券を発券できるの?
わたしが住むエリアから最寄りの空港は神戸空港だ。
例えば、沖縄の那覇空港に行きたいと思った場合、普通は、こんな移動をイメージしないだろうか。
ところが、検索してみてびっくりしたのだ。
こんな便にしますか?と、たくさんの神戸空港(兵庫)→那覇空港(沖縄)までのフライトが案内されるのだが、中には下の図のように一旦違う場所に行ってからのち、那覇空港に向かう便も同じ5,000マイルの使用でOKなのだということがわかった。
※最初に利用する空港~最後の空港までの距離が800マイル(1マイル=1.6キロなので、1,280キロ)以内なら片道5,000マイルの利用で無料航空券を発券できる。特別な期間を除く。
※神戸空港~(羽田空港)~那覇空港であれば、間に東京を挟んでいようが、出発地の神戸~目的地の那覇の距離(739マイル)でみるので5,000マイルの利用でOKだ。
※羽田空港~那覇空港であると東京ー沖縄間の距離が984マイルあるので、無料航空券を発券するために8,000マイル必要になる、という面白いことになる。
どのルートにするか迷ったのだが、最終的に、羽田空港で乗り継ぎの
- 神戸空港→羽田空港
- 羽田空港→那覇空港
という2便を5,000マイルを使って発券した。
わたしが最初に検索したときには、
- 神戸空港→新千歳空港(北海道)
- 新千歳空港→羽田空港
- 羽田空港→那覇空港
という、ルートも出てきた(笑)。これも5,000マイルで発券可能だった。
いろんな日付でいろんな目的地を入力して検索をかけてみたのだが、気まぐれなのか?面白いルートが毎回出てくるとは限らないので、これ!と思う便を見つけたらさっさと予約するのがよいのかもしれない。
乗り継ぎ便なので、何日も滞在できるというものではない。
長くても半日程度の滞在となるが、飛行機大好きなものとしては同じマイル(ポイント)を使うならたくさん飛行機に乗れて、やったー٩(ˊᗜˋ*)وと思いたい(笑)。
そんなよろこびをむ。に・・・
これを知ったとき、あまりにうれしくて、小躍りしながらむ。に話をしたのだが
「え?だって沖縄に行きたいんやろ?さっさと沖縄に行った方が沖縄で遊べるやん(*・ω・)」
「なんでそんな時間かけて行くん?」
と返ってきた。
・・ならば、誘いませんっ!w
こういう感覚、合わないのだ(笑)。
そんなわけで、友達に話してみたら
まさかの「行きたい!」との返事。
ユナイテッド航空のマイレージプログラムでは、友人の分として航空券を発券することも可能になっている。
マイルを友達に使うのは全然かまわないのだが、わたしも使ったことのない使い方の上、一旦羽田空港に行くのには理由がある。
羽田空港には、国際線ターミナルもある。国際線ターミナルは24時間営業の空港だ。飲食店も24時間開いているものもある。そこで夜を明かしてみたいと思ったのだ。
フライトの時間から、羽田空港のベンチで仮眠することになるだろう。友達がそんなハードな旅に付き合えるだろうか?やや不安だが・・
何度も念押しをしたが大丈夫だというので一緒に行くことにした。日程は平日にお休みを取りやすい友達に合わせて、このような旅程になった。
- 12/13(水)神戸空港21:15発→羽田空港22:30着
- 12/14(木)羽田空港6:10発→那覇空港9:10着
帰りはスカイマークの
- 12/15(金)那覇空港16:50発→神戸空港18:40着
が早割で一人5,500円で購入できた。
つまりのところ、
- 水曜の夜:兵庫→東京
- 木曜の朝:東京→沖縄
- 金曜の夕:沖縄→兵庫
という移動となった(飛行機の移動費は、5,500円ということだ)。
自分でも思う、なんでこんなわざわざなことが好きなんだろうかと(笑)。
ネットで簡単に無料航空券の検索、予約ができた
ユナイテッド航空のマイルを使って全日空(ANA)の無料航空券を予約する場合、ユナイテッド航空のHPからアクセスする必要がある。
2ヵ月前から予約ができるようだ。
特典旅行のページにアクセス
ここのページから検索をかけて、妄想を膨らませることができる(9月に見つけてから、何度アクセスしたことだろうw)。
検索をかけると、たくさんの候補が出てくるので、その中から選択。
そこから先は、画面に従って入力をしていくだけなのだが、わたしが利用したときには、PCからだとエラーが出てうまく次の画面に進むことができなかったため、iPhoneで予約をした。
- 自分の情報、同行者の情報を入力。
- フライトの確認
- 最終確認
このような画面の流れである。
あとは、登録しているメールアドレスにメールが届くので、印刷して終了。
メールにe-ticket番号が記載されているので、ANAのカウンターで見せればOKだ。
まだ6往復くらいできるマイルがあるので、面白いルートをまた見つけてみたい。
どうせ旅に出るなら、1日でも長く行きたい派なので、わたしにとってはある意味勇気のいる(笑)日程の組み方だったのだが、かなり満喫できたのでまたやってみようと思う。
対馬・壱岐(長崎県)、必要マイル数は多くなるが、道東や道北。まだ行ったことのない宮古島(沖縄)も魅力的だ。飛行機でさっさと移動して、現地でレンタバイクを借りて走るのも楽しそうだ。
おもしろいマイルの使い方、この空港は遊べるよ!というようなことをご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えてください(^ω^)。
いざ、ゲットした無料航空券で旅に出る。つづきはこちらを。
⇒空港にシャワーもあるよ!【24時間営業・羽田空港国際線ターミナルを楽しむ