【10】ダムカード巡りと北海道ツーリングマップル2017表紙・旧唐松駅をさがして、のつづき。
2017.9.15(金)はれと雨の繰り返し、最終はれ:北海道ツーリング8日目前半
ここ3日ほどぐずついた天気だったが、今日から3日、特に明日明後日の土日は全道的にピーカン予報である。
朝6時過ぎに連泊をするシガールも起床。談話室に行くとツルリンさんもやってきて、みんなで食パンを頂いて朝ごはん。
昨日、ツルリンさんは富良野の街でリングタイプのツーリングマップルを購入していた。
情報の整理をしてツーリングマップルにちゃんと書き込んでいた。勉強熱心でよろしいw。
そのときに初めて気が付いたのだが、わたしが持っている普通タイプのツーリングマップルは昨日訪問した旧唐松駅。
リングタイプのツーリングマップルは銀河鉄道999みたいな、旧富内駅なのだね。
どちらのタイプも駅で揃えているとは今まで気が付かなかった。旧富内駅も近くを何度も通っているのに逃しているので、次こそはと思っている。
「ツーリングマップルって見にくいよな。結局大きい地図いるよな」
との意見が一致したシガールの大きな北海道の地図には遺跡の名前があちらこちらに(: ・`д・´)。
そういう学部で勉強しているらしい。それにしても、地図に遺跡の名前を書いている子、初めて出会ったな。郷土資料館に行くのも好きらしい。
わたしの大きな地図には、もちろんダムカード発行のダムの名前を記しているw。
ツルリンさんは1ヵ月ほど旅の期間があるので帰るのはまだ先。大学生のシガールも9月末。朝からワイワイしゃべりながらも、気になるのは大きな台風18号の存在だ。
帰りのフェリーは大丈夫なのかと、時折新日本海フェリーのHPをチェックはしていたのだが、朝の時点で特に何の発表もなし。
わたしは9/17(日)の小樽発の便で帰るのだが、どうもその頃に台風が日本海を北上しそうな感じなのである。
去年もそうだったが、鉄則は、日程を短くして早めに帰れるように、対応できるように小樽港方面へ向いて走っておくこと。だというのは百も承知なのだ。
百も承知なのだが・・
スポンサーリンク
とそのとき、けたたましい音でJアラートが鳴り響いた
みんなの携帯やiPhoneが一斉に鳴り響く。
え?地震(: ・`д・´)
何?何?
わたしのiPhoneがまともに鳴ったのが初めてだったので、それはびっくりした(どういうわけだか、地震などでも鳴ったことがない)。
北朝鮮のミサイル?え?どこに向けて?
え?こっちに来てたん?(現在北海道)
やめなはれ(: ・`д・´)
本当に朝から迷惑な話だ(ぷんすか)。
みんなでワーワーしている間、ツルリンさんは携帯を置いて行ったまま駐輪場に行っていたので何も知らなかったというw。
そんなこんなありながらも、荷造りをし、出発準備。
昨日のこの時間には奥さんがいたのにな。ご挨拶できないまま出発しちゃうのが残念だ。また来ますね(*・ω・)。
150㏄のかっこいいバイクに乗るシガールと
今日出発するというのに、荷物を全部積んだ後、「あ。しまった。今日着る服まで詰めてもーたw」というツルリンさんに見送ってもらい、出発。
みんなのおかげで、本当に楽しかった。ありがとう(*・ω・)。
ツルリンさん、早く出発してねw。
一部3日目と重複するが、R38・狩勝峠経由で帯広方面へ
こればかりは仕方ない。
でも、せっかく通るのであれば、あの案内標識を確認しておこう。
2005年に見つけたミスプリの案内標識
その後、2011年にも直されていないことを確認していた。「たきくゎ」になっているw。
きっと今も直されていないんだろうなと思っていたのに、
「たきかわ」に直されていた件(: ・`д・´)。
そのままでよかったのに、とわたしの心の中の叫び。うん、これが正しいんやけど。
・・・先へ進もう。
3日目はばんえい競馬に向けて時間を気にしていたのでパスしたけれど、せっかく再び通るのだから訪問しておきたいところがある。
映画・鉄道員のロケ地・幾寅駅
道の駅・南ふらのの近くだ。
案内もでているのでわかりやすい。映画では、幌舞駅。そのまま残されている。
椅子ひとつひとつにこうして・・あたたかいね。
健さん、シブかったな。
わたしがこの映画を見たのは、北海道ツーリング中の雨の日のこと。比布駅近くの図書館でだった。
変わった屋根やね。旧唐松駅のおかげで、今後駅の建物にも注目していけそうなわたしがいる。
いい天気だなんて思っていたのもつかの間、狩勝峠手前からは雨が降り出した。
「えっ、今日天気よかったんやないん?」と不服に思うもw全身雨用のコーディネイトをしているのでバッチコイである。
狩勝峠を超えたら、佐幌ダムでダムカードをゲットし、
新得から道道75号線で鹿追町方面へ、R274で上士幌へと進むのだが、まぁ激しい雨(: ・`д・´)。
それでも、雨に降られながらも、その先に青空が見えて、
雨雲ぬけたぁぁぁぁあ!!!
