2018.10.2(火)北海道3日目 雨のち晴れ 富良野→夕張→日勝峠→帯広
やっぱり朝はお天気よくないか・・
朝ごはんを食べた後、すぐに出発できるようにバイクに荷物を積んだのち、7時にレストランへ向かった。
朝からガッツリ食べるでぇ٩( 'ω' )و
ここのホテル・ナトゥールヴァルト富良野の朝ごはんもバイキングである。宿のバイキングってテンション上がるから好き。
人が多かったのであまり写真を撮れなかったのだが、なんてったってなまら飯!
海鮮漬け丼が食べ放題である。
つぶ貝も入ってる!うんまっ!٩( 'ω' )و
そのまま食べてもおいしかったけれど、2杯目はダシをかけて。
これはあかんやつやて(^ω^)。
個人的には、若竹(タケノコの細いやつ)の煮物や、カツゲンがあったのがポイントが高かった。豚丼もあったので海鮮ものが苦手な方も大丈夫だ。パンもあった。
- 玄関の屋根下にバイクは置かせてもらうことができた(ただ置ける台数は少ないかも)
- チェックイン早めで楽しめるいろんなイベント有、特に子供や食いしん坊さんにおすすめ
- 24時間ドリンクバーの利用OK
- 大浴場あり、女性だけかも?シャンプーの種類がめっちゃ多い
- お天気よければ景色をたのしめる展望デッキあり
- 朝食バイキングゥがおいしい
- じゃらんのクチコミや宿泊プランはこちら→ホテルナトゥールヴァルト富良野
そんなわけで、大満足で後にした。また富良野に来たときに泊まりたいな。次はお天気がよいときに展望デッキを利用してみたいものだ。
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さて、今日のツーリングルートは少し変更
解散した後、一人で北海道ツーリングをするならどんなルートで周ると思う?とむ。に訊いたとき
「海岸線をぐるっと一周したくなると思う」
との答えだった。ふむふむ。最初の北海道ツーリングで北海道を周る、となると、そういう風にルートをわたしも思い描いた(ような気がする)。
でも、北海道の内側にも素敵なところはたくさんあるので、それならば一緒に周るときに内側をぐるっと走ればいいんちゃうん?と思い、こんなつもりでいたのだ。
帯広で解散(む。は道東へ。わたしは新千歳空港へ)。
今日は青ルートで
- お天気よければ少し富良野・美瑛あたり
- 愛別ダム
- 三国峠
- 時間があればナイタイ高原
をイメージしていたのだが、予定を変更することにした。
- 北より南側の方がお天気が快方に向かいそうな点
- ツイッターでもっこりさんから、むかわ町のししゃも漁が解禁されてししゃも寿司が10/1から食べれるように教えてもらった点(10-11月限定、むかわ町でししゃも寿司を食べる気マンマンだった)
台風に負けずスタートいたしました!! pic.twitter.com/cELyrUgZJM
— まりもっこり (@smf_al) 2018年10月1日
- 少し前にツイッターで夕張の旧清水沢火力発電所をガイド付きで案内してもらえることを知ったのだ。前日までに予約が必要なのだが、昨日iPhoneからチェックしてみると今日唯一空いていた10時からの予約が取れた点。
スナックの廃墟もいいけど夕張には旧清水沢火力発電所っていうのがあって有料予約制で合法ですンばらしくエモい巨大炭鉱遺産(廃墟)に合法で入れるからこっちもオススメ。この窓とか最高だろ??10/31までだけど、個人的な撮影だけでなくなんとガイドもつけられて炭鉱の話も聴けるから1度はおいでよ夕張 pic.twitter.com/ukgpRD6pAJ
— しずくちゃん@廃墟 (@hopigon) 2018年9月17日
が重なり、今日のルートは最終目的地の帯広を目指してこんな感じに変更だ。
今日も朝から超・超・超!不機嫌なPさん・・エンスト連発でどうしたもんだかと思っていたけれど、一旦動き出したら今日はエンストすることもなく、スムーズに走りだしてくれた。
しかし寒っ!!
