2022年11月の話。
12月に東京に行かねばならなくなったわたし。行きは仕事の都合上、新幹線で行くしかない。帰りをどうするかと悩んでいた。
時期にもよるのだが、兵庫ー東京の移動手段でわたしとして考えられるのは以下のもの。
- 夜行バス
- 青春18きっぷ(時期による)
- 新幹線
- 飛行機
この4択である。
シーズンや曜日にもよるのだがいちばん使いやすいのは神戸空港からのスカイマーク(飛行機)。場合によっては神戸ー羽田が5~7,000円台で取れたりする。
夜行バスは費用も安いし夜移動できるので時間効率はよいが、いかんせん翌日体がもたない(お歳を感じるこの頃)。青春18きっぷは使えるシーズンにもよるし、楽しいのだが大荷物になると大変だ。そうなると、新幹線か飛行機が利用しやすい移動手段となる。
アレはどうだろう・・5つ目の手段のアレ。
発売日から5日経過していたのだが、ネットで検索してみると空室があるではないか٩( ‘ω’ )و。
いよいよ「サンライズ」に乗れるときが来た
今現在、唯一日本で毎日運行の寝台特急・サンライズ。その東京~姫路(兵庫県)のチケットが取れたのだ(ヤッタァ)。
火曜サスペンス劇場・土曜ワイド劇場を幼いころから楽しみにしていたわたしにとって必ず殺◎事件が起こる不思議な乗り物・夜行列車(笑)。それにいよいよ乗ることができるのだ。
ネットから予約、券売機で発券できたときはうれしくてうれしくて手が震えた(^ω^)。
そして12月某日、いよいよ乗車できる日がやってきた。
サンライズに乗る前に東京駅周辺でやっておいたこと
1.シャワーを浴びてすっきりしておく
サンライズにはシャワー室があるのは調べてわかったのだが、なんせその有料の利用券(シャワー券)に限りがあるため毎度争奪戦らしい。利用してみたい気持ちはあったのだが、あきらめることにした。
ゆっくりサンライズを撮影したかったし、12月にしてはとても暖かかったこの日、東京を一日歩き回ったわたしは汗だくで確実にシャワーを浴びたかったからだ。
調べてみると、東京駅近くの新丸の内ビル内にあるMarunouchi Bike&Runの中のシャワー施設をお借りできることがわかったので行ってみることに。
地下1階にあるのだが、わたしが行ったときはビルの地図に記載されておらず。警備員さんに教えて頂いてスタバよりさらに先に進んだ場所にあると判明した(遠目からだと確認しにくいのでスタバの奥の通路を歩いて行ってみるといいかも)。
iPhone・Googleアカウントを使って必要事項を提出。利用料金は2時間1,200円。サンライズのシャワーカードが6分300円ちょっとだと考えると、時間を気にしなくてよい・タオルもお借りできると思うと悪くないと思う。
注意点としては・・
- 施設内にトイレはないので受付前に済ませておいた方がよい。
- 一時利用の方はロッカーは使えないので貴重品は受付で預ける必要がある(シャワーブースの外にカゴはあるが、誰でも触れてしまう)。
- タオル・シャンプー・リンス・ボディソープ・化粧水・乳液・ドライヤー・綿棒・コットンあり。
- 2時間利用とあるが、特に休憩室のようなところはないので、終わり次第出るイメージ(笑)。
- 日によって営業時間が少し違うようなので確認を。(わたしのときは19時までの営業で、18時過ぎに入店。2時間使えませんが構いませんかと言われた。)
ここはマラソンやサイクリングをする方が定期で利用する施設のようである。わたしは土曜の夜の閉店間際ということで利用者が誰も居らず使いやすかったと思うのだが、あまり広い施設ではないので人が多いタイミングだと居心地悪いかもしれない。
とにもかくにもさっぱりすることができたので何よりだった(^ω^)。
2.飲み物とおつまみを買い込んでおく
サンライズ車内では、新幹線のように車内販売はないし、自販機の種類も少ない・アルコールの取り扱いがない・量も少ないタイプのものなので、駅構内のコンビニで買っておく方がよさそうだ。
準備ができたのでサンライズが到着する9番線ホームに向かおう
21時50分発のサンライズ号だが、21時25分に東京駅のホームにやってくる。
※シャワーカード争奪戦に参戦されたい方は、それより前に列が形成されているので並んでおくのがよいかと。前寄りの車両では、3号車?4号車?あたりに待機列があった。
サンライズきたぁぁぁ٩( ‘ω’ )وかっこいい~!!
