【冬の四国ツーリング4】巨大みかん登場?!道の駅・八幡浜みなっと、のつづき。
道の駅で帰りのルートをどうしようかとツーリングマップルを見ていた。
八幡浜からR197で大洲(おおず)、松山方面へ・・と指でなぞっているとツーリングマップルに面白いものを見つけてしまった。
「旧道の峠は石垣の切通」「夜昼峠」
わたしが食いついたのは「旧道」、そして「夜昼峠」という箇所だ。
旧道は楽しい場所が多いと知っている。
「夜昼峠」、「やちゅうとうげ」なのか「よるひるとうげ」なのか、はたまた違う読み方なのか?
全く下調べをしていないので読み方すらわからないが、「昼だか夜だかわからないうっそうとした峠」なのか「昼も夜もひっきりなしに交通量が多い峠」なのか「一日中かかって越えなければならないほどに険しい峠」なのか。
どんな峠なんだろうかといろいろ想像できてしまう名前がついた峠にひかれてしまった次第。
基本的に、険しそうな旧道は、現在あまり使われていない場合が多い。単独行動の多いわたしはできるだけ調べてから行くようにしているのだが、「きっとこの道から入っていくのだろう」という道を目にしてしまったらもう最後。
工具一式も持っているし、iPhone用の携帯バッテリーも十分ある。ワクワクを抑えることが出来ず、突入してしまった(*・ω・)。
R197から旧道らしき方向へ
夜昼トンネル手前に、左手に伸びるいかにも旧道らしき道を発見した(他にも入口はあるのかもしれない)。
進んでみよう。
とりあえず、どんどん道なりに進んでみた。
交通量は皆無。
こういう静かな道が好き(*・ω・)。
なんて思いながら、どんどこ進んでいると、何やら案内を発見した。
ツーリングマップルを見てみると、県道235号方面(南?)に進んでいるのかも?違うのではないかと思い、走ってきた道を戻ることにした。
そういわれてみれば・・
随分手前にも何か案内が出ていたな、と思い、そこまで戻ってみた。
まっすぐ進んだ「芝中 古薮地区」が違うみたいなので、「柏木地区」方面に進んでみよう。どこか知らんけどw。
この先で合っているのだろうかと思いながら進んでいると、思わぬ綺麗な景色に癒された。
短距離で、ぐいぐい上がっていく。ガードレールのない景色は、とても開放的だ。
さらに進んで行くと、一台の軽トラ乗りのおじいちゃんに遭遇した。
「この先、行き止まりになっとるよ」
おじいちゃんは、わたしにそう声を掛けてくれた。
これこれこうで、旧道の道を探しているんです、ということを伝えると、おじいちゃんが親切に道を教えてくれた。もっと手前に上がっていく道があったらしい。お話の中で読み方がわからなかった峠は「よるひるとうげ」と呼ぶのだとわかった。
(再)夜昼峠へ
現道のR197からほど近い、白い建物脇から上がっていくと教えてもらった。おじいちゃんに教えてもらわなければ間違いなくわからなかっただろう。”それ”らしくないのだ(笑)。
この道もぐいぐい上がっていくようで、「とにかくガードレールを追って行けばいい」と教えてもらった通り、素直に進んで行った。
生活道路となっている旧道は、民家が途切れるまで交通量が多かった。
「大洲」方面を目指す。
「ほとんど通らんけんね、ちょっと前に風が吹いたときに、木やなんやらが散らかったままになっとるかもしれんけん。バイクやったら行けると思うけどね」
少しづつ散らかっては来たが、問題はなかった。
千賀居(ちがい)トンネル
ピントが合っていないが、このようなトンネルだ。
1905年に完成。
勾配を緩くするために、ぐるぐる回りながら高度を上げていくループ線のトンネルでは現役日本最古ではないかと言われている、と書いてある。
歴史的にも貴重なトンネルのようだ。
レンガ造りのトンネルで、非常にかっこいい。
面白いのは、道路より先にトンネルができた、と書いてあることだ(何で?(笑))。レンガは里道を馬で運んだそうだ。
この辺りが夜昼峠?
この後は、ウェットゾーン、枯れ葉ゾーンと続くが、路面の傷みが激しいわけでもなかったので走りやすかった。
他にないので、これは目立つ宣伝やね。
道端には、標識があったのであろう鉄柱はいくつか見つけられたのだが、古い道路標識や国道標識は見つけることができなかった(気がつかなかっただけかも)。
どこに出るのだろうと思っていたが、案外賑やかな通りに出た。
豚太郎は「とんたろう」と読む。高知に本店があるラーメン屋さんだ(お店は高知と愛媛にだけかな?)。
そんなこんなで、2016年は無事走り納めることができた。最後の最後にこんなに楽しいツーリングが出来たことがうれしい。
2017年走りはじめは
愛媛から瀬戸大橋を通って、兵庫に帰宅。
瀬戸大橋の与島SAで初めて休憩をしたのだが、とても気持ちがよいところなのだと初めて気が付いた。
レトロな車?高級車?外車?と集まっていたようで、壮観だった。
インカムとiPhoneをつないで、amazon musicの音楽を聴いてみていた。
児島ICで降りて、岡山県の海沿いを走っていたときのこと。
朝日が水平線から光の矢を放ち
・・・
ガラスの海の向こうには広がりゆく銀河
地球という名の船の誰もが旅人
普段あまり何気に耳にしている歌の歌詞なんて頭に入ってこないのに、景色ととても合っていたのか、この曲はなんという曲なのだろうかと、気になった自分にとても驚いた。
youtubeで探してまで見て、親子で歌っているのを見て、こういう曲をオリンピックの閉会式で聴きたいなと思ってしまった。
なんというか、新年早々、バンバンに乗っていて知らない自分にびっくりした話w。
元気に今年もバンバンとおでかけできるといいなと思っている。
【冬の四国ツーリング・終】
寒い!既に雪がつもっているとどろき地方です。明日は家でぬくぬく過ごそう。