※欅坂46、「8thシングル・黒い羊」発売の少し前にオタクになったオタク歴わずか1年9か月ほどのわたしのだたの映画の感想なので、興味のない方はスルーしていただければと思います(^ω^)。
※今日(2020.9.5(土曜日))、む。と観に行ったのですが・・何だろう、どうこの気持ちを整理すればよいのかわからなくてブログに書くことで吐き出したいと思います。
9/4公開の欅坂46のドキュメンタリー映画
『僕たちの嘘と真実』大ヒット上映中!
究極の音楽映画が完成——。
永遠に語り継がれる僕たちの物語。#欅坂46#僕たちの嘘と真実#欅坂46よ永遠に#永遠より長い一瞬 pic.twitter.com/PwZpQdmXkS— 映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』 (@K_Movie2020) September 4, 2020
ファン歴としては短いのだが、欅にハマった当初ありとあらゆるものを漁ったので(笑)
- 鳥居坂46から欅坂46への改名
- 初期メンバーデビュー前に辞退
- ねるちゃん(以下長濱)遅れて加入
- ひらがなけやき誕生
- てっちゃん(以下平手)発煙筒襲撃事件
- showroomの件
- 平手2017夏のツアー不在
- 武道館ライブ中止騒動
- 平手2018夏のツアーステージ落下
- 9thシングル発売延期騒動
- 卒業・脱退メンバーについて
- 文春に書かれた記事内容
など、基本的なことは押さえての参加である。
9/3(木)には前夜祭、9/4(金)から一般公開が始まったのだが、仕事を休めなかった。というわけで、今日の朝いちの回で見れるよう朝早くから伊丹イオンタウン(TOHOシネマズ)へと向かった次第。
コロナ対策としてソーシャルディスタンスはバッチシ
映画を見るのもひさしぶりの話なのだが、
- 入場前にカメラで検温
- 横は1席ずつ間隔を空け、前後も空席になるようにしか席は取れない(2人で観に行っても間が空く)
- そもそも映画を観る人が少なすぎた(!)
ということで、300名ほど入るスクリーンだったのだが快適に鑑賞することができた次第。
気になって観に行く前にツイッターを見てしまったw
前の日あまりに気になって、ついついツイッターで検索してしまったのだが
- 涙なくしては見れない
- 最初から最後まで泣きっぱなし
- エグイ
- 観終わったらライフ0になる
ような感想で溢れていたので、一体わたしはどうなるんだろうかと思っていたのだが、
ドキュメンタリー映画を観て泣いたか泣いてないかと訊かれたら・・?
思ったほど泣いてない
という答えである(←泣いてる)。
ここから映画の感想をつらつらと
※映画を観ながらメモを取ったわけでもないので、メンバーのコメントについてはニュアンスが違っていたり、少し言葉が違っていたら申し訳ない。
①ライブ映像がいい
欅坂46と言えばやっぱりライブ。
いくつもライブシーンが出てくる。欅共和国には触れられていない。2019のライブはかなりの回数参加したので現地でも見たし、東京ドーム公演については円盤も持っているのだが、スクリーンの大画面で観れるだけでもファンとしては行く価値があると思う。
特に、
- 2019年全国アリーナツアー・もんちゃん(以下鈴本)センターのアンビバレント
- 2019年全国アリーナツアー・平手復帰の避雷針
- 2019年3rdアニバーサリーライブ武道館公演・黒い羊
を再度見れたのは個人的に激アツだったし
- 2018年全国アリーナツアー・ガラスを割れ!(の平手落下シーン)
は初めて見たので衝撃的だった。
何が衝撃的だったかというと、ライブ中に(おそらく)平手が
「叫べ!」「僕はもっと強くなりたい!」
というようなことを叫んでいたと思う。途中、(のちにふーちゃん(以下齋藤)のインタビューでアドリブだとわかったのだが)花道へと一人走って行ってしまう。
そのシーンがまるで死に向かって走って行っているようで、どこかにダイブしてしまいそうに思えてしまったことだ(そして落下する)。けやかけの澤部さんじゃないが「あっ!死ぬ死ぬ!」と思ってしまった。
