兵庫県の北部・国道9号線をドライブしていたときにふと目に入った「うどん・そば」と書いてあるカラフルな自動販売機。
あれが初めての出会いだった。
ワクワクしながらUターンして戻った建物の中には、チラ見えしていた懐かしの自販機よりももっと気になるものがあった。
仲良く隣どうしで座れるよう(?)テーブルの椅子としてバスのシートらしきものが置いてあった。テーブルの上には果物の缶詰の空き缶。
回転式(?)の自販機を覗き込むと、パンと牛乳のセットに、ちくわ?も用意されていた。昭和感満点な雰囲気にうどんを食べる前からすっかり魅了されてしまった。
当時は290円だったきつねうどん。
今回、5年前の写真を見返して少しだけ値上がりしていたことに気がついた。再び足を運ぶまでに思っていたより時間が経ってしまっていたようだ。
壊れてしまった懐かしの自販機が復活!
懐かしの自販機は故障との戦いだ。古い機械だけに修理費もかかってしまう(※画像は島根県にあるカレーの自販機)。
クラウドファンディングで資金を募り、今回の故障に対応できたようだ。
10月に復活したということを知り、ぜひとも再訪したいと思っていた次第。クラウドファンディングでは出遅れてしまったので・・
停まっていた車の中には札幌ナンバーも!驚きとどろきである。
うどん・そばとあるが今回もきつねうどん一択。300円になっていた。
しばらく待つと、カタっと音がして取り出し口に現れる温かいきつねうどん。ソフトな器はほにゃほにゃで持ち運びに要注意。でも、コレコレ~!!という感じである。懐かしの自販機といえばやっぱりこの器だ(笑)。
安心してください、具は下にありますよ!(安村さん元気かな)
具は、きつね、ねぎ、おぼろ昆布、かまぼこ。
ずずっと勢いよくすすると、温かさが全身に行き渡った(^ω^)。はぁ~あったまる~!
ここに来る前は氷ノ山(ひょうのせん)近くを走ったのだが、気温が上がらず1桁止まり。山の方では雪が降っているんじゃないかというくらい頬がヒリついた。温かさがありがたかった。出汁なんてめったに飲まないのに全部飲み干してしまった。ふぁ~!!
窓に目をやると、クラウドファンディングに協力された方のお名前が紹介されていた(この画像はわたしがモザイク処理をしている)。お店の方の手書きのようだ(^ω^)。
満足感がすごくて、しばしバスの座席(笑)でまったりしていると、タイガースの帽子を被った男性がニコニコと・・
てっきり別にいたご家族のご主人だとばかり思っていたのだが、あとからこんな記事を見つけてしまった。
神戸新聞さんに記事にしていただきました✨#コインスナックふじ
レトロなうどん自販機復活 全国からの支援金で修理 ファンも急増|但馬|神戸新聞NEXT https://t.co/8ZQOeeBrsL @kobeshinbunより
— 漫画家藤村勇太@コインスナックふじ・オナガドリセンターもこちらへ (@westseaoftree) November 20, 2020
ぬあああああ!!!
あの男性、ここを管理されているご主人の藤村さんやったんや!!!
まさか、ご主人が現れるだなんて思わへんやん(笑)。せっかくのチャンスやったのに・・いろいろおききしてみたかった。本当に残念なことをした。
まぁ、また行けばいいか(^ω^)、と今言い聞かせている。
- コインスナックふじ:兵庫県美方郡香美町村岡区長板1069