エルビレッジおおかわちで発電所の無料見学とダムカレーを満喫した後、長谷ダムと太田ダムを探すことにした。
「探す」と表現をするのは、砥峰高原からの帰り道、そこに見えているのに長谷ダムへのアクセス方法がわからず撤退したことがあるからだ。
長谷(はせ)ダムへ
写真を撮り損ねたのだが、エルビレッジおおかわちの駐車場に車を停めたその向かい側に山の方へ上がっていく道が2本ある。
1本は通行止めになっているので、もう1本を上へ上へ進むと長谷ダムと太田ダムへの案内が出てくる。
道幅はそこそこ広いが、落石が多かった印象だ。
トンネルを進むと、太田ダムへ。トンネルの手前を右へ曲がると長谷ダムだ。
ダムというのは自由に出入りできるイメージがあったのだが、ここは関西電力の管理でもあるからか、ダムの門が夕方から朝にかけて閉まるので注意。見学時間は9時~17時半。
駐車場があり、停めて見学。
何てことはない、普通の重力式コンクリートダムだと思っていた。
ここから見ても、そんなにわからなかった。
調査用(?)のボートがあった。
ボートの行き先を追って、勝手にクラクラしたw。
天端の長さがいい具合だな、なんて思いながら歩き始めた。
天端を歩いてちょうど中央部分あたりで、ダムをのぞき込むのがわたしの定番の楽しみ方だ。
といつもの調子でのぞきこんだわたしは、ガクブルだった(: ・`д・´)。
見学バスのお姉さんが「長谷ダムは兵庫で一番高いダム」と言っていた気がしたが、気のせいだと思っていた。
どうして気のせいだと思ったかわからないが、自分では神戸の石井ダムが一番高いように感じていて、あれより大きな高さのダムはもう兵庫にないのでは、と勝手に心のどこかで決めつけていたようにも思う。
※正解を調べてみると、今まで訪れた兵庫のダムの中で1番堤高のあるダムは三木市の呑吐ダム(71.5m)、2番目が石井ダム(66.2m)だった。
長谷ダムは102.0mでその2基よりずっと高い。
写真では伝わらないと思うが、水が流れていないのも相まってか、今まで見て来たダムの中で一番めまいがした(°ω°)。
ここから転げ落ちたら、ここから飛んだら、ここから・・という妄想が止まらないのである(変態と思われようが、それが楽しいのだから困ったものだw)。
わたしだけかと思ったら、む。もヒーヒー言っていたので、こういうところが好きな人に是非お勧めしたいダムである。
風も吹いていて、遮るものがない。ジェットコースターの先頭に乗って、レールをあがり、いちばん高いところで少し停まっている、そんな状態を楽しめる。下手な乗り物より、立っているだけなのにスリルが味わえる(と思う、保証はしない)。
黒部ダムが日本で一番高く186m。放水に目を奪われたからだと思うが、高さをそんなに感じなかったのが今となっては不思議だ。
長谷ダムは一方からしかアクセスできない
わたしは以前、砥峰(とのみね)高原からの帰り道、長谷ダムを道路沿いで見つけて、寄ろうとしたのに寄ることができなかったのだ。
このような感じで、県道39号線沿いにあって、すぐそこに長谷ダムが見えるのだが、入口はどこだろう?と思っている間にトンネルを過ぎ、あれ?と思っている間にどんどんダムから離れてしまう。
ちなみに県道沿いにも道はあるのだが柵があって入れない。
下の写真は、長谷ダムから県道39号線方向を見下ろした様子。なので、長谷ダムに行くためには、ぐるっと周ってアクセスする必要があるので注意だ。
揚水のためのもの?!
硬そうな地質。
そんなこんなでヘロヘロになりながら、長谷ダムを満喫。また来よう(*・ω・)。
続いては、太田ダム群へ
ダム群?!と思ったのだが、太田ダムは第一~第五ダムまであると知り納得。変わったダムだ。
トンネルをくぐり進むのだが終始「太田ダム」との案内が出ていたので迷うことはなかった。
長谷ダムから10キロ位だ。最終案内では「太田ダム」から「太田池」に変わり、ようやく前に行ったことのある太田池だということに気が付いた(笑)。
あの日はあんなに天気がよかった日。しかも、一人で動いても怖いとか思う人間でもないのになぜそう感じたかなんとなくわかった次第。霊感は全くないけど(^ω^)。
前と同じ場所に到着。太田第5ダムのようだ。
公園もあってモニュメントもあるのに、中には入れない様子。
手前に気になる道があったので行ってみたが
こちらも残念ながら通行止め。
ロックフィルダムであることは確認して終了。またススキの時期に砥峰高原に行く際、バンバンで探索してみるとしよう。
長谷ダムと太田ダム(群)ダムカードについて
ダムカードはエルビレッジおおかわちPR館の受付で頂くことができる。特にアンケート等はなかった。リクエストをすると、長谷ダムカードと太田第一~第五ダムカードが2枚1セットになった袋を手渡して下さった。
残念ながら、エルビレッジおおかわちPR館は2023年2月に閉館した模様。現在は神河町観光協会で配布されているようなので、ご確認を。