割と前半にそのシーン(1度目)がある。もしかしたらそのシーンを見たからかもしれないし、わたしの年齢も年齢(十分すぎるほど大人(笑))というのもあるからか、わたしの性質なのかわからないが、割とどこか冷静に映画を観れたのかなと思った。
※ちなみにわたしは箱推しであるが、特に齋藤・平手・鈴本が好きである。
②インタビューに登場しない子がいたのは不満
インタビューシーンを採用されていたのが
- キャプテンのゆっかー(以下菅井)
- 副キャプテンのあかねん(以下守屋)
- 齋藤
- にじか(以下石森)
- みいちゃん(以下小池)
- ゆいぽん(以下小林)
- 理佐(以下同じ)
が多めだった印象。
わたしの記憶違いなら申し訳ないのだが、1期生の中で、うえむー(上村)とぺーちゃん(梨加)の言葉がなかったように思う。2人とも普段からどんなことを思っているかわかりにくいタイプなのにこんな機会まで逃してしまうなんて惜しいなと思った。
もちろん時間の都合もあるし、構成上のこともあるのだろうが、脱退・卒業生からのコメントがなかったことも。特に平手(まぁ、ないなら徹底的にない方が良い気もするが)、あと特にずーみん(以下今泉)と鈴本の話は訊いてみたかった。
③石森の言葉に涙
石森はKEYAKI HOUSEの後日インタビューのときにも思ったのだが、おバカキャラとは真逆で、
- 思ったことをわかりやすい言葉にして発する力
- みんなを見るやさしい視点
が本当に素敵な子だなって思っていた(^ω^)。
KEYAKI HOUSEでみんなが料理をする中、「あれ小林は?」「料理中、映り少なくない?」と感じていたわたし。その謎が解けたのは、石森のインタビューのおかげだ。実は小林が裏方としてせっせとみんなが使った食器や調理器具を洗ってくれていた、というエピソードを紹介してくれたのだ。
そんな石森が「(欅は)みんなで手をつないで崖の前に立っている(ような感じ)」と表現し、唯一わたしが涙腺崩壊したのが9thシングルでの初の選抜制導入に怒りを表し(穏やかな石森がストレートに怒っている姿に驚いた)
「自分を入れてくれなんて1ミリも思わない。でも(齋藤)冬優花がいたからダンスがまとまっていたし、みいちゃん(小池)がいたからセゾンが成功した、みんな欅に必要」
「(欅は)全員で戦ってきた」
という一言だった(涙腺崩壊)。
そうなのだ、わたしが欅坂を好きになったのは、ポンコツで不器用で、バラエティでも気の利いたリアクションもコメントもできない子が多いのに(笑)、みんなでやればすごいパフォーマンスを魅せてくれるそのギャップ。
でも、思った。「欅に必要」「欅に必要」ってみんなのことを言っていたけど、石森だって欅に必要だ。だって、メンバーが泣いていたり不安になっていたりしたら、石森は必ず側にいて背中をさすっていてあげたじゃない・・
④小池の強さ
平手不在のライブ。二人セゾンでのソロダンスパートをやるかやらないか・・歌の途中も葛藤した挙句、しーちゃん(佐藤)にマイクを渡し、(おそらく)アドリブで前に出て踊りきったその勇気。
「平手のセゾンとは対に」
「平手のセゾンが秋冬ならわたしは春夏」
「(季節が)つながっていたらいいな」
と言っていたのが大変印象的。
7thシングル・アンビバレントでは平手の代わりにセンターを務めた4人のポジションをこなし、配信ライブではついにアンビバレントのセンターに立った。おっとりした子なのに、ときどき胸アツ事案を提供してくれる子だなって思う。
⑤鈴本の仁王立ち
終盤、8thシングル・黒い羊のMV撮影の場面がある。
撮影が終わり、カットがかかった後、平手のもとへ駆け寄り座り込むメンバーたち。その中、輪の側にはいたものの一人だけ突っ立っていた鈴本の姿が映っていた。
- 鈴本も撮影の余韻から抜け出せないでいたのか
- ただその輪の中入っていくスペースがなかったのか(単純に出遅れただけなのか)
- 「みんな何やってんの」くらいに醒めた感じでいたのか
それは本人から語られていないので全くわからないのだがわたしはいい意味で
- 「平手大丈夫~起きなよ、帰るよ~」
位に思っているんじゃないかなと思った(まるで勝手な想像なのだが)。
堂々と平手センターの代わりを務めてきたかっこいい鈴本。普段はマイペースで、みんなと同じでなくてわたしは凄く鈴本らしくていいなと思った。ただ、少し異様に見えるかもしれない(鈴本が黒い羊に見えなくもない)と思ったシーンでもある。
