約4か月前、こんなことをブログに書いた。
わたしは翌日、すぐさま実行に移した。今回ばかりはやるやる詐欺にはならないように。
データ化してもらうフィルムにメモを添えて梱包し、愛知県の桜カメラさんへ発送したのだ。
それから3か月後。
季節は秋どころかしっかりとした夏になる前の6月の終わり、想像以上に早く我が家に戻ってきた。大量のインデックスシートとDVD-R5枚とともに。
データ化された大量の旅の記録
わたしのプロフィール記事を読んでくださったことがある方はウスウス気付かれているかもしれないが
わたしがこんなに一人であちこち出かけるようになったのは子供のころ、まるでどこにも旅行に連れて行ってもらえなかった反動だと思っているw。
高校生では地理を選択していたのだが、世界地図を眺めては、聞いたことのある地名をグリグリと丸印したものだった。
たまたま高校生時代の写真もいくつか入っていたため、その頃からの想いがデータをひとつひとつ開いていると一気に蘇ってきた。
わたしの記念すべき一人旅デビューはカナダ
なぜカナダに行くことになったかは省略するが、3週間いた間にそこで出逢ったたくさんの旅人と初めてのうつくしい景色に、
そうか、旅に出るとこんなすてきなことに出逢えるのか
と思ってしまったのだ。
バンクーバーの旅行会社で予約した1泊2日の列車の旅から幕を開けた。
列車の中でグウグウ寝ていたので、白人のおぢ様によく寝るねと笑われたっけ(笑)。
湖ってこんなに青いのか、と思ったのだけど
また違う青さもあるのだと教えてもらえた。
カナディアンロッキーの中(?!)にあった、電気も水道もないユースホステルに何日か宿泊した。
どうして何もないこんなところに何日も泊るのかと、心配してくれたいろんな方がたくさん話しかけてくれた(あ、でも下の写真のYHではないw)。
川で顔を洗いがてら、裏の山を毎日探検したっけ。周りに何もないから(笑)。
氷河ツアーに参加。生きているうちに氷河の上に座ることができようとは。
ユースホステルまで帰りはヒッチハイクで帰っておいで~!とみんなに言われたけど(今もヒッチハイクをして良いかどうかはわからない)、手を挙げる勇気が出なくてユースホステルまで2時間歩いて帰った(大した距離ではなかった)。
思っていたよりお金は使わなくて、ぜいたくなものを食べなければもっと長く滞在できるのだと分かり(だから当時は太ってはいなかったw)、宿は予約しないほうが気分で動けるし、コロコロのスーツケースより背負えるリュックサックの方が便利なのだと気が付いた。
あと、
一人でご飯を食べることや、わたしのことをだれも知らない世界にいることをまるで寂しいと感じなかったこと。
もしかしたら、行きたいところに行くことは思っていたより簡単だという発見より、大きな気付きだったのかもしれない。今ならはっきりと言える。わたしは「寂しい」という感情に乏しい人間だ。
今ではもう無くなってしまった景色もあるだろうけれど、
わたしにはまたいつか訪れたいなぁと思う場所が、たくさんある(^ω^)。
「またいつかって、そのいつかは本当に来るの?」
ある旅人にそんなことを言われたことがある。
明日息絶えてしまうかもしれないからそんなことはわからないけど、
わたしにはそんなふうに思える場所が日本にもたくさんあって、そう思えることは、会社に行きたくなくても何とか行ける、わたしにとっての元気の源だったりする(笑)。だから、そう思っていたいし、思える人でありたい(^ω^)。
桜カメラさんには感謝
APSフィルムはともかく、ネガに関しては、不要なところを短く切っていたり捨ててしまっていたりで不揃いなものが多く、約100本だろうなと思ったけれどもAPS40本・ネガ50本の90本換算で処理をしてくださった。なので、実際は2万円かからずであった。
短いものはシートから取り出すのも、読み込むのも手間だっただろうが、早くに仕上げて頂き本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
もし、大量のフィルムを捨てるのもなんだかなぁ・・
すっきり整理したい!
ブログに使いたい!
という方は楽天市場の桜カメラさんを利用してみてはどうだろう。
桜カメラさんでなくとも、データ化してくれるサービスがあるので気になっている方は調べてみるとよいかもしれない。
おいおい、いろんな写真を紹介できたらいいなと思っている(^ω^)。