【冬の四国ツーリング1】冬の移動はつらいよ、広島県へ移動編の続き。
安芸灘連絡架橋(あきなだれんらくかきょう)は通称「とびしま海道」と言われる、広島県呉市から安芸灘諸島を結ぶ橋だ。
広島県尾道市から愛媛県今治市をつないでいる「しまなみ海道」に対して「裏しまなみ海道」と呼ばれたりもする。
ただ、ずっとつながっているわけではなく、丸印の岡村島(愛媛県)から先は今現在、フェリーに乗って進むしかない。どこに進むかは着いた時間で判断するとしよう。
走る島の順番なのだが、
呉市→下蒲刈島(しもかまがりじま)→上蒲刈島(かみかまがりじま)→豊島(とよしま)→大崎下島(おおさきしもじま)→【(平羅島・へらしま)→(中ノ島・なかのしま)】→岡村島(おかむらじま)
である。
HPや地図・案内を読んでいてもフリガナはほとんど振られていない。
漢字に弱いわたしはどう読んでいいのか迷う読み方が多く、結構ストレスがたまったのはここだけの話だw。
安芸灘大橋有料道路
とびしま海道は、最初の料金所で一度払うだけでOKだ。
2016年12月現在、ETC利用不可。125㏄超バイクで560円。125㏄以下50円。普通車720円。
残念ながらここの橋の上は駐停車禁止。お昼の12時を過ぎてようやく4℃まで上がってきた(*・ω・)。
1.下蒲刈島(しもかまがりじま)
気持ちの良い海岸線の道路。途中停まって写真を撮っていると、広島ナンバーのバイクが何台か走って行った。もう少し空が明るければ・・・と思うけれど、降水確率40%で雨が降らないだけよしとしなければ。
小さな島なので、すぐに走り抜け次の島へ。
2.上蒲刈島(かみかまがりじま)
海岸線の道を走っていると、「桂の滝」の案内を発見。ツーリングマップルで確認をすると、島の南北にのびる蒲刈広域農道のようである。よし、行ってみよう。
蒲刈広域農道
ええ感じやん(^ω^)。
人気のない道をぐいぐい上がっていく。
今年の紅葉の時期には、こんな道を走ることができなかった。心躍る。
とっ散らかっている割に路面は凸凹もなくきれいな印象。ウェットゾーン、枯れ葉、落石に気を付けていれば特に問題はない感じだ。
罠の餌にみかんを使っているところがこの辺らしい。
桂の滝
どんな病でも治るという言い伝えが残る霊水、と書いてある。
歩いてみるのだが
あ、あれ?
下って改めてあたりを見回すも
名前は「滝」となっているが、湧き水スポットという感じなのだろうか(謎)。ここまでの道が楽しかったのでよしとしよう。
島名物?の朽ちた軽トラ。時代を感じさせる風貌がなんとも(*´ω`*)。
緑の軽トラって珍しい気がするけど、そうでもないのかな。
亮さんから、マツダポーターキャブ・2ストローク車だと教えてもらいました。360㏄かな。
これでわかるとか、亮さんすごすぎ(笑)。
これからはもうちょっと近づいて写真を撮らせてもらいます。わたしの島訪問・軽トラコレクションで、記事一つくらい作れるかも。結構撮ってると思うけど・・w。
3.豊島(とよしま)
豊島の中で気になっているのは「十文字山公園展望台」だ。島をぐるっと走っていると、いたるところに「展望台」との案内があったので、アクセス方法はいくつかあるのだと思う。
わたしは大崎下島方向から進んだのだが、
のっけから住宅街の中の狭路を進む。わたしの実家周辺はこんな道なので(見)慣れたもんだが、不慣れな方にはたまったもんじゃない道だろう。
バイクだと問題ないが、車ではなかなかストレスが多そうだ。住宅街ゾーンでは数台車ともすれ違った。運転が苦手な方は車では行かないようにするか、対向車が来ないことを祈るようにしようw。
その先は山道になる。交通量はなかったが狭路部分は多め。この画像は綺麗な方だが、コケや枯れ葉ゾーンも割とあった。
本当に合ってるのか若干不安になりながらも、案内の通り進んで行くと
十文字山公園展望台、到着
えっ。
何、このオサレ感満点の展望台。
予想外もいいところである。誰もいないのは想定内だけれども(笑)。何故にこのような場所にこんな立派な展望台を造ったのか、疑問に思って調べてみたがよくわからなかった。
もうちょっとアクセスが良ければ、たくさんの人に来てもらえるだろうに。駐車場は10台ほど置けるように確保されている。
天気が良ければ景色がいいのは間違いないだろう。また晴れた日に来たいね(*・ω・)。
個人的には想像以上にアクセスを楽しめて大満足だ。
4.大崎下島(おおさきしもじま)
もういい加減お腹が空いてきたのだが、なかなかお店を見つけられないでいた。大崎下島には「御手洗町並み保存地区」があり、いちばん観光客が集まりやすい島であろうと予想していたので、何か食べるところくらいあるだろうと勝手に思っていた。
んが!