※鈴本に関しては、(2017年夏のツアーだったかと思うが)不協和音のセンターの練習をしているシーンがあって、不協和音のセンターは菅井ではなく鈴本の可能性もあったのか!と驚いた。
⑥小林の「みんなと思っていることが違う」
これもまた印象的な言葉だった。わたしが勝手に感じたことなのだが、欅坂の1期生のメンバーの中で
- 今泉
- 小林
- 鈴本
の3人は初期から割と似た考えだったんじゃないかと感じてしまった。特に今泉と小林は。
残念ながら小林以外は卒業してしまいインタビューもなく、小林も「(平手に対して?)多分みんなと思っていることが違うからこういう場面では言えない」と答えていた。
「平手がいるに越したことはないけれど、いるメンバーで何とかしよう」
「やってやろうじゃん」
的な・・何だろう侍魂のような。どこか冷静で、どこか大人で、俯瞰的に欅坂46を見れる人物だったのではないかと感じた次第。
欅坂には控えめでやさしいメンバーが多いけれど、やさしくて弱っているメンバーに感情を持って行かれすぎな感じがする(特に若いときなど仕方がない)。
ただ、以前から小林は自分を持っていてハート(芯)が強くて素敵だと思っていたけれど、今回映画を観て推してしまいそうなくらいいいなと思った(^ω^)。これはどことなく・・2期生のひかるちゃん(森田)にも通じるところを感じている。
良くも悪くも平手の映画と言える
欅坂46の中心にいたのでそりゃそうなのかもしれないが・・平手を知らない人でもこの映画を観ればもともとはどんな中学生だったのか。どんな風に成長・変化していったか、何となくわかるのではないだろうか。
- ライブ前は緊張しーで「できない」と言う平手。それは初期から最後まで変わらなかった姿が映っている。デビューシングルのサイレントマジョリティのMV撮影が始まる前、みんなに「がんばろう(がんばるぞ?)」と大きな声で発していたことに大変驚いた。
- 映画の中では、カメラの前でも無邪気な頃の平手を見ることができる。
- 3rdシングル・二人セゾンの頃から顔つきがガラッと変わってしまったのが一目でわかった。
- 4thシングル・不協和音。菅井が当時のことを話り、「ねる(長濱)とシンメのポジションだったが、ねるも言っていたけれど(平手が)目を合わせてくれなかった」と。それなのに、MV撮影の後(?)にはスタッフさんらしき方と笑顔で話す場面も。メンバーの中では孤独になっていた(孤独を選んでいた?)としても、話せる大人が近くにいたことに安心した。
- 守屋もこの頃からコミュニケーションが取れなくなっていった、と発言。
- 2017年の紅白歌合戦の後、欅坂を離れたいと平手。→2018年1月末には武道館公演を中止(平手の腕の怪我が理由?!)。
- それなのに、その武道館公演予定日の(確か)数日前に6thシングル・「ガラスを割れ!」のMV撮影をしていた(えええ?!)。
映像があっちいったりこっちにいったりするのだが、映像の中に割と日付が入っているので、理解しやすいと思う。ガラスを割れ!のMV撮影が2018年1月下旬になっていたので見間違いではないと思うのだが・・ちょっとここについては理解ができなかった。
とっくに限界を超えている(であろう)平手に対して何かしてあげることはできなかったのか、2017年夏のツアーの不在の件もそうだが、万が一平手がいなくなった・休んだ時のことを考えて周りの大人はもっと前から代替案を考えてなかったのか?
・・・大変不思議なのだ(仕事をしていたらリスクについて考えるものだから)。
で、結果これにつながったと思うのだが
驚き!幻の9thシングル・MV撮影をしていた(!)
- 最初の撮影が2019年7月であったこと。台風で撮影ができず、次のMV撮影が10月になってしまったこと。
- 9thシングルが「10月のプールに飛び込んだ」だったこと(とわたしは認識した)。
- 平手が「表現できない」と撮影に現れなかったこと・・
- それを知らされず他のメンバーは撮影していたこと・・
- 結果、シングルとしてCD発売されなかった
ことだ。
いやいやいやいや!!
