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2024.7.6(土)くもりときどき雨、晴れ間も見えたり 小樽→帯広【前編】
5時起床。興奮からかいつもほぼ眠れないまま北海道での初日を迎えるのだが、今回は数時間ながらも眠れた気がする。
カーテンを開けると・・えっ!空明るいやん(^ω^)。
どこを見ても雨が降りそうな今日の予報。それは6連休があることがわかってから天気予報を毎日チェックしていたけれど、曇りと雨マークはずっと変わらなかった。
「どんよりした朝」を覚悟していたから。気分がいいじゃない٩( ‘ω’ )و。
ルンルンな気分で昨日買っていたものをお腹に入れて準備をする。
いつ雨が降り始めてもいいように完全雨装備で。
北海道は想像以上に何もないところを走ることも多いので、雨具の準備は早めにが鉄則。雨をしのぎながら雨具の準備をしたりiPhoneやツーリングマップルを確認できるとは限らないのだ。
いくつかルートを考えてはいたが、今日第一希望で走りたいと思っている道と街から街までのおおよその距離を頭の中にも入れておく。
6時前、小樽の宿を出発٩( ‘ω’ )و
いよいよ北海道ツーリングが始まる。
曇り空とはいえ、やっぱり全身雨具装備で歩くと暑いな(笑)。
それでも走り出すと快適で、メッシュジャケットにメッシュパンツだとそれこそ寒かったのかなと思うほど。カッパの上着は防寒着としても今回大活躍しそうだ。
カメラに映っている以上に空が明るい。ほんのわずかでも、青空に向かって走っていくというのは気持ちがよいものだ。滞在中、一度も青空が見えないんじゃないか位の覚悟でやってきたからこれは幸先がいい(^ω^)。
事故のない、よい旅になりますように。
今日の最終目的地は帯広だ。
ひとりなので存分に気になる道路標識を撮影しながら進む
「俺のことは気にしなくていいから、気になるものは撮影してな」
と毎度む。に言われるのだが、時間的にもツーリングの流れ的にも安全面からしても「そうはいくかいな!」と思うことも多々・・2人で走っていると気になるものを見つけても諦めることの方が多いが、今回はひとりなので気になるものは(安全に停まれそうな場所であれば)基本的に全部回収していくつもり(^ω^)。
メロン熊とパチリ。
シカさんシリーズ、今回でさらにコレクションが増えた(^ω^)。ムフフ。
占冠でついに雨が降り出す
信号の多い札幌市内を避け、小樽→石狩→南幌(なんぽろ)→由仁(ゆに)→夕張方面へと進んだのだが、雨は降らずとも徐々に風が強くなっていく。
北海道ツーリングの強敵は雨より風。今日は狩勝峠の峠越えがあるのだが、それまでにはどうか風がやんでいますようにと祈りながら走る。
風はそこそこに、占冠(しむかっぷ)エリアに入ってからはついに雨が降り出した。トンネルは冷蔵庫の中か!というくらい寒かった。
占冠のホクレン(セルフ)で給油&トイレ休憩。ライダーフラッグ&ステッカーの販売もあったので購入。赤をゲットだぜ٩( ‘ω’ )و。
雲海で有名な「トマム」という町を通ってみたくて
夕張・占冠・南富良野(かなやま湖)あたりは何度も走っているのに「トマム」へ続く道、道道136号線・道道1117号線を走ったことがない。
今回はできるだけ走ったことがない道やひさしぶりの道を使ってみたい。
・・ヘルメットを叩く雨音がえらく気になり始めた頃、突如現れたトマム駅。
随分立派なJRトマム駅
・・・ほ、ほほぅ。
駅の周りの町の雰囲気と駅の大きさがとても不釣り合いに感じるなぁと。思わず気になって足を止めてしまった。
駅の標高は537m。旅客を扱う駅としては北海道で最も標高の高い駅なのだそうだ。こんなに立派なのに人の気配はなく無人駅。
少し寂しい気持ちになって駅を後にした。
トマムの町では有名な「星野リゾート」を発見できたが・・、想像していたよりもずっと静かな町だった。
それにしても何というか、カッパの上着の縫い目から浸水している気がしないでもない。とても雨を感じる(笑)。
道道1117号線を進み狩勝峠へと進んでいく。ここまで来たときには風も雨も随分と穏やかになっていた。ほっとする。
向こう側に青空が見えた狩勝峠
R38に出て、狩勝峠へと走っているとずっと向こうに青空が広がっていた。
雨にあたりながらも「もしかしたらあそこの下は晴れているのかも」と希望を持てることがどれだけうれしいことか(^ω^)。
狩勝峠頂上。
お店のシャッターは閉まっていたので写真だけ撮ってスルー。
峠を下ると雨が止み、気温が上がり、路面が大分乾いていた。
気温はここまで19-25℃。
7月だ。雨が止めば走っているうちにすぐにカッパが乾く。
新得の町でそばを食べたい!
