我が家には1階、2階と2つのトイレがある。
「あれ?水漏れしてない?」かと気が付いたのが少し前の話。それほど多い水量ではないのだが漏れている個所を探っていると、ウォシュレットの貯水タンク個所からの漏れのように思えた。
まぁ、結構な年数が経っているし、トイレの陶器自体もくたびれてきたので便器自体を丸ごと交換するか?とも考えたのだが、やるのであれば2つのトイレをどちらも新しくしてしまいたい。
ただ、丸ごと交換となると15~20万円×2ということになるのでなかなかの大出費である。
じゃぁ、温水洗浄便座だけを交換するか?
我が家のトイレは2つあると書いたが、
◎ひとつはウォシュレット付きの便座
◎ひとつは何もない普通の便座(冬になるとヒヤッと心臓に悪いやつ笑)
である。この機会にどちらも温水洗浄便座に交換してしまいたい。
我が家は両方一般的なタンク付きトイレなので、基本的にはどの便座でも取り付けれるはずだ(タンクレストイレ等専用の便座しかつかないものもあるはずなので注意)。
便座についてネットで検索しているとピンキリもいいところで、ウォシュレット付きのものは3万円前後から上は10万円ほど(!)。温水便座って結構お値段がするものなのだねぇ。
タンク(内の部品等)が劣化するかもしれないし。そう遠くないうちに便器ごと交換しないといけなくなるかもしれないのに便座だけにこんなに値段をかけてよいものかと思ったり。
以前から便座の交換はしたかったのだが、我が家の2つのトイレ便器がどちらもあまりない色(ブラウン系とブルー系)で、TOTOのカタログを調べても今は取り扱いがないらしく出てこないのである。
基本的に、トイレのカラーというのはアイボリー、ホワイト、あってもピンクがスタンダードのようで「本体と便座の色が違うのもなぁ」というので、「便器丸ごと交換したい」想いもあったのである。
それでも、便座だけで2つで6万円かぁとあれこれ調べていると、辿り着いたのである。
ホームセンター・ビバホームのオリジナル温水洗浄便座(格安!)
ネットで検索していると、アマゾンで出てきたビバホーム・オリジナルの温水便座。NOVITA(ノビタ)というメーカーのものらしい。
えっ?!15,000円ちょっと?本当に?
Amazonの口コミを読んでいてもそう悪そうではない(むしろ良い)。
韓国製だからサイズが・・というコメントがあったが、台湾製でも中国製でもその辺はそう大差ないのではないかと。この際色は妥協するしかあるまい。む。にお伺いしてみると便座交換にノッてきてくれたので近くのスーパービバホームへ実物を見に行ってみることにした。
とりあえず一つ買ってみた(^ω^)。
ビバホームで購入してよかったことがあるのでそれは最後にまとめようと思う。
※自分で交換する自信がない方は、工賃をお支払いすれば交換してもらえるサービスもあるのできいてみてくださいね。
とりあえず便座交換をしてみよう!(初挑戦)
我が家には2つのタイプの便座のトイレが存在していて、当然水漏れしている方から交換するべきなのだが、(きっと)交換が簡単なシンプルな普通の便座の方から練習がてら交換してみようということになり、進めることに。
これが思いもよらずしんどいことに・・笑!
1:とにもかくにも水を止める
作業中に水漏れしたらいけないので絶対にやらないといけないことだ。これは2つのやり方がある。
トイレの止水栓を閉める
または
家全体の水を止める
のどちらかである。わたしたちは初心者というのもあり、怖かったので家の外にある栓を閉めて家全体の水が出ないようにした。
それでも作業下の水対策はお忘れなく。
ただ、家全体の水を止めてしまうと、ちょっと何かを洗ったりトイレが不自由になるのである程度水をバケツ等に溜めておくとかウェットティッシュなどを用意しておくと便利かもしれない。
思いのほか長丁場になって途中でトイレに行きたくなったのだが、我が家のトイレは両方タンク式なので1度は流すことができるので助かった(^ω^)。
2:便座を取り外す
これが想定外に大変だった(!)。
※きれいな場所ではないので以下、雰囲気わかる程度に画像で紹介しますね。
便器(便座?)の裏側にボルト&ゴムのワッシャーのようなもので便座が固定されているのだが、劣化しているからか道具を使おうがどうにもこうにもワッシャーを外すことができず難儀。
小物を買いにホームセンターに戻ってきたむ。が、「ここ外れるんちゃう?」とマイナスドライバーでコジってみると表側のキャップを取り外すことができた。
なるほど、ここが開くのか。
プラスのドライバーでまわしてみるも、本当に裏側のゴムの留め具がガンコちゃんで汗噴出(^ω^)。
劣化しているとなかなかの難敵になるのだね。これだけで30分以上格闘。
そして便座を外せると掃除が行き届いていない部分がよく見えるので(笑)、せっせと掃除。
3:タンクの給水管を取り外して切断する
タンクだけではなくウォシュレットにも分岐させないといけないので、現在取り付けられている給水管を取り外す。
これは固着していることなく、案外すんなり外すことができた(管に残っている水が漏れるので注意)。
本当はこういうフレキシブルパイプに交換したかったのだが
我が家の場合、タンク側にこのようなフィルターが付いていて、何かをどうかすればフレキシブルパイプに交換できたのかもしれないが、どうしても合わなかったため現行の給水管を少しカットする必要があった。
フレキシブルパイプの方が分岐バルブまでのアクセスに余裕ができるので圧倒的にラクなのだが・・
この給水管のカットは、ちゃんとした採寸をしないと水漏れの原因になるのでむ。に任せた(わたしは何でも適当にやっちゃうので笑!)。
この2と3の工程で大部分の時間を費やした(大汗)。
便座を取り外せて、分岐バルブまでの給水管を固定できたらあとは難しいことはない。
4:分岐バルブの取り付け
分岐バルブ、パッキン等すべて付属品が揃っているし、説明書通りに組むのみ。
分岐バルブが金具ではなく樹脂製(?)なのが少々不安だが一般的にこんなものか?