「イオン」「メチャカリ」とタイアップしていたんですけど。MV撮影の風景が映っていてかなりのスタッフさんが動いてたんですけど。メンバー、振り入れてましたけど。選抜制だったんで漏れたメンバーがいたんですけど。2期生にとって初めて自分のポジションだったんですけど・・いや、メンバーの気持ちよ・・わたしも(ファン)も待ってたんですけど・・
ここだけ見たら「平手いい加減にしろよ」ですやん。たった一人の「できない」で、どれだけのメンバーの想いと製作費とタイアップしてくれた企業の信頼を吹き飛ばしたと。発売頃に合わせてメディアにも出してもらっていただろう・・
現場に来て、初めて曲を聴くわけでもダンスの振り入れをするわけでもコンセプトを聞くわけでもないだろうに・・こうやって進むまで折り合いをつけることができなかった。そして7月から次の撮影の10月まで夏のツアー・ドーム公演があったとはいえ、3か月もの期間があったのに。
9thシングルがどのように進んだのか、どんな話し合いがあったのか、個人的にはそこが最大の謎でそこを知りたかったのだが、運営も平手も何も言わないから結局わからずじまいだ。
そして9thシングルはCDとして発売されることなく、平手は卒業ではなく「脱退」という言葉を選んで2020年1月23日、欅坂を去ってしまった。
平手の「自己肯定感の低さ」
これはいろんな雑誌を読めばわかることなのだが、平手は自己肯定感の低さが顕著だ。
2017年紅白終了後、平手が
「休業って言葉は好きじゃないから・・欅坂を離れようと思います」
「欅坂にいて楽しいですか?」
と皆に問いかける音声がある。
「欅坂にいて楽しいか?」というのは一見、「わたしは楽しくないけど」というようにきこえたりもするけれども、自分だけが目立ってしまうことを嫌う平手の性格を考えると「自分だけが目立ってしまう欅坂でいいのかな、それでもみんなは楽しいのかな」というニュアンスに近いのかなと思ったりもした。
ライブの前も後も苦しそうにする姿、満身創痍でセンターに立ち続けてくれた、欅坂46の先頭に立って魅せつづけてくれた平手には「お疲れ様」と「ありがとう」の言葉しかないし、映画の最初に感じた「死ぬんじゃないかと思った」・・・本当に本当にそうなる前に離れてよかったのだと思う(ボロボロだったと思うが)。
ただ、メンバーのことを嫌いになったり、ライブの演出や楽曲について考えたり欅坂46の活動がイヤになって離れたのではないと思う(思いたい)。
それは先日発売された雑誌にも書いてあったけれど、「みんなに欅坂を離れて楽になったでしょ、って言われるけど、別に欅坂を離れて楽になったわけではない」「しんどさは変わらない」と言っているからだ。
そんな人間なのだ平手は・・いい意味でも悪い意味でも自分も周りも一緒に仕事をするのはしんどいのだろうと思う(苦笑)。けどそんな平手だからとても魅力的で目が離せないのだろう。わたしもそうだ。
本人も「いつか話せるときがきたら」と言っているので、いつか卒業メンバーも含めて、あのときはこうだったという話がきけたらいいなと思う。
そして欅坂46は改名へ・・!
映画を観て思ったのが、2期生には報われてほしい!ということ。よくぞ悲しい素振りも見せず今まで元気いっぱいにやってきてくれたな、と。
映画の作りとしてはそりゃそうだよね!って感じだが「これからも欅坂46を応援したい」と思った次第。で、やっぱり欅坂が好きだなぁと。
ただ・・・
監督さんが「涙のシーンは使わないようにした」と言われていたのに、唯一菅井の涙を使用した場面がある。
わたしも同じ女性として思うのだが・・女性アイドルは男性より短命だ。特に1期生は約5年。今までになかったコンセプトのアイドルグループとしてがむしゃらに活動してきて、20代半ばに差し掛かってきた女の子たちが「もう一度ゼロから・・」「情熱をもって」モチベーション高く、根気よく挑んでいけるものだろうかと。
結構しんどいんじゃないかなっていうのが正直なところ。
でも、今いるメンバーが好きだから、できることなら28名みんなで10月のラストライブを迎えてほしいし、改名後も全員が笑顔でいてくれたらうれしいなって思うわけである(^ω^)。
※書きなぐったただの感想なので、めちゃくちゃで読みにくくて申し訳ない。