帯広で海鮮丼の朝ご飯を食べ道東道で移動してきた前の記事はこちら。
占冠(しむかっぷ)ICを降りた後はR237を南へ、門別・平取(びらとり)方面へと進む。
静かな道かと思いきや、思いのほか今日はトラックの通行量が多くて驚いた。東から札幌・苫小牧方面に向かう車が、無料区間だけ道東道を利用する、というパターンも多いからだろうか。
北海道で一番行ってみたかったシューパロダムがある夕張(札幌)方面も捨てがたいが、空の具合からそのままR237を南下することに決定。
R237沿いで見つけた岩知志ダム
気持ちよく走っていると、左手に現れたダム。
ダムカードが発行されているダムではないのだが、あまりの水の勢いに思わずバンバンを停めてしまった。真ん中の水門しか開いていないのに。
国道沿いにあるのも珍しいのではと思ったらやはりそうだった。割と古いダムのようだが、塗りなおされたためか、綺麗に見えた。
偶然だったが、ええもん見れた(*・ω・)。
R237を走ったのは初めてではないのだが、途中、日本百名山の幌尻岳への入口を発見した。こんなところにあったのだね。
北海道に日本百名山は9座ある。
利尻山・羅臼岳・斜里岳・大雪山は登ったが、残る5座で大変なのは特に幌尻岳だろうと思う。とにかくアクセスに時間がかかるのだ。あとは川の増水・こちら側からなら山荘の予約が気になる点だろうか。
そんなことを考えながら
二風谷ダムに到着
何だか腰が引けちゃいそうなくらいとっても立派な管理棟があるのだが(*・ω・)。
平日なので管理所でダムカードを頂けた。土日祝の場合は沙流川歴史館で対応してもらえるようだ。
二風谷(にぶたに)ダムを見学
あまりに暑いので上着を脱いでダムの方向に歩いていくと、ぬぉ(°ω°)。何というオサレさん。
天端の長さは550mと北海道の重力式コンクリートダムではナンバーワンというだけあって歩き応えはある。
暑すぎてヒーヒー(*・ω・)。
二風谷ダムには魚道がある
沙流(さる)川は、サケ・シシャモなどがの遡上する川。 そしてサクラマスは、人工ふ化事業の困難な魚らしい。
ダム上流に産卵場所があり、 海へ下りまた遡上するサクラマスの資源保護を主な目的に、魚道が設置されたのだそうだ(案内より)。
ゲートがダムの水位に合わせて上下するそうだ。
今調べてみると、こういう魚道があるダムという点でも珍しいと思ったのだが、「二風谷」はアイヌの聖地ということで、ダム建設の際、いろいろあったのだと分かった。
以前、二風谷アイヌ資料館には行ったことがあるのだが、今度行くことがあれば、沙流川歴史館に寄ってみよう。また違ったことを感じられると思う。
ドライブインユーカラ(ライダーハウス)もキャンプ場も温泉もある。この辺はいつも駆け抜けるエリアだが、平取に泊まるのもいいかもしれない。
苫小牧→室蘭方面を目指そう
あまりに暑いので、湿った靴やタオルなどを干しながら走行。夏みたいだ。海岸線に出たら、R235→R36で海岸線を西方向へと進み、室蘭にある幌別ダムを目指した。
幌別ダム
幌別ダム管理所で平日しか配布されていないダムカードだ(多分北海道で平日しか入手できないダムカードは今現在、ここだけかと)。
今日は金曜日。せっかくのチャンスなので今日中に訪れておきたかった。17:00までだったが、頂けてよかった。職員さんがとっても親切な方だった。
ダムの見学が、限られたところからしかできなかったのだけが残念だが。
16:30。そろそろ今日の寝床へ移動しよう。まだ明るいがちょっと遅くなってしまった。
室蘭岳山麓総合公園自由広場キャンプ場へ
「室蘭岳山麓」というだけあって、市内からグイグイ登っていく。思ったより距離があるなぁ、なんて思いながら進むと、現れた無料のキャンプ場。
特に受付等は必要ないみたいだ。明るいが17:30を周っている。早くテントを設営せねば・・と思いながらも、何だか足踏みをしてしまうわたしがいた。
たくさんの自転車が止まっている点(騒がしいのか?それとも逆に安心か?)、炊事場周辺をテントで占拠されているような点、無料のキャンプ場というだけあって女子トイレがあまりに・・だった点(贅沢なのは重々承知だ)。
先客が張っているところから考えると駐車場に近い位置にテントを張ればいいのだろうが、今日は週末。駐車場や道路にキュルキュル跡はないとはいえ、走る人からすれば楽しそうな山道の先にある公園。眠れるだろうか?
などなど、「さ、テントを張りましょか」と思えない自分がいたのだ。ただ寝るだけなのに。無料で使わせてもらえるのに(弟子屈の一人きりのキャンプ場とは比にならないくらい気になることが自分の中にある)。
たまにそんなことはあるので、そういうときは寝床をかえてきたのだが、今日は「寝るだけやん」と言い聞かせてテントを張る準備を始めた。
あれ?グランドシートがない(: ・`д・´)
おかしい。緑の防水バッグに入れたはずのグランドシートがない。
テントの下にしかないと、テントの底面が汚れてしまう。荷物を全部ひっくり返したが出てこなかった。どうして・・
一日くらい、と思いたいが、テントが土で汚れるのは許せない(稀に出る部分的に神経質なわたしw)。街に降りてシートを買ってまでここでテント泊しなければいけない理由もない。
そこからのわたしは早かったw。
iPhoneから楽天トラベルのアプリで宿検索
隣の伊達市に4,000円もしないビジネスホテルを見つけたので総合旅行予約サイトの楽天トラベルでピピっと予約。あら便利。現在地から40キロほどだ。さあ、移動しよう(*・ω・)。
バンバンを屋根付きの所に置かせてもらうことができた。お風呂・トイレは共同だが、部屋に洗面台があるだけありがたい。
お風呂は、女性は時間指定で貸し切りで入らせてもらえたので寛げた。しかも家庭用より大きく、大浴場よりは小さめという微妙な大きさの浴槽なのがよかった。
今回は食べれないかと思っていたホットシェフのかつ丼で夕食。
結局朝ご飯の海鮮丼の腹持ちがよく、また今日もお昼ご飯を食べ損ねてしまったのに、かつ丼の量がとっても多く感じた次第。
もちろん食べきったけどw。サラダはあっさりしたものにすればよかったな。
お金さえ出せば、泊まるところはどうにかなるとわかってはいるけれど、もう少し早く到着していればいろいろ選択肢はあったのかなと思う(洞爺湖や喜茂別のライダーハウスまで移動する、利用したことのある長万部のキャンプ場まで移動する等)。
余裕を持っての行動は大事だ(反省)。
明日は北海道最後の夜。今日が今日だっただけに、最後はテントを張って眠りたいなと思っている。
バンバン走行距離:372.2キロ
- 続きは、【’16北海道ツーリング9日目】伊達→積丹→京極~神威岬、初めてのファミリーキャンプ場~をどうぞ。
- 北海道ツーリング2016のメニューページはこちら。
※室蘭のキャンプ場に関しては、無料で利用できる貴重な施設です。チキウ岬にも近いし、室蘭の夜景を見るのもいいと思います。上記に感じたことはわたしが勝手に感じたことで、走り屋さんが来るかどうか等本当のことはわかりません。その点ご了承いただけたらと思います。
ただ、今検索してみてここのキャンプ場についてのはちのすを読むと、あながち感じたことは間違いではなかったのかな、と思ったりしますが・・