映画・八日目の蝉の訪問したロケ地についてまとめてみよう
映画・八日目の蝉(ようかめのせみ)とは?
角田光代さん原作。2011年に映画化された。ドラマ化もされている。不倫相手の子供を誘拐、逃亡しながら育てていく話である。
「は?」
小説の裏に書いてあるあらすじを読んでも、とてもじゃないけど好きになれそうにない話だなと思っていた。「八日目の蝉」・・・死んでしまうという事だろうか。だから小説を買ったのに、もう何年も読まないで本棚に並べたままだった。
それなのに。なぜか気が向いて旅のお供にとこの本を忍ばせた。九州行のフェリーの中で読んで号泣してしまったのだ。
罪は犯してしまった。
でも。でも。・・そう思うのは、希和子の「母性」を感じることができたから。希和子は薫を心から愛していたのだ。
九州のフェリーの中で読んで、最近ようやく映画を観れた八日目の蝉。どちらも泣けて仕方なかった…
香川の小豆島がロケ地。醤油蔵とともにロケ地めぐりもしなければ( ˘ω˘ ) pic.twitter.com/a5ufpIg7By
— kaori tdrk@VanVan200 (@todoroki3cars) 2018年9月19日
映画もしっかり見てしまい、小豆島に行くことがあれば、少しでもロケ地巡りをしたいな、と思っていたのだ。小豆島は誘拐犯の希和子(永作さん)と薫(誘拐された子・井上さんは薫が成長した役)が暮らした島なのだ。
1分半ほどのこちらのyoutube動画で予告編をどうぞ(^ω^)。
1.小豆島・福田港(兵庫県・姫路港とを結ぶフェリーが発着)
姫路港を出発したわたしたちが到着した小豆島の福田港。
最後、希和子が連れていかれるシーンがこの港である。おそらくリニューアルされているかと。建物の様子など映画の風景とは違っている(と思う)。
2.寒霞渓・鷹取展望所
こちらは、紅葉見頃の寒霞渓・ロープウェイの立ち位置は大事だよ(^ω^)@香川県小豆島【1】で紹介したとおりだ。
施設を飛び出し、施設で仲の良かった久美の実家がある小豆島を訪ね、久美の実家のそうめんやで働けることになった。
「ママ働くよ」「働いたお金できれいな本とか、チョコレート買おう!」
「チョコレート!」
外の世界でたくさんのものを薫と見ながら生きていくと強く心に誓った希和子。映画の中でもとても好きなシーンの一つだ。
髪型が似ているのもあるけれど、希和子と薫が親子にしか見えない(^ω^)。
3.洞雲山寺(どううんざんじ)
希和子と薫が願掛けをしに来た場所。映画を見るまで全く知らなかったお寺だ。小豆島八十八ヶ所霊場の一番札所。
見えている岩山を目指してグイグイと山道を上がっていくので、
車もバイクもこういう道が苦手な方だとちょっとしんどいかもしれない。
駐車場あり。
洞雲山寺までもう近い。
すごいところに来てしまった感。大迫力の岩壁。
映画のシーンはどこやろ?と散策していると、発見。
それにしてもこんなところによく・・
希和子と薫が手を合わせているシーンはここから。
映画のシーンが蘇る(^ω^)。他にも、階段を登ってみると、
古く大きくない窓から見える景色がなんだかよかった。
4.二十四の瞳映画村(有料)
ひさしぶりに行ってみようかなと思って何となくHPを見てみると、八日目の蝉・小豆島展をしていることがわかった。これは絶対に行ってみなければ!と鼻息荒く訪れた次第。JAF割引が使える(^ω^)。
お天気が良くて、ぴかぴかの海が広がっていた。
懐かしい時間が流れる場所。
何十年かぶりに竹馬もやってみた。
む。みたいにはできなかったけど、生まれたての仔牛くらいの震えっぷりながらも前には進めたw。
岬の分教場では、希和子と薫が学校ごっこをした教室がある。
「これはなんでしょう」
「はいっ」
「1ねん1くみ みやたかおるさん」
「ぞうさん」
「せいかい!」(パチパチパチ)
近くの建物・キネマの庵には、楽しみにしていた映画・八日目の蝉展が。
昔の給食や、ここの醤丼を食べれたりもする食事処でもある。お食事をされている方からすると、見学者もいるので少し落ち着かないかもしれない。
2011年。7年も前の映画かぁ。劇場で観たかった。
台本があったり、
裏話的なエピソードが書かれたパネルが展示されていたり。個人的にはやっぱり衣装の展示がうれしかった。
薫はかわいい女の子なのだが、久美の母から男の子用の服をもらっていたので男の子の服が多かったのだ。
ドラマ版を見ていたら、もっと小豆島を楽しめるのかも(^ω^)。
幻想的な虫送りのシーンの中山千米田は、以前行ったことがあるので
次回は、希和子が働いていた創麺屋(そうめんや)と海岸で遊ぶシーンの戸形崎に行ってみたいと思っている(^ω^)。
「小説を読んで泣いたから映画を見て泣くわけがないだろう」と思っていた。小説を先に読んで、映画もよかった、と思うことはあまりないから・・
小説の最後が神々しいシーンで(わたしの中では)終わったから、最初に映画を見たときには「こんな終わり方もありかな」と思う程度だったのだけど、もう何回も何回も繰り返し映画を見ていると、いろんなものが繋がってきた。
小説も映画も好き。小豆島にまた行きたくなる。おどろきとどろきなのが、わたし以上にむ。が映画にハマっている点(^ω^)。
- つづきはこちらをどうぞ→【予約不要・見学無料】小豆島・ヤマロク醤油の伝統に触れたの巻【4】