7月の話だが、初めてのできごとだったので備忘録として記しておく。
海の日で3連休。
ツーリングに行く予定だったが、行こうとしていた岐阜あたりのお天気が芳しくなかったため、日産・ティーダ号で四国へ1泊2日で行くことにした。
このとき、なぜ四国を選んだかというと
- ひさしぶりにさぬきうどんが食べたかった
- ひさしぶりに男木島・女木島に行きたかった
- いい場所の格安の宿が前日に見つかった
- 兵庫から1泊2日で気軽に行ける
という理由が挙げられる。
バイク(ツーリング)ではなくなぜドライブ(車)にしたかというと
- 初日のお天気があまりよさそうではない
- とにかく暑かったからツーリングは地獄だと思った(ヘタレ)
という理由が挙げられる。
岐阜エリアに行く予定を立てていたのならそこにも行く理由があったはずなんだから、岐阜に車で行けばよかったやん?という感じなのだが、なぜそうしなかったのだろうかと自分でも思う(宿等の手配はすべてわたしがするため、行き先の決定権はわたしが握っている(^ω^))。
これが運命的な決定になろうとは出発時には知る由もなかった。
とにもかくにも四国・香川へ向かおう٩( ‘ω’ )و
明石海峡大橋を越えて~!
淡路島を走って~!
ティーダ号で兵庫から淡路島経由で四国へと向かって進んでいった。
我が家のティーダ号、頑張ってます
エアコンが壊れたと直してもらったり、マフラーからブホブホ音がするといって直してもらったり、会社でぶつけられたり(数回)、追突事故にも3回も遭ったりしたけど、何だかんだ直しながら16年・約17万キロ乗ってきたティーダ号。
大衆車・コンパクトカーというくくりの車。
今だと信じられないような値段で新車を買ったのだが(車も高くなったよねぇ・・)、思いのほか乗り心地もよくてとても気に入っている(^ω^)。
そんなティーダ号に四国・徳島に入ったときに異変が起こった
場所は高速道路上。あまり変なことではなければよいのだが、と思いながらiPhoneで検索開始。
そもそも、「ABS機能」とは?
Antilock Brake Systemの略。急ブレーキのときなどに車輪がロックするのを防いで、できるだけ車を安全に停止させるためのシステム。
ただ、ブレーキシステムに異常があるときにだけABSランプが点灯するのか_?というとどうもそうとも限らないようで、
- バッテリーの電圧が低下している
ことも原因のひとつにあるらしい。
半ばあきれつつ、書類をゴソゴソしてみると、2019年に交換したことが判明した。
4年なら使えるかもしれないが、毎日そこそこの距離を乗っている相棒のことなんだから「そろそろ交換時期かな~」くらいは把握しておいておくれやす案件。
まぁ、ブレーキに違和感はないようではあるし、とりあえず高松で高速を降りたらオートバックスに行ってバッテリーを交換してもらおう。
もし、それで直れば「よかった」で済む。
高松のオートバックスへ直行٩( ‘ω’ )و
開店と同時に駆け込む勢いで入店。
店員さんを捕まえてお聞きしてみるとすぐにバッテリー交換できますよ、とのこと。
そこでボンネットを開けたスタッフさんからこんなことを伝えられてしまう。
ABSランプ異常とは別の異常発生!
「クーラント液がかなり減っています。これも補充しておいた方が」
とクーラント液(冷却水)の購入を勧められてしまったのである。
クーラント液(冷却水)とは?
エンジンを冷やすための液。
エンジン→ラジエーターと冷却水が循環しているのだが、そもそもそこに入っている液が何かの不具合で減ってしまうとエンジンが冷やされず高熱になってしまう(オーバーヒートしてエンジンが止まってしまう)。
そのため予備タンクが備え付けられているわけだが、今回、その予備タンクの液が目に見えて減っていたので、補充しておいた方がいいと店員さんがアドバイスしてくださった、というわけである。
基本的に予備タンクのものが減るものでもないので、異常発生ということである。
「それって補充したところで漏れたりせんのかな?」
と言いながらオートバックスの駐車場でボンネットを開けてみると、補充してもらった側から予備タンクの液が激減りしていることが発覚(!)。
バッテリーを交換してABSのランプは無事に消えたが、別の問題が・・・マジかよ!!
レッカーするしかないのか?自走可能なのか?!
とりあえずスタッフさんにお話をきいてみると、応急処置として、ときおり停まっては確認しながら、減っているようであれば水を入れてください、と。
高速道路を走って帰るなんて、危険すぎるやん?!
・・・そうである。
ここは香川県高松市。兵庫の自宅から180キロほど走ってきたのである。しかも四国へ帰るには橋を渡って帰るしかない。
と、そこで閃いたわたし
というわけで、シロウトが思いついた作戦について戻ってから運ぶ予定の近所の車屋さんに電話をかけてお話ししてみると
「なるほどフェリーがあったか!」と(^ω^)。
というわけで、修理の予約をいれさせてもらった。
そんなわけでひとまずのところ、レッカーをお願いすることもなく、何とか四国から兵庫の自宅まで自走とフェリーで帰れそうだ。
水2リットルを1ケース買い込み、1泊2日の旅は予定通りで(ほぼ高松から動くことはないので・・)。
大好きな宮武うどんさんのひやひやを食べ、
すっかりアートの島としておなじみになった女木島・男木島へも堪能することができた(^ω^)。
香川・高松から兵庫の自宅まで走行したが?
水を大量に買ったけれど、1泊2日で40~50キロ走る間に、幸い2リットルのペットボトルを1本も使わなかった。
高松に宿泊したが翌朝も激減、という感じではなかった。
ただ、液が飛び散った跡は目で見て確認できるほど。
クーラント液(冷却水)というのはただの水ではなくて、凍らない液体なので、今回のペットボトルの水というのはあくまで応急処置。
ラジエーターの修理費用は?
帰宅した日の翌朝いちばんで車屋さんへ運んだ。
- ラジエーター
- ラジエーターキャップ
- ラジエータ―アッパーホース
- ラジエーターロワホース
- ラジエーターロワホースバンド
- サーモスタット
を交換してもらって工賃合わせて63,000円ほど。
もういい加減「そろそろ買い替えた方が・・」と車屋さんに言われるかと思ったけど、今回もいつも通り修理してくださった。
今回はさすがに四国からの帰り道で「ティーダの買い替えも考える?」、という話になったのだが、回避できたのでついでに夏タイヤの交換もお願いした次第。もうちょっとよろしくね(^ω^)。
しかし、いろいろラッキーだったと思うのだ
- あのときABSランプが点灯したからオートバックスに行ったこと
- そこで運よくクーラント液漏れに気が付いてもらえたこと
- 高速道路上でエンジンストップにつながらなかったこと
- 行き先が四国だったからフェリーを使えたこと
- 帰り道たった40キロくらい走るくらいで兵庫の自宅に帰ることができたこと
オイル交換やバッテリーは気を付けていても、クーラント液の量まで確認なんてしたことがなかった。
年数を重ねた車だから、もっと気をかけてあげないといけないなと反省反省。
それにしても、何事もなくて運がよかった。みなさんもお気をつけて(^ω^)。
この後は予定通り、高松港から20分のアートの島・女木島へ。
- 続きはこちらをどうぞ→【女木島・20分の船旅】鬼退治もアートの島も堪能@香川県高松