ベストシーズン!サクラマスの遡上と螺湾ブキのトトロの世界【2024-9話】

2024.7.9(火)くもりときどき晴れ一時雨 弟子屈→足寄→小樽港【前編】

ついに最終日の朝が来てしまった。6時起床。

セイコーマートで買っていたものをお腹に入れておく。普段、パスタとおにぎりの組み合わせなんて絶対しないのに、限られた食事の回数の中で食べたいものを食べようとするとこうなってしまう(笑)。廊下にレンジあり。

2日間お世話になりました。

荷物を運んでいると、宿のご主人と関東のライダーさんから「さくらの滝が今絶好調」だと情報を得る。

「1秒に1匹は飛んでる」「あれは感動する」「こんなときはないよ」

さくらの滝は清里町にある滝で、この時期サクラマスの遡上を見ることができる場所なのだ。10年前の9月に見に行ったことがある。

確かに、9月のサクラマスの遡上は5分待ってやっと1匹飛んでいる姿を見れるかどうかで。6~8月が時期と言われているので今が最盛期なのは間違いないのだろう。でも小樽とは逆方向なんだよなぁ。

ご挨拶をして7時出発。大きすぎるバイクガレージが本当にありがたすぎた。次はバンバン2台で来れますように。

硫黄山を拝んで、

一路、東へ さくらの滝へGO!

悩んだ挙句、小樽とは逆方向になってしまうが、さくらの滝へ行くことにした。片道30キロちょっと距離があるが北海道なら誤差の範囲だろう(^ω^)。

季節によっておいしいもの、見れるものが限られていたりもする。とても良い時期に来れたと思う。7月の北海道はひさしぶりだ。せっかくならひとつでもベストシーズン!のものを見れたら、と思って。

あまり見たことのない道路標識にも遭遇できたし、これも縁。

舗装されていない駐車場には数台の車とバイクが停まっていた(簡易トイレはこのとき設置されていたが、水場・ティッシュ無しなので持参のこと)。

どれどれ?と滝に近づいて観察してみると

と、飛んだ!!

今回、ミラーレス&望遠レンズを持ってきていないので手持ちのカメラではこれが限界ショットだったのだが、こんなに頻繁に飛ぶんだと。

サクラマスはヤマメが海に行って大きくなって帰ってきたもの。滝は3mほど。

見ている限り「絶対ジャンプ力足りてないやろ・・」「成功者は本当に現れるのだろうか」と思うわけだが、跳ね返されても跳ね返されても果敢に挑戦する姿にグッとくる。

ばんえい競馬もだけど、ここも時間さえあったら1日中見ていられると思う。ええもん見れた(^ω^)。

さて、次は当初から予定していた足寄へ向かおう。

advertisement

トトロの世界・・足寄のラワンブキも今が旬

7月に北海道に行けることになって、絶対に行きたい場所のひとつに挙げていたのが足寄(あしょろ)だ。

2018年の6月に訪れるも数年前の台風の被害でラワンブキ鑑賞圃場(ほじょう)に入ることができなかったのだ。

6月中旬だというのに気温が一桁。ここから道東はありったけの服を着ても寒くて辛すぎたのは強烈な思い出(まんまるやん、笑)。

今回こそは!と鼻息荒く乗り込むことに。

前回レンタルバイクであきらめたオンネトー螺湾間の道道949号線~ダート~道道664号線を走るチャンスでもあったのだが、宿のご主人から

「今日小樽で帰るならダートを走るのは辞めといたほうがいい」

と。そりゃそうだ。バンバンとはある程度のダートは走れるとはいえ、わたしはここのダートの深さを知らない。何かあって今晩のフェリーに間に合わなかったら話にならないしね。

でも単純往復はたのしくないなぁと思っているとR241から舗装林道(?)を発見。

わたしの手持ちのツーリングマップル(最新でも2022)には記載がないようだが

案内標識によると緑資源幹線林道というのかな。多少落ち葉はあったりしたが静かな舗装道路でとても走りやすかった◎。

念願のラワンブキ鑑賞圃場は?!

びっくりなのだが、誰もいなかった(笑)。

今年は全国どこに行っても人だらけ海外からの観光客だらけで。何なら海外の方の方が多いのでは?という場所も多かったので北海道も覚悟していたのだが、有名な観光地に行ってないからか(美幌峠ぐらい?でも人は少なかった)、何かの「待ち」もなければ「渋滞」も皆無で非常に快適にツーリングができている。

圃場前に空き地のような駐車スペース有。自然豊かなところなので、虫は多いのは覚悟のうえで。

青空も見えてキタァァ٩( ‘ω’ )و

7月ともなると虫に食べられていたり傷んでいるラワンブキも多かったりするようだが、それでも今回、圃場の中に入ることができて感無量。大きなラワンブキと一緒に写真も撮れたし(^ω^)。

圃場の中を順路で案内はしてくれているけれど、近くには川が流れているしうっかり進みすぎて川に突っ込んでしまわないようにお気をつけて。

白くなったボロボロのヘキサゴンが健在なのも確認できてよかった(^ω^)。

この辺りは午前中の早い時間に通過済の予定だったのだが、サクラマスの遡上を見に行ったおかげでお昼ご飯の時間になった。これも巡り合わせだなぁ。

せっかくだから道の駅に行ってみよう。ラワンブキを食べることができるかもしれない。

大好きなラワンブキ。セイコーマートの煮物以外で何か食べてみたいのだ(^ω^)。

北海道ツーリング2024 記事一覧

01.晴れ予報のない7月の北海道ツーリング・現地4泊5日【2024-1話】

02.6年ぶりのロングソロツーリングが始まる!北海道上陸【2024-2話】

03.小樽→帯広へ!雨の北海道ツーリングを覚悟していたけれども【2024-3話】

04.帯広グルメと世界で唯一のばんえい競馬を楽しむ夜【2024-4話】

05.今日も雨予報、相性悪い美幌峠だったはずじゃないか【2024-5話】

06.【激レア】カーリングストーンの道路標識?!2年前の宿題完了【2024-6話】

07.津別峠へ雲海チャレンジ&曇り空が青空に変わるとき【2024-7話】

08.快晴の北太平洋シーサイドラインと難読地名とセコマのカツ丼【2024-8話】

09.ベストシーズン!サクラマスの遡上とラワンブキのトトロの世界【2024-9話】

10.ラワンブキとツーリングマップル2017とトリトンと【2024-10話】

11.新日本海フェリーで京都へ・2024北海道ツーリングまとめ【2024-11話/完】

advertisement
最新情報をチェックしよう!