というその瞬間は、小躍りしそうなほどに、とてもとてもうれしかった。
何でもない道がとてもきれいで、何でもない風景がとても広く見えて
「北海道にどうしてまたバイクで来たくなるのかな?」
そんな質問に答えられそうな理由がぎゅっと凝縮されていると、ここをバンバンと走りながら思った。
「バンバンと旅をしている」
そんな風に思う瞬間がいつもあるけれど、この旅では、ここだったみたい。
これからずっと、「本別」の地名を見るたび、ツルリンさんを思い出すんだろうなと思いながら(笑)、
足寄(あしょろ)方面・東へと進んでいく。
あまりの天気のよさに、一本道を入って遊んでみた。
名もなき場所を探せる楽しさが北海道にはある。
同じ所へ、もう二度と行けないかもしれないけど(笑)。
足寄の道の駅で休憩
そういや、ここの道の駅に立ち寄ったことがなかったなと思い、もしかしたらここにあるのでは?!と思ったらやっぱりだった。
足寄町出身の千春さんがいます(笑)。
足寄といえば、千春さんもともに写り、カントリーサインにもなっている巨大なラワンブキが有名だ。
9月だと見ごろは過ぎてるのはわかってはいるのだけど、一度この目で見てみたいなとずっと思っていた。
道の駅のお姉さんに訊いてみたのだが、やはりもう今は見れるところはないとのこと(7月頃が見頃)。おまけに、去年の台風で生育が悪く、今年はいつも案内しているところにお客様を案内できなかった、とおっしゃっていた。
シーズンを変えて北海道ツーリングに来れるといいんやけどね(思案)。
ラワンブキを使った食事でもあればと思ったのだが残念ながらなし。どこかでちょこちょこお腹を満たしながら進むとしよう。
とうもろこしの「恵味(めぐみ)」
そういや、まだとうもろこしを食べてないな、と思っていたら、R241沿いでとうもろこしの販売を発見した。
シガールから、「恵味(めぐみ)」というブランドのとうもろこしが好き、ときいていたので食べてみたいと思っていたら、まさに、だった。
1本250円だったかな。ゆでたやつを頂きます。
カブっ!
と豪快に食べる。
ふふ。思わず笑いが出る。甘くておいしいに決まっとるやん٩(ˊᗜˋ*)و
ひとり黙々と食べていたら、横浜ナンバーのお兄さんがやってきた。「おいしいですよね!」とよろこびを共有(*・ω・)。
お兄さんはわたしとは反対方向から来られたのだが、「峠越えるたびに雨が降っていると思った方がいいね」「今日は摩周湖の方から来たけど土砂降りだった」と情報を頂いた。
海沿いまで出たら晴れてそうなんやけどなぁ。あとは、気になる台風の話を。
お兄さんは以前、台風で波が高いため、バイクはフェリーで送って、自分は飛行機で帰ったことがある、と言っていた。
万が一に備えて、いろんな案を考えておくのは大事なこと。
- 青森の八戸港から兵庫の自宅まで1,100キロ超
- 青森港から兵庫の自宅まで1,000キロ超
- 宮城県仙台港から兵庫の自宅まで850キロ超
- 茨城県大洗港から兵庫の自宅まで700キロ超
- 新潟港から兵庫の自宅まで600キロ超
- 名古屋港から兵庫の自宅まで200キロ
200ccの車体の軽いバンバンと台風の中、高速での長距離移動はないな(きっぱり)。ありえるのは名古屋のみ。それなら安全にフェリーで帰った方がよい。命の方が大切だ。
食べ終わったら、雨雲に向けて出発!
道路に出て、まだお店にいるお兄さんの方を見たら、大きく手を振ってくれた。わたしも振り返した。
ただ、1本のとうもろこしを食べる間、時間をともにしただけなのに。こういう瞬間がたまらない。
お兄さんも、安全運転でね(*・ω・)。
8日目後半、【12】北海道ツーリングを終われない理由。約束の写真、約束の生ホタテ丼、へつづく。
とどろき、いきます!(アムロ風)雨雲へ再突入(*・ω・)。
- 2017年北海道ツーリングのメニューページはこちら。