能取岬から小清水峠を走った前の記事はこちら。
あげいもと温泉卵でお腹を満たしたら、硫黄山を歩いてみるとしよう。
「硫黄山」「硫黄山」と耳にするが、アトサヌプリ(裸の山)という活火山で、「硫黄山」というのは別名のようだ。
硫黄のにおいがプンプンする。モクモクと湯気が上がっている。驚いたのが、このように噴き出している場所の近くまで結構寄れてしまえること。
蛍光塗料をこぼしてしまったかのように真っ黄色だ。その辺ではブクブクと・・
風向きによっては、一気に自分の方に向かって流れてくる。
行くまで、硫黄山って何があるんやろう、と思っていた。でも訊く人訊く人が「硫黄山いいよ~」と言っていたが、確かに良かった。
何がどうって、ただ、こんな風景を見るだけと言えばそうなので好みは分かれそうだが、吹き出し口にこんなに近寄れるなんて思ってもいなかったから。迫力があったという点で〇だ。
さて、移動しよう
明日の天気は微妙な予報。
事前のチェックでは通行止めだったのだが、やっぱり気になったので駐車場のおじちゃんに津別峠について訊いてみたところ、やはり通れないらしい。
一度くらい和琴半島のキャンプ場に泊まって、一度くらい津別峠の雲海にチャレンジしてみたいと思ったのだが、これで今回は和琴半島に泊まる必要がなくなった。
この後は、摩周湖に行ってから考えるとしよう。
摩周湖第一展望台へ
道道52号線を摩周湖方面にバンバンで走るのは初めてなのだが、くねくね道の気持ちのいい道だったのだね。
そんな道を走っていた途中、見つけた!もちろんUターンである。
感激(*´ω`*)。農耕車横断注意なんてはじめて見た。
※他のバージョン・これは(: ・`д・´)という標識もいくつか見つけることができた。それらは後で書いたまとめ記事を。
第三展望台をスルーし、第一展望台にバンバンを停めた。
天気がいまいちのため、摩周湖も当然・・しかし、一度も霧の摩周湖を見たことがないのだが、本当に霧ってでるの?(笑)
摩周湖に来てよかったと思ったことのひとつは、お土産屋さんの品揃えが充実していたことだ。
札幌か小樽で送ろうかなと思っていたので、これは助かる。1万円以上買えば送料が無料だ。定番の六花亭のバターサンドや白い恋人をはじめ、買おうと思っていたものが売ってあって助かった。社長用の箱入りのビールがなかったのだけが残念だったが。これで心配事が一つ減った。安堵である。
初山別のキャンプ場にいた、大宮ナンバーの白Ninjaのお兄さんがいて少しお話ができたのも良かった。夜は雨が降る予報。お兄さんは釧路に向かうそうだ。わたしはどうしよう?
道の駅・摩周温泉へ
今夜は雨予報ではあるが、キャンプ場に泊まりたい気分だった。
虹別のキャンプ場は一度は利用してみたいと思っているところ。別海のふれあいキャンプ場だと東に行きすぎかな。多和平もいいけど、星は見えないかな、なんて思いながら、泉の湯(公衆浴場)の場所の再確認と900草原牧場の場所を教えてもらうため寄ってみた。
あまりに綺麗な建物に替わっていたから興味があったのもある。
案内のお姉さんが親切でいろいろ教えてくれた。泉の湯のほかに、亀の湯という温泉もあるそうだ(これも泉の湯と同じく200円で入浴可)。
とっても惹かれたのが、「亀の湯はシャワーがなく、衣類はザルカゴに入れる」、という点だw。入ってみたい、これは(: ・`д・´)。訊けば900草原牧場の方向であるうえ、亀の湯からほど近い場所にキャンプ場もあると・・
この時点で15:00。
もう少し走りたい気もしたのだが、これも何かの縁だろう。こういうめぐりあわせは大事にしたい。今日の寝床は、教えてもらった桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場に決定だ。
桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場へ
