無料キャンプ場の視察の後は、鳥取砂丘・砂の美術館へ。
去年のお盆の鳥取ツーリングの際にも訪問しているのだが、砂の美術館は毎年テーマが変わるため、年を変えて行くとまた楽しめちゃう、という仕組みの施設だ。
2015年はドイツ展だった。とっても感動したので再訪した次第。
砂で世界旅行 2016年・9期は南米編
今回は2016.4.16~2017.1.3まで。
1月から4月中旬まで、次のテーマの準備のため、休館となる。特にお正月休みに行こうと思われている方は注意が必要だ。
2016年10月に鳥取地震が起こった
マグニチュード6.6、鳥取県の倉吉市あたりでは最大震度6弱という大きさの地震。兵庫に住むわたしも、仕事中長いこと揺れてとても驚いた。
「大丈夫かなぁ」といろんなことが心配になったが、心配になったことの一つの中に、この砂の美術館も含まれていた。
パソコンで調べてみると、砂の美術館のHPに、
10月21日に鳥取県で地震が発生しましたが、 砂の美術館で展示の砂像および施設への影響はございません。 22日(土)以降も通常どおり営業しております。
と記載してくれていた。ほっとした。でも、思ったのだ。
大きな地震が起きたのに、どうして砂の美術館は大丈夫だったのか?
地震が起きる前から、Yさんと11月に砂の美術館に行く約束をしていた。行ったら職員さんにきいてみようと思っていた。
1月から4月にかけて砂像を作るのですが、作品が完成してから約半年経っていて、乾いてしっかり固まっていたので崩れることはありませんでした。
にわかに信じがたいのだが、お姉さんが言うのだから間違いないのだろう。なぜ信じがたいか、というと
砂の美術館の砂像は、砂と水だけでできている
からである。
特別な砂と水と、何かで固めているのではないかと思っていた。が、違っていた。職員さんがとっても丁寧に教えて下さって、
鳥取砂丘の砂と水のみでできているのだとわかった。
1月に終わった作品は崩されて、また次の作品の際に同じ砂を使うのだそうだ。
砂像の造り方
※木枠に砂と水を流し込み、空気を抜く→転圧機で固める→木枠は約60センチの高さ。それを作品の高さに積み重ねる→水が抜けたら上から枠を抜く→作品は上から削っていく。
全体を見ながら作品を作れないから、わたしが造ると頭でっかちになったり、バランスがおかしくなりそうだ(笑)。
途中で大崩れが起きた回もあったそうで、そんなときには、違うものにデザインを変更したこともあったということだ。
南米編の作品を一部紹介しよう
作品名はかなりうろ覚えなので、わたしが勝手につけてしまったものもあるので注意w。
クスコの街並み
楽器を演奏している人に目が行きがちだが、奥の街並みが緻密。
しかし、表情が豊か。
光の当て具合も考えられているのがすごい。
アマゾンの動物
ワニとヒョウ(?)の柄がリアルすぎる(: ・`д・´)。
あと、前足の筋肉感。
別の作品だが、蛇の模様も表現されている。
コルコバードのキリスト像
ブラジル・リオデジャネイロの像。近くで見ると若干面長な感じに思えたのだが
遠くから見るとじゃーん。いい感じである。
この段階では気づいていなかったのだが
本当の像のように手を広げていた。ちょっと感動した。
コーヒー園の様子
個人的に今回いちばん気に入ったのがこれ。
豆感ですぎ!(*・ω・)
裏側も手抜きなし。
リオのカーニバル
南米と言えばカーニバル。
躍動感ありすぎ。
え?もっと寄れと?!(: ・`д・´)
では、リクエストに応えてもう一枚w。
イケイケ感が南米らしく、とってもいい感じだ。
上に上がると、作品を見下ろすこともできる
空中都市・マチュピチュ。
黄金伝説の都市・エルドラド。
違うところから見ると、また別の楽しみ方もできる。ドイツ展のときより立体感をさらに感じることができた。
その他
視線を感じて見たら、めっちゃ見られていたのでとってもびっくりしたw。
自販機もあり一息つけるスペースや、南米のグッズや砂の美術館のオリジナルグッズも置いていた。
そんなこんなで、今年も砂の美術館に感動できた。来てよかった(*・ω・)。
砂の美術館・駐車場/入場料
無料駐車場あり。バイクも隅っこに置かせてもらえる。
そんなに広い駐車場ではないのでピークシーズンには美術館の駐車場に置けない可能性大。ただ、鳥取砂丘も近いので、そちらに車を置いて歩いて行くのもよいだろう。
2016年現在、入場料大人600円。JAF割引で500円(1グループ適用OKみたいだ)。
あと、ちょっと驚いた件
Yさんが発見したのだが、外にあった砂像に草が生えていた(笑)。
あと、キラキラネーム感(笑)。