地中美術館とI❤湯と姿を消したシンボル・黄色い南瓜【直島・豊島ツーリング2話】

ぐんぐん近づいてくる赤いかぼちゃをチェックしつつ。20分後、あっという間に香川県・直島着。

む。は初めての直島。わたしは2度目である。

前回はGWで、高松港から、宇野港からやってくる観光客でごったがえしていた直島だったが、到着してわかる寒々しい感じ。冬期間の平日とはいえ、感じた空気は想像以上だった。

まずは、港の側にある草間彌生さん作の「赤かぼちゃ」と記念撮影。

はい、チーズ(^ω^)

付近が工事中で少し撮影しにくかったけれど、誰もいなくて写真が撮りやすかった。

今回は、欅坂46(櫻坂46)のオタクらしく、平手友梨奈ちゃんが表紙の雑誌・Casaを持ってきた。直島・豊島(てしま)でも撮影をしているので、ロケ地巡りも兼ねて(^ω^)。

早速それっぽい写真を撮ってみたが、ただただモデルのデカさに驚くだけの写真になったので人物はカットで(笑)。

直島は、周囲約16キロの小さな島。

レンタサイクル・レンタルバイクは到着した直島の宮浦港周辺にたくさんあるのでここで借りるのもよいだろう(繁忙期は全て貸し出しになったりするので要注意)。

バスも走っているが、自由に動きたいのであれば自転車やバイクを借りるのが良いだろう。アップダウンもルートによっては結構あるので、夏場や体力に不安な方はバイクや電動自転車を借りるのも手かと。

わたしたちがまず向かったのは、

宮浦港から島を反時計周りに「地中美術館」

このルート、車やバイクだとよいが、なかなかの急こう配の上りなので普通の自転車の方は要注意だ(笑)。

今は基本的にはオンラインで時間帯を決めての事前予約制。空きがあれば当日券もOKという仕組みのようである。

ギリギリまで訪問時間が読めなかったので、iphoneで残チケット数をこまめにチェック。大丈夫だと思ったのでやってきたのだ。

駐輪場にバンバンズを停めると・・おや?!なぜか水たまりが・・?!

訊けば数時間前に夕立のような結構な雨が降ったとのこと。えっ!!まさか!!

最初の予定通り朝から直島に来ていたら間違いなくこの寒い中雨に打たれていたことだろう。予定を変更してかきおこを食べに寄り道をして本当に良かったと心から思った次第(^ω^)。

そんなこんなで、無事に地中美術館のチケットを購入完了。

2,100円というお値段がするのだが、む。がきっとこういう美術館が好きだろうと思ったのと、わたしもとても好きだから再びやってきた。

っと、地中美術館にの入口までの間に・・!

Casa(P36.39)の地中の庭を発見。

ここやん!ここやん!と嬉しくなってわたしも参戦w。

ぽつーん!

てなこともしつつ入場。

建物内では基本的に撮影禁止なのだが、途中までは撮影可能(ダメなエリアからは注意書きがある)。

兵庫県の「植村直己冒険館」を思い出してしまった。

Casa P38に掲載の場所

ここから先は写真撮影はNG。

地中海美術館と言い間違いそうになるが、ここは「地中美術館」だ。

景観を損なわないように地中に作られている美術館。太陽の自然光とともに作品を魅せる美術館だ。

いくつもいくつも作品があるわけではなく、建物内を歩いてたどり着ける場所は数か所のみ。

暗くなったらどうなるのかスタッフさんにお訊きしてみたら、特に電気で照らすこともないそうで。降りそそぐ自然光の中にある作品を感じる美術館だ。

数年前のGWに来たときには、場所によって順番待ちをしたくらいだったのに、今回は貸し切り状態でゆっくりと作品に向きあえて、とても贅沢な時間を過ごすことができた。む。も気に入ったようで何より(^ω^)。

