北海道からのお便りに思うこと

比布(北海道)の管理人さんから電話がかかってきた。

「年賀状届いたよ」

え。もう3月なんやけど。今頃年賀状の話題ってww。毎回、まるで噛み合わない会話が繰り広げられるのだが

  • 今日で比布はマイナス15度位であること
  • 近くだけれど、引っ越しをすること
  • 今年で管理人さんを辞めるかもしれないこと

これらは聞き取ることができた。年賀状を喜んでくれてよかった。管理人さんが元気そうで何よりだ。今年は、チャンス。会いに行かなきゃだ。

2~3週間前の話

計呂地の駅長さんから電話がかかってきた。ちょうど芝居の時期なので忙しいんだろうなと思っていたけど、「やっと流氷が水平線に見えてきた」と わざわざ電話をしてきてくれた。

駅長さんの合言葉は「いつ俺はくたばってもおかしくないから、今年は来るべ?」 (俺はいつまでも長く生きられない、 だから今年は会いにきてくれるんだろう?)

こんな生意気なわたしに会いたいと言ってくれるのはとても嬉しいことだ。

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でも、ときどき距離がわからなくなる。

「写真送るね!」というわたしの言葉に

てっきり

「わかった」

と言ってもらえると思ったら「送らなくていいよ」との返事。

「どうして?」と訊くと
「死ぬことを考えて整理してるんだ」
「次来たら(死んで)いないかもしれないべ」
「だから写真とかいらない」

まだ、人生を折り返してさえいないわたしはまさかそんな言葉が返ってくるなんて想像もできなかった。ああそうか。年賀状も、だから、そうなのか。来た人に出すからなのか。

気づいたけれど、それでも気にせず毎年出し続けていた。

でも、もしかしたらそれって押しつけ以外の何物でもないのでは。もう迷惑なのかもしれないと思って今年は出せなかった。

ところが、1/10頃に年賀状が来たのだ。どういうことだろう。来なかったら来なかったで寂しいのだろうか(笑)。

そんな人もいるかと思うと、わたしの声をききたいと思ったときに掛けてきてくれる。会いに来てほしいと言ってくれる。そんな素直なおじいちゃん(と言うと怒れるかもw)がいることがとっても嬉しく思えるわたしなのだ。


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