どこも年末年始でお休みをしていた
26から休むってなかなか長いなw。ゴールデンウィークやお盆、シルバーウィークがどうなっているかわからないのだが、ご飯を食べようと予定している方は事前に調べてからの方が良いかもしれない。市内のようにコンビニもその辺にあるわけではないので。
あなご飯もいいな。
郵便局近くの鍋焼きうどんやさんもいいな。次回の宿題やね。
みかんがあちこちで販売されている。
一袋100~200円ほど。これでお腹を満たすことができたらよかったけれど、あまりの寒さにみかんを口に運ぶ気になれなかった。
ただ、古い町並みの中を歩くのは楽しかった。
・・・確かに人がいない。お店がお休みするのもわかる気はするw。
防波堤灯台が素敵だったのも良かった。
御手洗町並み保存地区駐車場
あまり多くはないが、休憩所の近くに10台ほど?置ける無料駐車場があった。
わたしは案内にもある、「かもの駐車場」に停めた。こちらも無料だが舗装はされていない。
この2つの駐車場の間に有料駐車場(確か普通車500円)がある。脇坂屋かどこかを利用すれば無料と書いていたので、満車だったり、食事を利用するつもりがあるなら、そちらの駐車場に停めるのもよいかもしれない。
食事をする時間が必要なくなったので、岡村島から今治行きのフェリーに乗るのがちょうどよさそうだ。
5.岡村島への橋の上に県境がある
ここでぴかっと陽が射してくれた。
広島県と愛媛県の県境にいるバンバン。ちょっと愛媛に寄り気味やけどw。
ローカルな感じが出ている県境でええやん。
そして助かったのが、岡村港の近くにAコープがあったこと。ようやく食料にありつけた。
岡村島ー今治港までフェリーで移動
860円+バンバン560円=1,420円。
16:15に岡村港を出港して17:35に今治港に着くので所要時間は約80分。
岡村島からの移動方法としては、他に大三島の宗方港へフェリーで渡り、あとはしまなみ海道で移動する方法もある。
車両積み込みはバックで
以前、ガマさんとフェリー談義(?)をしたことがある。
カーフェリーは両側がパコっと開くようになっているものが多いので、車の場合、前進でフェリーに積み込み、目的の港に着いたら反対側がパコっと開いて前進でフェリーから出る、というパターンが多い。
ただ、小さな島を結ぶカーフェリーだと、片側しか開かないことが多い。このフェリーもそうではないかと見ているとやっぱりであった。
1.トラック、フェリー手前で左へ
2.バック開始
3.係員さんの指示に従って
4.ん?ということは・・
※バックが苦手な方は要注意ということだね。
ちなみにバンバンは、幸い車両の数が少なかったので前進で乗り込み、フェリー内で大きく回転してから駐車。
フェリーには結構乗っていると思うが、案外こんなパターンでの積み込みは経験が少ないかもだ。貴重な体験ができた(*・ω・)。
無事に岡村港を出港し、愛媛県今治港へと到着。
また、あたたかい季節に、とびしま海道を走ってみたいね。また来るね。
【冬の四国ツーリング3】愛媛の西へ、下灘駅と夕やけこやけライン、へつづく。
島をトコトコ走る?同じような景色ばかり?・・特に何かものすごい観光地があるわけでもないし、しまなみ海道ほど派手さも商売っ気もないかもしれないけど。
でも、これが静かな瀬戸内海の島なのです。個人的に狭路や十文字山展望台を楽しめて◎。