何度だろうと思ったら道端の温度計は11度だった。10月やもんね。冷えるよね。まぁ、それでもまだ冬ジャケットは不要で昨日と同じスタイルで大丈夫だ(^ω^)。6月の極寒の北海道を経験したら、雨が降っても10度あればあたたかいのだ(笑)。
昨日と同じルートを走るのもつまらないと思い、少し遠回りにはなるけれども、R38→R237で南下開始。
このR237の途中には金山ダムがある。寄ろうかどうしようか・・
以前ダムカードをもらいにいったことがあるので、R237からわずかに入ったところだということはわかってはいたのだけど、10時からの時間の約束があるのと、お天気が悪かったのと、ツイッターをしていないむ。を付き合わせるのはどうかなと思って、今日は通りすぎることにした。
雨が降ったり、少し晴れ間が見えたり、曇りだったりを繰り返しながら、道道610号線→R274で夕張へ。
集合場所の清水沢コミュニティーゲート到着!
社宅のような建物が並んでいる。本当にここで合っているのかと思ってしまった。集合時間より20分ほど早く到着。
バイクは建物横に停めさせてもらった。車はここに縦列で置くようである。
確かに、清水沢コミュニティ―ゲートと書かれてはいるけれども、人気もなく、全く他の参加者も姿を見せないので少し不安になってしまった。
そうこうしていると、1台の車に乗った女性が現れた。今日わたしたちを案内してくれる方のようである。建物中に案内していただき、説明を受け、料金をお支払い(1人1,000円)。
車に乗せて頂き、旧北炭清水沢火力発電所へGO!
今現在はこの旧発電所がそれだけ残っているのではない。
SNSにUPされている写真だけみると、そこだけ切り取られているので廃墟・無人な印象が強いが、東亜建材工業株式会社さんが所有していて、トラックも行き交う敷地内の一部に旧発電所があるのでここは誤解しないでほしいところではある。
会社の方にご挨拶してから、中へ進ませてもらう。
旧北炭清水沢火力発電所
- 清水沢プロジェクトのHP:こちら
北炭とは、北海道炭鉱汽船株式会社のことである。1926年(大正15年)に清水沢火力発電所を造り、昭和になると清水沢ダムを建設、水力発電所も。
日本では火力は海に近いところ、水力は山に近いところが多いため、火力発電所と水力発電所が同じところにあるのは珍しいのだそうだ。
1992年(平成4年)、周辺の炭鉱の閉山により廃止された。
炭鉱の町から観光の町へシフトしようとしたが、うまくいかず、多大な借金を抱えてしまった夕張。北炭が残した巨額の処理費用も一部夕張市が抱えてしまったのも、北炭とともに夕張市が発展してきたからなのだろう。
そんなわけで、冷静に考えると平成に入ってまでも動いていたとは信じられない建物内部の傷みようだった。わたしの歳のせいかもしれないけど、平成4年とかつい最近に思うんやけどw。
現在は1/4しか残っていない建物
1Fの配電盤・計器類
驚きとどろきの大理石で造られた配電盤。
本来は部屋の中央部にあったようだ。大理石が割れているのは、東亜建材工業さんが隅に寄せた際にひび割れてしまったとのこと。別に処分してもよかっただろうに、よくぞ取っておいてくれていた、という感じだ。
芝浦製作所、とある。現在の東芝なのだと初めて知った。
こちらには、TOKYO SHIBAURA DENKI K.K.とある。
年代によって表記が違っていたりしておもしろい。ブレてしまっているが、このケースには筆記体でToshibaと書いてある。
もう二度と動くことはないスイッチ類。
あ、あれ?!これなんだっけ、懐かしい~!