雨に当たっているときにとっても悩むのが食事だ。
雨が降っていると屋根があったとしてもカッパを脱ぐのも一苦労。例え雨が止んでいてもカッパを脱いだ後の自分の湿り具合がとても気になる。
なので今日のお昼ご飯はコンビニ飯を覚悟していたのだが、雨が止んだ。そこにちょうど現れた新得町の「新得そばの館」。11時過ぎ。お昼ご飯にもピッタリの時間だ。
北海道というと、海鮮やジンギスカンに目を向けがちだが蕎麦もおいしいのだ。
そばの名産地のひとつ、新得(しんとく)でずっと食べてみたかったが、新得町から帯広市まで40キロほど。意志の弱いわたしは今まで帯広グルメを優先してしまっていたのだ。でも今日は大チャンス。
カッパを脱いでみるとやはり上着は浸水して濡れていたが、下半身は鉄壁の守りのおかげで問題なさそうだ。一応お尻の下に敷くタオルは持って行く。
カウンター席があればいいなと店内に入ったが、6人くらい座れるテーブル席と座敷しかない模様。
・・・しまったこれは・・・。
と思いお店を出ようとしたのだが、店員さんに声をかけていただき。
「カッパを着てはいたけれど濡れていてご迷惑をおかけするかもしれないので」と正直にお伝えすると、いやな顔ひとつもせず「座敷でもテーブルでもどうぞどうぞ!」とわたし一人のために6人はゆうに座れるテーブルを案内してくださった(涙)。
お心遣いがうれしくて、できるだけお金を使おうと考えなしで注文をしたら・・
わたしは天ぷらをそんなに食べる人間じゃないのにこんな注文の仕方をしてしまった(DEBUなのに案外脂ものは得意ではない、笑)。ごぼう天は好きなのよ・・!でも、なぜ天丼ではなくせめて豚丼セットにしなかったんだろう。
少し太めで食べ応えのある蕎麦はわたし好みで、つゆをつけなくてもそのままでおいしかった。
ずっと食べたかった新得そば。まさか今回食べれるとは思わなかった。本当にありがとうございました!(バッチシ完食)
その後は清水町あたりを適当に徘徊
北海道は大きい道を一本入った町道で自分だけの景色を見つけることができたりする。
不安のない軽やかな色の空がありがたい。ああ、しあわせだなぁ。
一灯点滅式信号機が黄色と赤色でバラけているものを初めて見た。
これは白看板の類なのか?
芽室町にはリスがたくさん出現するのか?!(町中で何枚か見かけた)
古そうな案内標識もたくさん見つけることができた。
知らない道を走るってなんて楽しいんだろう。ホクホクである(^ω^)。
15時前、帯広のホテルニューオビヒロへ
JR帯広駅近くのホテルニューオビヒロが今日の宿。チェックインの時間にいい感じで到着できた。完璧だ。
じゃらんで予約する際、200㏄のバイク一台という旨を連絡していると屋根下の場所を確保してくださっていた(大感謝)。
本当は釧路まで進みたかったが(プラス130キロくらい)天気が悪い予報もあり、その手前までとなるとやはり帯広が候補にあがるのだが土曜日ということでお手頃な宿が見つからず。
最後までどこを最終目的地にするか迷ったのだが直前になってキャンセルが出たのか?たまたまこの宿が空いていたのだ。バイクも屋根下に置かせてもらえるし本当にラッキーだった(バイク駐輪代は220円だったかな)。
チェックイン後、シャワーを浴びて洗濯&乾燥をしている間の1時間、仮眠をとってすっきり٩( ‘ω’ )و。
せっかくグルメの街・帯広市の滞在。このまま引きこもるのはもったいない。折り畳みの傘を持って街にでかけよう。
・バンバン走行距離:308.7キロ
長くなったので後半に続きます。
- こちらをどうぞ→帯広グルメと世界で唯一のばんえい競馬を楽しむ夜【2024-4話】
帯広って道東に行っても道北に行ってもどこに行っても結局寄ってしまう不思議な街なんよねぇ~!
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