5:便座の固定プレート&便座設置
軽く固定してみながら、場所を調整。我が家の場合もっとも後方に設置したのでよかったみたい。
※掃除した後のトイレットペーパーが写っていてごめんなさいね。
6:便座本体裏側に給水ホースを取り付ける
便座設置で終わった気分になってしまいそうだが、分岐パルブがから伸びるホースを本体につなげないと止水栓を開くと水漏れしちゃうので要注意。
あとは、アース線の取り付け&電源ONで完成٩( ‘ω’ )و
思った以上にしんどかった(!)。
水道の元栓を開き、試しに水を流してみたが水漏れもなくバッチシ作業完了٩( ‘ω’ )و。
所用時間は約3時間。正直もっと早くできると思っていたので疲労感半端なかった。便座取り外しと給水管の切断(微調整含む)。それ以外は特に難しいことはない。
ちなみに翌週、水漏れしていた温水洗浄便座も同じものに交換したのだが、こちらは既に分岐しているし、便座も取り外しやすかったので30分ちょっとで交換できた。
ビバホーム・格安温水洗浄便座交換まとめ
色はアイボリーとホワイトの2色あり。
ここは良かったと思う点
- 何と言ってもお値段が安い。
店舗で15,180円で購入。
わたしたちは便座交換が初めての超初心者だったのだが、商品の中でも格安のものなので「サイズ等合わなくて万が一取り付けができなくても」という謎の安心感があった(^ω^)。
- 便座引き取りサービスがある
値段だけで言うと正直、通販のアマゾン等とそう価格は大差はないのだが、お店で買うと取り外した便座を引き取りしてもらうことができて大変助かった(店舗による可能性もあるので購入する際、必ず確認してくださいね。うちの近くのビバホームには売り場にわかりやすく書いてくれていた)。
きれいに洗浄したのち段ボールに包んで持って行ったのだが、すぐに処分していただけるのは精神衛生上も良い◎。便座って取り外してみると案外大きいので早く処分したくなると思うので。
購入時のレシートを持ってサービスカウンターに持って行けばOKだ。
- ウォシュレットの洗浄ノズルがステンレス製
これは驚いた。清潔を保ちやすいかなと思う。
ちょっと気になる点など
- ウォシュレットの機能の中に温風がない
以前のものにはウォシュレット後に使える「温風機能」があったらしく、「こんなの誰が使うんやろ」と思っていたらむ。はずっと使っていたらしい(^ω^)。お値段安いため機能に拘る方は要注意だ。欲しい機能が備わっているか確認しよう。
ちなみにわたしの「気になる点」には入らないのだが。
- ウォシュレットの勢いがやや強めかもしれない?
温水温度調節、便座温度調節、水勢の調節が全部3段階あるのだが、一番下のレベルにしても水の勢いがなかなかな気がしている。
我が家にあったウォシュレットが年代物だったので、その水の勢いが弱すぎただけの話かもしれないし、わたしたちは家以外のウォシュレットを使わないので比較しようがない。また実際購入設置するまで水の勢いを体感できないので難しい話なのだが。
む。もわたしも「なんかちょっと勢い強いな?」と感じたことは記しておく(^ω^)。
- 部品の分岐バルブが金属でない
上記にも書いたが、分岐バルブ(ねじのサイズ:G1/2)は重要な部分だと思うのだが金属製ではなく樹脂製(?)っぽいのが気になった。これで販売しているわけなので、問題はないのだろうが・・。
基本的に工具以外は、付属品と説明書でどうにかなりそうなのがありがたい(^ω^)。
既存の配管をカットしないといけないのか、フレキシブルパイプ(自分で用意する必要あり)を使えるのかという確認が必要だ。
我が家で追加で用意したものは
◎水受けのバケツ
◎ゴム手袋
◎モンキーレンチ
◎プラス&マイナスドライバー
◎ペンチ
◎配管カット用の金属のこぎり
というラインナップだ。
機能にそうこだわりはなく、便座があったかくて、とりあえずウオシュレットがあればいいなぁと思う方にはおすすめできるのかもしれない。
耐久性についてはこれから様子を見ていくことになるのだが、個人的にはお値段もお値段なので5年くらいもってくれたらいいなぁと思っている次第である。
こちら2022年に発売されたスーパービバホームのオリジナル温水便座紹介のページ:【2022年発売】ビバホームオリジナルの温水洗浄便座が登場!|ホームセンター ビバホーム DIYからリフォームまで暮らしをもっと快適に! (vivahome.co.jp)
これから本格的な夏が来る前にやるなら今作業した方がよいススメ!
ちょうど梅雨シーズン。お出かけしない週末にDIYをしちゃおう!というのもよいと思うし、わたしたちは6月のはじめに作業をしたのだが、作業してみてわかった・・
トイレにはエアコンがない!(多くのお家がそうだよね?)
そして狭い場所なので作業しているとめちゃくちゃ暑い!
我が家は便座の取り外しにとっても時間がかかったので余計だと思うが、想像しているより暑さを感じる作業になると思うので、やろうかどうしようか迷っている方は酷暑前の今のうちに便座交換をおすすめしたいなと(^ω^)。
わたしはそこまでこだわりはないのだが、む。はウォシュレット命!という人なので、我が家のトイレがどちらもウォシュレットになって喜んでいる。めでたしめでたし(^ω^)。
あと夏が来る前に網戸交換DIYもやるなら今のうちに・・!