神戸港から新門司港へ到着したわたしたち。
大きな国道を使って大分を目指してもいいのだが、せっかくなら寄り道をしていこうと、福岡県道25号線→国道322号線→県道28号線を走り、平尾台へ向かった。
平尾台は日本三大カルストのひとつ
山口県の秋吉台、高知県・愛媛県の四国カルスト、そして福岡県の平尾台は日本三大カルストと言われている。
〇カルスト地形とは(wikipediaより)
石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水、地表水、土壌水、地下水などによって侵食(主として溶食)されてできた地形(鍾乳洞などの地下地形を含む)である。
グイグイと高度を上げていくと
いつも走る快走路に出た。
でも、走るたびに思っていたのだ。秋吉台や四国カルストに比べて、平尾台はカルスト感!がないと。今回も思っていたら、む。が
と言い出した。
そういや、鍾乳洞方面の道を走ったこと、ないかも。
そんなわけで、鍾乳洞の案内が出ている方へ進んでみた
びっくらこいた。
めっちゃ素敵やん。カルストロードやん。
そっか、平尾台はちょっと中に入らないとカルスト感が出ないのね。
今までこの道の存在に気が付いていなかった。
もったいないことをしていたと思うが、この日気づけたからよかったとしよう。む。が「鍾乳洞に行きたい」と言わなければ、永遠に気が付いていなかったかも(笑)。
カルストロードを堪能した後は、鍾乳洞へ。
千仏(せんぶつ)鍾乳洞へGO!
無料駐車場あり。
駐車場から鍾乳洞入口までガッツリ下っていく。帰りは当然登りとなるので、探検後の体力も残しておこう。
大人800円。
何故だか草履の貸し出しがあったので、借りることにした。
行こうとすると、受付の女性、お掃除をしている男性から、
「昨日雨が降ったからね、結構水の量が多いよ」
「この辺くらいまで(水が)あるかも」
と。
は?(: ・`д・´)
となった、その水量は、お2人の仕草から
そんなとこまでジーンズあがらんわw。
笑いながら「でも、普通の鍾乳洞やんな」と何も知らず進んで行くわたしたち(あほすぎた)。
いざ、千仏鍾乳洞の中へ
地図によると、全体で1,200mあるようだ。
入口から480m地点、奥の細道の前までは「靴のままでOK」と書いてある。
ふむふむ。確かに。
ところが、480mを過ぎた奥の細道から、道はときおり細くなり
水の中をちゃぷちゃぷと進んで行く道に変わる。
ひぃぃ。結構冷たい(: ・`д・´)。
それでも、しばらくしてくると慣れてくるものだね。ひざ下まで浸かりつつ、ずんずん進んで行く。
ライトアップをして賑わっているかと思いきや
入口から900m地点から、照明がなく真っ暗という本気仕様にw。
いろんな意味で危ないんじゃないかと思うも、む。が「俺のiPhoneで照らすわ(: ・`д・´)」というので、お願いし、さらに進んで行く。
ところが、地獄トンネルが行方を阻む
(暗すぎてわからないかと思うが、)地獄トンネルの前で数分に渡り作戦会議w。
つまり、こんな感じなのである。
※轟イメージ図(絵心はない)※
昨夜の雨で水量が多く、おまけに通り抜ける穴も小さく、くぐって抜けようものなら服がかなりの確率で濡れる、という状態なのである。濡れないで行ける人がいるとしたら、レインボーダンスリンボーダンスの達人くらいだろう。(む。に間違っとるよ(*・ω・)とツッコまれたw)
どうする?行く?止める?
ちょっと待てよ?現在位置を見てみよう(デジカメの画像で確認)。
地獄トンネルを抜けると、あと、1~3の滝を抜けるだけである。あとちょっとでゴールではないか(と信じていた)。
よし、行こう!
地獄トンネルが最後の難関に違いない(と信じていた)。
リュックにミラーレスを厳重にしまい、iPhoneも奥へ押し込み、パ〇ツまで濡れたが何とかクリア!やったぜ(: ・`д・´)。
で、あとちょっとだ!と信じて進むも、一の滝、まさかの
激しい水量ww。
それでも、先にゴールがあると信じてずぶ濡れになりながら進むも、その先が狭っ!暗っ!(: ・`д・´)
いや、無理やろ、これは絶対無理やろ。
ということで、また地獄トンネルをくぐらなければならない憂鬱さとを天秤にかけても、先に進むことをあきらめて撤退することにした。
既に服はびっちょんこである。いい歳して何やってんだw。
おまけに、もう照明があるところだというのにライトをつけたままiPhoneを手に持っていたむ。が水の中に落としてしまった(: ・`д・´)。すぐに引き上げはしたが・・・
そんなこんなで、ヒーヒーしながら戻り、スタッフの方に一体全体何が正解だったのか?訊いてみると
- 濡れても良い恰好で行くと良い
- ヘッドライトを持っておくと良い
- 行けなかった人がリベンジしに来ることが多い
- 最後まで進めても出口はない(Uターンして戻ってくる必要がある)
と教えてくれた。
お願いします。できたら全部最初に教えてくださいw。
そんなわけで、
千仏鍾乳洞に行くときの服装や持ち物について
- 雨の後など、水量が多いときは特に、濡れても良い服でのぞむと良い。
男性はフンドシ、女性はビキニ、でとは言わないが、わたしなら長そで長ズボンのラッシュガードで行くと思う(確か更衣室あり)。というのも、
手の甲、ひざ小僧と、あちこち擦りむいたからだ。わたしは服が濡れるとテンパったのもあると思うが、道も細いところがあり、打ったり擦ったりすることもあると思うため。
- とにもかくにも、濡れては困るもの、落としては困るものは持って行かないに限る(ロッカーあり)。
特にむ。が水に落としたiPhone、ミラーレスのカメラなどは置いていく方がよいかと。途中で引き返すなら持って行くのもよいと思うが、鍾乳洞の奥まで行って戻ってくる場合など、持って行くのであれば、防水のものにすると安心だろう。
- ライトの準備をお忘れなく。
これも途中で引き返すなら不要だが、一番奥のところまで行くのであれば、途中から真っ暗で見えないため。両手が空くヘッドライトタイプが便利かもしれない。川口浩探検隊気分を味わえる(古)。
まったく、む。のおかげでえらい目にあったぜ(´ω`)。
しかし、こんなに面白くて本気wの鍾乳洞が福岡県にあっただなんて知らなかった。確かに、リベンジしたくなる気持ち、わかるね(笑)。今まで平尾台を誤解していてごめんね(*・ω・)。
とにかく早く走りはじめよう。
これだけ暖かければ、服もすぐ乾くだろう(^ω^)。
つづきはこちらをどうぞ。
日本三大カルスト・平尾台と千仏鍾乳洞を楽しんだ後、阿蘇方面に向けて進んで行く。 思いのほか鍾乳洞で時間を取ったので既に1…
歳取ると、傷が治りにくくて困るのよ。今もひざ小僧が真っ赤(笑)。