「7F セツチ」
今はテプラだけど、昔は、カチャカチャして握りしめて、このポコっとしたシールを作っていた。ガイドのお姉さんも、他のお客さんもみんなこの機械の名前が思い出せないと言うと言っていた(笑)。
今調べたら、その機械は「ダイモ」だと出てきたのだけど、う~ん、そんな名前だったかなぁ。いまいちしっくりこないのだが(^ω^)。
1F タービン建屋
こちらの先は、東亜建材工業さんの作業場になっていて、実際使われているので入ることはできない。
見上げると、大正14年の25トンクレーンがあった。
階段を上って2Fへ
見えているダムは水力発電所のダムである。建物もダム脇にこの間まであったのだそうだ。
2Fにはがらんとした空間が広がる。
とにもかくにも、説明してくださる女性の方がとても博識だ。北海道ではなく九州のご出身ときいてとっても驚いた(^ω^)。
ipadを使って過去の写真を見せて下さり、わかりやすく説明してくれるので、事前知識がなくともお話を聞いていても楽しめるし、おそらくどんな質問をしても返して下さるかと思う。
少し前までは、受付をすれば個人でここに来れていたらしい。
所有者の社長は取り壊すといっていた。もう何年も経っているのに残り1/4を取り壊さずに置いてくれている経緯。どうしてお姉さんがこうして案内をしてくれるようになったのか。
個人的にはそちらのお話も興味深かった。
あまり書きすぎると営業妨害になるといけないので(笑)、是非興味がある方はガイドに参加されることをおすすめしたい。結局お姉さんがたくさん話してくださったので、見学は1時間20分くらいになってしまった。
今シーズンは10月いっぱいまでで、来年も開催するかどうかは未定とのこと。冬の間に雪が降るため、春になって建物をチェックして大丈夫そうであれば来年もすると思います、とのことだった。
旧北炭清水沢火力発電所を見学して思ったこと
- この時間の参加者はわたしたちだけだった理由。たまたまなのかと思ったら、そうではなかった。
- 説明をしだすと、とてもじゃないけど1時間では足りないので、予約の枠は1時間区切りになっているけれども、そのあとの1時間は予約を入れないようにしている(例えばわたしたちが10時に予約をいれると1時間では見学が終わらないため、11時からは予約は受け付けないということ)。
- その時間では1組しか受け付けないようにしている。儲からないのはわかっているけれども(笑)、興味を持つ点はそれぞれ違うので、人が多すぎるとちゃんと説明することができないため。だからわたしたちだけだったのだ。
ま ぢ か よ !(: ・`д・´)
- ツイッターで知って、行きたいな、と思ったけれど、1人より2人でよかったと思った。まだむ。と一緒だったから2,000円支払うことができた。このガイドをひとり1,000円で聞けるとかお得過ぎる!(ただ、お姉さんはせっかく来てくださった方にちゃんと対応したい、という想いがあるので、1人であろうが5人であろうが熱く対応してくださるはずである)
- コスプレなどをしての撮影もOKだ。時間が長引く場合は、延長料金も必要になるだろうが対応もしてくれるとのことなので要相談。
- バイクを入れて撮影したいです、という方もたまにいるようである。ただ、どこで撮影するんだろう?
そんなわけで、お姉さんのおかげでとても楽しめた産業遺産。昨日思い付きだったけどiPhoneから予約したわたし、G.J.だったわ!
そうなのだ。ここは廃墟ではなく、産業遺産と呼ぶべきだと思った。ここには、共存がある。いろんな方の温かな想いが溢れている。
ぜひ、お姉さんのお話をたくさんの方にきいて欲しいと思ったけど、各時間1組限定なんだよなぁ~(笑)。
でも、旅の予定が変わったときに、機会があるかもしれないから・・夕張市にこんなすてきな場所があるということだけ、頭の片隅においておいてもらえたらとてもうれしい(^ω^)。
本当は清水沢ダムもついでに見たかったけど、時間の関係で次回に持ち越しである。また夕張に足を運ぶ理由ができたからよしとしよう(笑)。
見学から戻ったら、すっかり青空が広がっていた。予定通りだ。
さて、むかわ町にシシャモ寿司を食べに行こう。えいえいおー٩( 'ω' )و
- つづきはこちらをどうぞ→【ししゃも寿司?!】10-11月が旬!むかわのししゃもは食べなきゃ損【2018-3RD-5】