すごい!こんなフカフカの芝の上にテント張れちゃうの?!(*・ω・)
かと思ったのだが、管理人さんによると、こちら側は公園なのでテントの設営は禁止なのだそうだ。受付を済ませ(540円)、テント設営。
あっちをみてこっちを見るとはげちゃびんだが仕方ないw。
「昨日はバイクの人が3人くらいいたんだけどね。今日も誰か一人でも来るといいんだけどね」なんてあれこれしてくれる管理人さんは言ってくれるのだが、「いやいや、それなら一人がいいです(^ω^)」って感じである。
900草原牧場へ
荷物を置いて身軽なバンバンで出動だ。
何気に900草原牧場は初めてである。道道53号線を釧路方面に走っていると、案内が出てくるのでそこから入っていく。しかし、いかんせん天気が。
だめだ、こういうのはつい撮ってしまう。とままえだベアーの熊さんに通じるものが・・「もォ」ではなく「秀樹」でもよかったが。
1杯100円の牛乳をぐびり。そりゃ、おいしいに決まっている。
以前はキャンプ場だったそうだ。残念な話。
「今ですか?う~ん、自由な感じ?(笑)」とお店の方は言っていたので、ひっそりとテント張らせてもらうのだったらいいのかな(わからないけど)。でも、近くに桜ケ丘森林公園キャンプ場があるしね。
天気がよければまた印象も違うだろう。またの機会に。
キャンプ場方向に戻り、近くのセイコーマートで買い出しを済ませてから歩いてお風呂へ。
摩周温泉・亀の湯
キャンプ場から神社方面へ、階段を下っていくと亀の湯がある。
二輪駐輪場のところにテントを張ったのだが、そこからだと歩いて5分くらいだろうか。入浴料200円。
定休日は5が付く日の、毎月5日・15日・25日。営業時間は午前7時~午後8時までだが、キャンプ場の管理人さん曰く、早めに閉めることもあるので、遅くとも6時半くらいまでには行った方がいいと言っていた(でもこの時間はこの時間で混むらしい)。
おばあちゃんがいたのだが、帰られてからは貸し切り。あっ、ざるかごがあったw。
シャンプー・リンス・石鹸はないので持参のこと。シャワーなし。ドライヤーも有料のものすらないので、髪が長い方は洗うのも乾かすのもちょっと大変かもしれない。
さっぱりしてキャンプ場へ。
初山別・稚内と虫知らずだったのだが、今日は蚊多し。蚊取り線香を持ってきておいてよかった。
おまちかねのジンギスカンタイム(*・ω・)
誰もいないので炊事場を陣取り、音楽をかけ、焼酎のお湯割りを飲みながら(轟おじさん登場)メスティンで1合ご飯を炊く。北斗七星と死兆星が刻まれた風防がポイントだ。
その後、ジンギスカンを炒めようとするが、風もないのに全くもって火力が・・ご飯が冷めるといけないので、固形燃料2個使ってファイヤー。
こうすれば、まずまずのスピードで仕上がった。
さて、頂こう。
う、うまし!
完璧な白ご飯。超おいしい。今まででいちばんの出来である。(が、あれ?ガマ先生提出用の人参を死兆星に、ジンギスカンで作った北斗飯の写真が消えている(涙))。
セイコーマートに300円もしない値段で売っているジンギスカンがあるのだが、それと野菜炒めミックスを買うのがわたしの定番である。一人分にはちょうどいい。これはご飯がすすむくんである。
・・・そうこうしていると、19時になり管理人さんが帰ってしまった。
となると、広い広いキャンプ場に、いるのはわたし一人。ち、チャンス!やりたい放題ではないかw。
音楽のボリュームを上げ、鼻歌はカラオケへと。何これ、最高に気持ちいいんやけど(*・ω・)。
数曲歌いあげ、歌姫気分wでテントへ帰宅。
焼酎効果なのか、やっぱりこっちに来てもあったかいのか、多分両方だと思うのだが、寒さを感じることもなく、深い眠りに着いた。
バンバン走行距離:215.3キロ
貸切キャンプ場、最高である(*・ω・)。
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