わたしは列車に乗るのは好きでも、全く詳しくはない。だから、どんどん写真を撮るために増えてくる鉄オタさんに囲まれてタジタジしていると、サンライズ大好きな鉄オタさんがわたしが写真が撮りやすいように話しかけてくださって。
姫路まで乗ることをお話しするとアドバイスしてくださった。とてもうれしかった(^ω^)。
スーツケースの持ち込みは一苦労
わたしはシングルという個室の下の階の部屋を利用した。
部屋までの通路も階段も広くない、
部屋も広くないので、
このような形に(笑)。
スーツケースは入口の靴を置くスペースに置けなくもなかったのだが、ドアの開閉が本当にギリギリだったのでやめておいた。わたしのスーツケースを計ってみると約28センチだったので、25センチくらいのものだと余裕で置けるのではないかと思う(多分)。
ホームから見るとこんな感じだ。
サンライズのシングルの部屋は
- コンセント、時計あり
- 枕、掛布団、浴衣、紙コップ、スリッパの備え付けあり
- 4桁の数字で鍵をかけることが可能(女性一人旅でも安心)
である。
21時50分・東京駅出発
見た目は大人!心はこども!
まるで逆コナン君のようなわたし。そわそわしてワクワクして、サンライズに乗れたことがうれしくて仕方がなかった(^ω^)。
しばらく待っていると車掌さんがチケットのチェックに来てくださったので終わってから車内を散策。
しかし、初めてなのでとてもとても緊張した。万が一にも部屋を間違えていたなら取り返しがつかない(部屋はすでにグチャグチャ)。どなたかの部屋と間違えていないか何度も何度も確認したが、車掌さんのチェックが終わってやっと確信を持てた(安堵)。
サンライズは14両編成。
香川方面行き(この日は琴平行)と島根方面行き(出雲市行)が岡山駅で切り離される。
わたしはサンライズ瀬戸側に乗っていたので進行方向1両目の車両に乗車。前よりだと3号車にシャワー室、シャワーカード販売所、自販機、ラウンジがある。
本当は14両目まで歩いてみたかったが(^ω^)、通路も狭いし迷惑かなと思ってやめておいた。
ただただ、暗い、次から次へと流れてくる景色を車窓から眺め、お酒を飲んで。いい時間だなぁとしみじみと思っていた。
翌朝、5時25分に姫路駅(兵庫県)着
短い夜だった(笑)。
5時前には起床。ガタゴトという走行音も、周りのみなさんの物音も何一つ気にならなかった。ただ寝過ごさないか心配だっただけで(^ω^)。
昨日の鉄オタさんから、姫路駅では朝が早くてまだ車内アナウンスがないから、寝過ごさないように気を付けてね、とアドバイスを頂いていて本当によかった。
まだ夜が明けていない、寒い駅のホームから、先をゆくサンライズを見送った。
サンライズからのサンライズを見る!
ということを次の目標にしたい。
明るいサンライズからの景色を、次の旅では見れることができますように(^ω^)。
【サンライズの旅の様子はこちらの動画で】
実は今回、初めてアフレコ(アフターレコーディング)に挑戦し、わたしの声を収録しました。どうしていいかわからないので棒読みで貫いています。電車旅動画が初めてなので音量も不具合あったらごめんなさい!
でもテロップだけより、いっぱい情報を詰め込めるとわかったので、またアフレコ付きの動画を作成してみたいです(^ω^)。
※道路標識、旅全般、酷道・険道が大好きです!もしよろしければチャンネル登録していただけたらとってもうれしいです(^ω^)。