わたしたちは約1時間で外に出たけれども、人によってはそれより短い方もいるだろうし、1日過ごせる方もいると思う(中にカフェもある)。

どうでもいい情報だが、トイレ、ロッカー、傘立ては至って普通の仕様(笑)。前回も思ったが、少しばかり何か工夫があればいいのにとちょっと思ったりする(^ω^)。

つつじ荘からのシャトルバスもある

ここからさらに島を反時計周りに進み(ベネッセハウス宿泊者以外、車・バイク・自転車が走れない道があるので注意/日中は係の方がいるのでわかると思う)、つつじ荘着。

今日の宿は

advertisement

つつじ荘の”トレーラーハウス”だ

3台あるうちの一番左が、2泊させてもらう我が家となる。

今日はわたしたちの他に、パオに泊まる1家族がいるのみ。やはりここも静かなようだ。

施設の紹介はまた別の記事で。

明るいうちにチェックインだけ済ませ、荷物をトレーラーハウスに置き、身軽になって再び宮浦港エリアへ向かう。

直島銭湯「I❤湯」(アイラヴユー)へGO!

大竹伸朗さん作の入浴できる美術施設(!)。

館内は撮影禁止なので外から写真を撮っていると、スタッフの方にずっと見られて少し恥ずかしかった(笑)。

※バイク置き場はあるのだが初めての方にはわかりにくいので、宮浦港の駐輪場に歩いていくとよいだろう。

ここも以前は裸待ち(轟用語:らまち/浴場が人でいっぱいで裸でシャワーが空くのを待つこと)が発生するほどごった返していて、まさに”イモ洗い状態”だったのだが、女性浴場はまさかまさかの貸し切り状態。贅沢が過ぎる٩( ‘ω’ )و。

内部を紹介できないのが残念なのだけど、トイレ、洗面台、カランのボタン、湯舟・・と、何から何までアートな作品になっていてとっても楽しいので、時間が許すのであれば是非に行って欲しい銭湯である。

これは困った、直島で夕食難民・・!

お風呂を出ると夕食どき。

以前は「予約客でいっぱい」「食材がない」との理由でなかなか食事にありつけなかったのだが、何軒か周ってようやく宮浦港近くの”ゆうなぎ”さんでおっきなヒラメのからあげ定食を食べさせてもらえたのだ。

今回も!と思っていたのだが、お店が開いている気配がしない。

・・宮浦港付近は賑わっているはずなのに、まるでお店が開いていないのだ。

ようやく見つけたお店でご飯にありつくことはできた。

地元の方に訊くと、やはりコロナの影響で営業していないお店が多いのだそうだ。

直島に着いたときから感じてはいたのだが、いざ地元の方のお言葉を実際に耳にすると、「休業しているのか」「廃業してしまったのか」と問うことはできなかった・・。

ご飯を食べている間に、少し雨が降ったようだった。

夜の静かな直島を散策してみよう

赤かぼちゃの中は、夜にはライトアップされていた(^ω^)。

宮浦港周辺はクリスマス仕様なのかな?!

藤本壮介さん作「直島パヴィリオン」。

ステンレスでできているそうだ。中に入ることも可能。

バンバンズでつつじ荘に帰還。

寒い寒いと言いつつ、今はなくなってしまった「南瓜」があった場所まで歩いてみた。

直島のシンボルの一つであった黄色い「南瓜」。2021年の台風で海に流されてしまった。いつもは流されないように、事前に外して保管するのだが、今回は間に合わなかったのだ・・南瓜は大きく破損。

島の方に何人かお聞きしてみたけど、「直るかどうかわからないみたい」「直るにしても今年中は無理」「やっぱり一番最初にできたもんやから、無いと寂しい」と。

「無いと寂しい」、観光客のわたしですら思うのだからそりゃ地元の方は思うに決まっている。赤も好きだけど黄色も好き!(^ω^)

またここに戻ってきてくれますように!黄色いカボチャがここの海に似合う。

advertisement
最新情報をチェックしよう!